Oracle Hyperion Financial Managementのレコードは、ディメンション・メンバーの特定の交差についてすべての基本期間のデータを保持します。
サブキューブは、次のディメンションの同じメンバーを共有するすべてのセルで構成されます。
サブキューブには、通貨サブキューブとノード・サブキューブの2タイプがあります。これらのタイプのサブキューブは、エンティティおよび値のディメンション・メンバーの使用方法において異なります。
- 通貨サブキューブには、適用可能なノード以外の値ディメンション・メンバーを共有するセルが含まれます。通貨サブキューブの場合、エンティティ・メンバーの親は関係ありません。適用可能なノード以外の値ディメンション・メンバーは次のとおりです。
- ユーザー定義の通貨のメンバー。ユーザー定義の通貨ごとに、3つ組の値ディメンション・メンバーが1つ存在します。たとえば、アプリケーションにUSDという通貨がある場合、その通貨の3つ組の値ディメンション・メンバーはUSD、USD AdjsおよびUSD Totalとなります。3つ組は、引き続き3つの別個のサブキューブと見なされます。
- エンティティのデフォルト通貨を指す3つ組。この3つ組は、<Entity Currency>、<Entity Curr Adjs>および<Entity Curr Total>の値メンバーで構成されます。
- [None]値メンバー。
注意:
親エンティティのデフォルト通貨(<Parent Currency>、<Parent Curr Adjs>および<Parent Curr Total>)を指すノード以外の値ディメンション・メンバーは、通貨サブキューブとは関係ありません。
- ノード・サブキューブには、共通ノードの値ディメンション・メンバーを共有するセルが含まれます。ノード・サブキューブの場合、親と子の両方のエンティティ・メンバーを指定する必要があります。ノードの値ディメンション・メンバーは次のとおりです。
- [Contribution Total]
- [Contribution Adjs]
- [Contribution]
- [Elimination]
- [Proportion]
- [Parent Total]
- [Parent Adjs]
- [Parent]
サブキューブは連結を目的とした自然単位のデータであるため、Financial Managementの様々な場所で、データの移動および処理がサブキューブ・ベースで実行されます。