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Oracle® Hyperion Financial Managementユーザーズ・ガイド

E79706-02
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プロセス・コントロールのアラートの生成

プロセス・コントロール・モジュールを設定して、プロセス・コントロールでのステータスの変更に基づいて電子メール・アラートをトリガーできます。アラートは、「第1パス」、「確認レベル1」から「確認レベル10」、「提出済」、「承認済」、または「発行済」のアクションに対して設定できます。プロセス単位が「開始していません」レベルの場合、またはサインオフ・アクションに対しては、電子メール・アラートは生成されません。

電子メール・アラートを生成する前に、メタデータ・ファイルのシナリオ・ディメンションのSupports Process Management=A属性を使用可能にする必要があります。この属性を使用可能にすると、確認時に、電子メール・アラートを受信するセキュリティ権限を持っているユーザーに向けて電子メール・アラートが生成されます。

データ・グリッドまたはプロセス・コントロール・モジュールでプロセスの確認アクションを行うときは、管理者が設定したシナリオ設定およびセキュリティ権限に基づいて、アクションの適切なユーザーに対して電子メール・アラートが自動的に送信されます。たとえば、プロセス単位が次のレベルに上がるときは、その確認レベルのプロセス単位に対して適切なアクセス権を持つユーザーのみが、アラートを受信できます。

プロセス・コントロールのアクションの前には、前のレベルのユーザーに、プロセス・コントロールのアクションの後には現在のレベルのユーザーに、それぞれ電子メール・アラートが送信されます。たとえば、ユーザー1とユーザー2は、両者とも「確認者4」の役割アクセス権を持っています。また、ユーザー3とユーザー4は、「確認者5」の役割アクセス権を持っています。プロセス単位がレベル4にあり、これがレベル5に上がるときは、ユーザー1とユーザー2はアクションのレベルを上げる前のレベル4にあるため、電子メール・アラートを受信します。ユーザー3とユーザー4は、アクションのレベルを上げた後の現在のレベルはレベル5になり、このレベルにあるため、電子メール・アラートを受信します。

アラートが生成されるとアクションを行ったユーザーは確認の電子メールを受信します。確認の電子メールには、実行されたアクション、アクションにより影響を受けたプロセス単位、および各プロセス単位の電子メール・アラートを受信したユーザー名が含まれます。

プロセス・コントロールから電子メール・アラートを生成するには:

  1. プロセス単位、およびアクションを行う適切なユーザーに対して、電子メール・アラートのセキュリティ・アクセス権を使用可能にします。

    『Oracle Hyperion Financial Management管理者ガイド』を参照してください。

  2. オプション: コメントを追加するには、「プロセス・コントロール」でプロセス単位を選択し、「コメント」にコメントを入力します。

    確認アクションを行った結果、適切なユーザーに対してアラートが生成されます。コメントは、生成されたすべてのアラートに使用されます。