システム・ビューv$sysstat
のREDOログ・バッファ割当て再試行回数の値には、ユーザー・プロセスがREDOログ・バッファ内のスペースを待機した回数が反映されます。この値は適切にサイズ設定されたデータベースに対してゼロに近い必要があります。例:
select name, value
from v$sysstat
where name = 'redo buffer allocation retries'
NAME VALUE
redo buffer allocation retries 1021967
ログ・バッファに更新用のスペースがない場合、データベースは待機してから再試行する必要があります。この例では、データベースは合計1,021,967回再試行しています。パフォーマンスを向上させるには、LOG_BUFFERパラメータ値を増やします。この値はバイト単位で表され、"ログ・ブロック・サイズ"値(オペレーティング・システムのブロック・サイズ)の倍数である必要があります。Oracle Hyperion Financial Managementアプリケーションの場合、LOG_BUFFERを最小値8MBに設定した後、前述の問合せを使用してパフォーマンスをモニターし、必要に応じて増やします。LOG_BUFFERを増やす必要がある場合は、一度に50%ずつ増やすことをお薦めします。