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Oracle® Hyperion Financial Management管理者ガイド

E79705-03
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IsBase

現在のメンバーまたは指定したメンバーが、アプリケーションまたは指定した親の基本メンバーであるかどうかを調べます。この関数は、次のタイプのルールで使用できます:

  • 計算

  • 換算

  • 連結

  • 配賦

    注意:

    基本メンバーとは、子を持たない(ツリー階層の一番下にある)メンバーのことです。

構文

HS.<Object>.IsBase("Parent","Element")
HS.Node.IsBase("Parent"."Entity"."S#Scenario.Y#Year.P#Period")
HS.<Object>.IsBase("","")
HS.Custom(Dimension).IsBase(Member)

注意:

この関数を現在のメンバーに適用するには、空白の文字列(" ")を使用します。

表11-31 IsBase関数の構文

パラメータ 説明

<Object>

次のオブジェクトのキーワードのいずれか:

  • Account

  • Custom1...4

  • Custom (カスタム・ディメンション・ラベル)

  • Entity

  • Parent

Parent

有効な親メンバー。

注意:

Parentは、Nodeと共に使用する場合にのみ必須です。

Element

次のいずれかのディメンションの有効なメンバーの名前。選択したオブジェクトによって異なります。

  • 勘定科目

  • Custom1...4

  • カスタム

  • エンティティ

Entity

エンティティ・ディメンションの有効なメンバーの名前。

Scenario

シナリオ・ディメンションの有効なメンバーの名前。

Year

有効な年。

Period

有効な期間。

注意:

Nodeオブジェクトを使用した場合は、要素が指定した親のアクティブな基本メンバーかどうかが調べられます。

戻り値

要素が指定した親の下位にある基本メンバーである場合にTRUEとなり、親が指定されていない状態ではアプリケーションの基本メンバーとなるブール式。要素が基本メンバーではない場合はFALSEになります。

ノードの場合は、要素が指定した視点の親の下位にあるアクティブな基本エンティティである場合はTRUEになります。要素がアクティブな基本エンティティでない場合はFALSEになります。

この例では、ConnecticutがEastRegionの下位にある基本エンティティであると、If...Then行とEnd If行の間にあるすべての文が実行されます。

If HS.Entity.IsBase("EastRegion","Connecticut") = TRUE Then
  ...
End If
If HS.Custom("Prod").IsBase("P3000-Phones") = TRUE Then
...
End If