EXP
関数を使用して、ある勘定科目のデータを別の勘定科目に挿入します。EXP
の引数は、設定される勘定科目と値の取得元の勘定科目を含みます。引数は等式の形式にし、等号の左側にはターゲットの勘定科目を指定し、右側にはソースの勘定科目を指定します。
注意:
EXP
は、現在のディメンション・メンバーを含む勘定科目の交差にデータを挿入します(現在のディメンション・メンバーを参照)。さらに、勘定科目式の文字を使用して、現在のカスタム・メンバーとICPメンバーを上書きできます。
この例では、計算ルールによって、PrevCash勘定科目がCash勘定科目の値に設定されます。
HS.EXP "A#PrevCash = A#Cash"
勘定科目式の文字を使用して、EXP
の引数で、等号の両側にディメンションのメンバーを指定できます。EXPを参照してください。この例は、PrevCash勘定科目とカスタム3ディメンションのGolfメンバーの前年度の交差のデータを、PrevCashとGolfの当年度の交差に挿入します。
HS.EXP "A#PrevCash.C3#Golf = A#Cash.Y#Prior.C3#Golf"
ヒント:
勘定科目式の文字Y#
の後に続くPrior
キーワードによって、EXP
は、前年度のデータを取得できます。勘定科目の式には、年や期間に適用される同様のキーワードが複数あります。期間および年のキーワードを参照してください。