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Oracle® Hyperion Financial Management管理者ガイド

E79705-03
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アプリケーションのインポート

同種データベースを使用して、データベース間またはEPMシステム間でアプリケーションをインポートできます。両方のEPMシステムでOracle DBまたはSQL Serverを使用する必要があります。アプリケーションをインポートするには、アプリケーション管理者役割と、Financial Managementアプリケーション作成者役割のShared Servicesでプロビジョニングされていることが必要です。

アプリケーションを同じ環境にインポートして名前を変更するか、新しいアプリケーションを別のプロジェクトおよびクラスタに登録できます。

すべての年およびシナリオのデータをインポートするか、特定の年およびシナリオを選択できます。

デフォルトでは、プロセスによって、アプリケーション・プロファイル情報、メタデータ、およびセキュリティ情報が複製されます。タスクとデータの監査情報を、ソース・アプリケーションから宛先アプリケーションにインポートするよう選択することもできます。

アプリケーションのインポートの前提条件

アプリケーションをインポートする前に、次の手順を実行する必要があります。

  • ソース・データベースと宛先データベースの間にデータ通信リンクを作成する必要があります。

  • Oracleデータベースを使用している場合は、データベース・リンクを作成する必要があります。

  • SQL Serverデータベースを使用している場合は、リンク・サーバーを作成する必要があります。

  • HFMデータベースに、データベース・リンクまたはリンク・サーバーを作成する権限があることを確認してください。

  • 役割によってユーザーをプロビジョニングするのではなく、1回限りの明示的なDB権限をユーザーに付与する必要があります。

アプリケーションをインポートするには:

  1. 宛先EPMシステムにログオンします。
  2. 「ナビゲート」「管理者」「連結管理」の順に選択します。
  3. 「管理」アプリケーションのインポートの順に選択します。
  4. Oracleデータベース間でインポートする場合はデータベース・リンクを選択し、SQL Serverデータベース間でインポートする場合はリンク・サーバーを選択します。

    データベース・リンクまたはリンク・サーバーを選択すると、ソース・アプリケーションがリストされます。

  5. アプリケーション・リストから、ソース・アプリケーションを選択します。
  6. 宛先アプリケーション名および宛先アプリケーションの説明を指定します。

    ソース・アプリケーションはこの名前と説明でインポートされます。

  7. 「クラスタ」で、アプリケーションを登録するクラスタを選択します。
  8. 「ユーザー管理プロジェクト」で、アプリケーションを登録するプロジェクトを選択します。
  9. オプション: 監査表のインポート・オプションを選択して、データ監査表とタスク監査表をソースから宛先アプリケーションにインポートします。
  10. オプション: データ表のインポート・オプションを選択して、データ表をソースから宛先アプリケーションにインポートします。

    データ表のインポートを選択した場合は、シナリオ・フィルタと年フィルタも選択する必要があります。

  11. 「インポート」をクリックします。

インポート・プロセスを開始したときに、管理モードが有効化されます。すべてのユーザーはアプリケーションからログアウトされ、プロセスが完了するまで再度ログインできなくなります。

「管理タスク」ページが表示され、アプリケーションのインポート・タスクの進行状況をモニターできます。

ソース・アプリケーションが正常にインポートされると、新しく作成されたアプリケーションは指定したクラスタおよびプロジェクトに登録され、新規アプリケーションを開けるようになります。