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Oracle® Hyperion Financial Management管理者ガイド

E79705-03
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データの再使用

EXP関数を使用して、ある勘定科目のデータを別の勘定科目に挿入します。EXPの引数は、設定される勘定科目と値の取得元の勘定科目を含みます。引数は等式の形式にし、等号の左側にはターゲットの勘定科目を指定し、右側にはソースの勘定科目を指定します。

注意:

EXPは、現在のディメンション・メンバーを含む勘定科目の交差にデータを挿入します(現在のディメンション・メンバーを参照)。さらに、勘定科目式の文字を使用して、現在のカスタム・メンバーとICPメンバーを上書きできます。

この例では、計算ルールによって、PrevCash勘定科目がCash勘定科目の値に設定されます。

HS.EXP "A#PrevCash = A#Cash"

勘定科目式の文字を使用して、EXPの引数で、等号の両側にディメンションのメンバーを指定できます。EXPを参照してください。この例は、PrevCash勘定科目とカスタム3ディメンションのGolfメンバーの前年度の交差のデータを、PrevCashとGolfの当年度の交差に挿入します。

HS.EXP "A#PrevCash.C3#Golf = A#Cash.Y#Prior.C3#Golf"

ヒント:

勘定科目式の文字Y#の後に続くPriorキーワードによって、EXPは、前年度のデータを取得できます。勘定科目の式には、年や期間に適用される同様のキーワードが複数あります。期間および年のキーワードを参照してください。