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Oracle® Hyperion Financial Management管理者ガイド

E79705-03
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Alloc

別の視点にデータを配賦します。この関数は、配賦ルールで使用できます。

構文

HS.Alloc ("SourcePOV","DestPOV","EntityList","AllocExp","PlugAccount")

表11-6 Alloc関数の構文

パラメータ 説明

SourcePOV

配賦されるデータのソース視点。

勘定科目のメンバーを必ず指定し、オプションでICPおよびカスタム・メンバーを指定します。ICPおよびカスタム・メンバーを指定しない場合は、次のようになります。

  • デフォルトのICPメンバーが、[ICP Top]になります。

  • デフォルトのカスタム・メンバーはその勘定科目のTopMemberです。

DestPOV

データの配賦先を識別する宛先視点。

勘定科目のメンバーを必ず指定し、オプションでICPおよびカスタム・メンバーを指定します。使用に関する次のルールに注意してください:

  • ICPメンバーを指定しないと、デフォルトで[ICP None]が使用されます。

  • カスタム・メンバーを指定しないと、デフォルトで[None]が使用されます。

  • エンティティのメンバーを指定し、EntityList引数を[Base]にした場合は、指定したメンバーが親とみなされます。

EntityList

データの配賦先エンティティを識別するメンバー・リスト。システム定義の[Base]エンティティ・リストを使用するか、ユーザー定義のリストを使用できます。

[Base]システム定義のリストを使用する場合は、宛先視点に親メンバーとして指定されたエンティティが使用されます。ユーザー定義のリストを使用し、そのリストに親メンバーが含まれる場合、親メンバーは無視されます。

AllocExp

各エンティティに配賦されるデータを識別する式。この式は、次のタイプの値を含むことができます。

  • 数値

  • 数値を識別する勘定科目の式。勘定科目のメンバーは必ず指定し、オプションでICPおよびカスタム・ディメンションのメンバーを指定できます。使用に関する次のルールに注意してください:

    - カスタム・メンバーを指定しない場合、デフォルトはTopMemberです。

    - ICPメンバーを指定しない場合、デフォルトは[ICP Top]です。

    - シナリオ、年、期間、ビューまたは値のメンバーを指定しない場合、デフォルトは現在になります。

    - エンティティ・メンバーを指定しない場合、デフォルトは宛先エンティティになります。

PlugAccount

調整勘定科目の名前。この引数はオプションです。ソース視点の勘定科目と調整勘定の属性を比較して、必要に応じて、ソース視点にある勘定の金額の符号を逆にします。

勘定科目のメンバーを必ず指定し、オプションでICPおよびカスタム・メンバーを指定します。使用に関する次のルールに注意してください:

  • ソース視点のエンティティ・メンバーが親の場合、またはソース視点の値メンバーがEntity Currencyでない場合、この引数は使用できません。

  • ICPのメンバーを指定しないと、デフォルトで[ICP None]が使用されます。

  • カスタム・メンバーを指定しないと、デフォルトで[None]が使用されます。

戻り値

なし。

この例では、TangibleAssets勘定科目からのデータは現金勘定科目に配賦されます。

Call HS.ALLOC ("A#TangibleAssets","A#Cash","NewEngland","A#TangibleAssets","A#Plug")