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Oracle® Hyperion Financial Managementユーザーズ・ガイド

E79706-02
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データの計算

データの計算は、データ・グリッドまたはプロセス・コントロール・モジュールから実行できます。

データを計算すると、選択したシナリオ、年、期間、エンティティおよび値に対して計算ルールが実行されます。また、以前に計算されなかった同じ年のそれ以前の期間がすべて計算されます。たとえば、6月のデータを計算すると、1月から5月の以前に計算されなかったデータが計算されます。

親値ではなく、コントリビューション値を計算できます。コントリビューション値は、依存エンティティによって親に追加される値です。コントリビューション値を選択すると、コントリビューションの合計を親エンティティにロールアップせずに、現在のエンティティの値ディメンション・メンバーがロードされます。また、コントリビューション値を生成するために計算の実行を強制することもできます。

「計算」オプションは、セルの最後の計算以降にデータが変更されたセルにのみ使用できます。データが変更されていないセルを計算するには、「計算の強制」オプションを使用します。たとえば、セルで、前の期間の値に基づいて現在の期間の値を計算する式が使用されているとします。前の期間の値が変更されたら、「計算の強制」を使用して現在の期間の値を再計算できます。

データを計算した後、「データの計算」メニュー・オプションが使用不可になります。新規のデータまたはメタデータをロードまたは入力すると、「データの計算」メニュー・アイテムが再び使用可能になります。「データの計算」オプションが使用不可の場合に、「計算の強制」オプションを使用してデータを計算できます。

データを計算するには:

  1. データ・グリッドを開き、視点を選択します。
  2. データを計算するセルを選択します。
  3. 右クリックし、次のいずれかのアクションを行います。
    • 選択したセルを計算するには、「計算」を選択します。

    • 選択したすべてのセルに対して計算の実行を強制するには、「計算の強制」を選択します。

    • コントリビューション値を計算するには、「コントリビューションの計算」を選択します。

    • 選択したすべてのコントリビューション値に対して計算の実行を強制するには、「コントリビューション計算の強制」を選択します。