現在のディメンション・メンバーまたは指定したメンバーの子メンバーの数を取得します。この関数は、次のタイプのルールで使用できます:
計算
換算
連結
配賦
注意:
メンバーがツリー階層で別のメンバーのすぐ1つ下のレベルにある場合、そのメンバーは子です。指定したオブジェクトの1つ下のメンバーのみがカウントされます。
構文
HS.<Object>.NumChild("
Element")
HS.Node.NumChild("S#Scenario.Y#Year.P#Period.E#Entity")
HS.<Object>.NumChild("")
HS.Custom(Dimension).NumChild(Member)
注意:
この関数を現在のメンバーに適用するには、空白の文字列(""
)を使用します。
表11-38 NumChild関数の構文
パラメータ | 説明 |
---|---|
<Object> |
次のオブジェクトのキーワードのいずれか:
|
Element |
次のいずれかのディメンションの有効なメンバーの名前。選択したオブジェクトによって異なります。
AccountオブジェクトとCustomオブジェクトを使用する場合は、メンバーを指定する必要があります。空白の文字列は使用できません。 ディメンション全体の子メンバーの数を取得するには、次の例のように、
|
Scenario |
シナリオ・ディメンションの有効なメンバーの名前。 |
Year |
有効な年。 |
Period |
有効な期間。 |
Entity |
エンティティ・ディメンションの有効なメンバーの名前。 |
NumChild関数をExp
関数に組み込むことができます。NumChild
関数を組み込む場合は、NumChildの引数を引用符で囲わないでください。
戻り値
子メンバーの数を識別する文字列。NODEの場合は、指定したメンバーのアクティブな子の数を取得します。
例
この例では、Regionalエンティティ直下にエンティティの平均売上高を保管するSalesChildという名前の勘定科目がアプリケーションに含まれています。SalesChildの金額を計算するために、Sales勘定の金額を、Regional直下の子の数で割っています。
HS.Exp "A#SalesChild = A#Sales/HS.Entity.NumChild(Regional)"