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Oracle® Hyperion Financial Management管理者ガイド

E79705-03
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視点の設定

POVバーを使用して、バックグラウンドPOVおよび選択可能POVを定義できます。フォームのバックグラウンドPOVは、各ディメンションに、データ・フォームに表示される初期値を指定します。フォームのSelectable POVは、ユーザーが選択できるメンバーのディメンションで構成されます。

POVバーのディメンションには、メンバーを選択してバックグラウンドPOVメンバーを指定します。メンバー・リストを選択すると、データ・フォーム・ユーザーがメンバーを選択できる選択可能POVとして使用されます。2つを超えるアイテムおよび1つを超えるメンバーまたはメンバー・リストは選択できません。

動的POVメンバー・リストを定義した場合、それを使用して、選択したディメンションに対して有効なメンバーを迅速に選択できます。「メンバー選択」ダイアログ・ボックスで、選択したディメンションの有効な動的POVメンバー・リストが、ダイアログ・ボックスの下部に接尾辞@POVを付けて表示されます。

POVを使用する場合は、次のルールが適用されます。

  • メンバーまたはメンバー・リストが選択されず、行または列でディメンションが使用されていない場合は、ディメンションの初期値としてユーザーPOVのメンバーが使用されます。

  • ディメンションのバックグラウンドおよび選択可能POVに値を指定し、バックグラウンドPOVのメンバーが選択可能POVのメンバー・リストに含まれていない場合は、選択可能POVのメンバー・リストにある最初のメンバーがバックグラウンドPOVメンバーとして使用されます。

  • 階層内のすべてのメンバーを操作できるように、ユーザーには、メンバー階層へのフル・アクセス権限が必要です。たとえば、ユーザーがカスタム4のすべてのメンバーにアクセスする場合、このケースでは、親エンティティCustomTopにアクセスできるようにする必要があります。

フォーム・デザイナ・グリッドは、行および列を含みます。新しいフォームの場合、デフォルトでは、シナリオ・ディメンションがグリッド列に使用され、期間ディメンションがグリッド行に使用されます。列または行をフォームに追加し、POVバーからグリッドの行および列にディメンションをドラッグ・アンド・ドロップしてデータ・フォーム・レイアウトを定義できます。同じ行または列に1つを超えるディメンションをドラッグ・アンド・ドロップする場合、ディメンションの順序を変更できます。ディメンションをクリックすると、「メンバー選択」ページからメンバーを選択してグリッドまたはPOVに含めることができます。

グリッドの行または列を選択すると、対応する行および列のオプションが「フォームの詳細」プロパティ・ペインに表示されます。行または列に計算式を含めることができます。この場合、行または列にディメンションをドラッグ・アンド・ドロップできないので、かわりにプロパティ・ペインを使用して、行または列に計算式を入力する必要があります。行に使用されるディメンションは、列に使用できません。この逆の場合も同様です。