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Oracle® Hyperion Financial Management管理者ガイド

E79705-03
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Financial Managementのレコードおよびサブキューブ

Oracle Hyperion Financial Managementレコードは、ディメンション・メンバーの特定の交差についてすべての基本期間のデータを保持します。

サブキューブは、次のディメンションの同じメンバーを共有するすべてのセルで構成されます。

  • シナリオ
  • エンティティ

サブキューブには、通貨サブキューブとノード・サブキューブの2タイプがあります。これらのタイプのサブキューブは、エンティティおよび値のディメンション・メンバーの使用方法において異なります。

  • 通貨サブキューブには、適用可能なノード以外の値ディメンション・メンバーを共有するセルが含まれます。通貨サブキューブの場合、エンティティ・メンバーの親は関係ありません。適用可能なノード以外の値ディメンション・メンバーは次のとおりです。
    • ユーザー定義の通貨のメンバー。ユーザー定義の通貨ごとに、3つ組の値ディメンション・メンバーが1つ存在します。たとえば、アプリケーションにUSDという通貨がある場合、その通貨の3つ組の値ディメンション・メンバーはUSD、USD AdjsおよびUSD Totalとなります。3つ組は、引き続き3つの別個のサブキューブと見なされます。
    • エンティティのデフォルト通貨を指す3つ組。この3つ組は、<Entity Currency>、<Entity Curr Adjs>および<Entity Curr Total>の値メンバーで構成されます。
    • [None]値メンバー。

    注意:

    親エンティティのデフォルト通貨(<Parent Currency>、<Parent Curr Adjs>および<Parent Curr Total>)を指すノード以外の値ディメンション・メンバーは、通貨サブキューブとは関係ありません。
  • ノード・サブキューブには、共通ノードの値ディメンション・メンバーを共有するセルが含まれます。ノード・サブキューブの場合、親と子の両方のエンティティ・メンバーを指定する必要があります。ノードの値ディメンション・メンバーは次のとおりです。
    • [Contribution Total]
    • [Contribution Adjs]
    • [Contribution]
    • [Elimination]
    • [Proportion]
    • [Parent Total]
    • [Parent Adjs]
    • [Parent]

サブキューブは連結を目的とした自然単位のデータであるため、Financial Managementの様々な場所で、データの移動および処理がサブキューブ・ベースで実行されます。