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Oracle® Hyperion Financial Managementユーザーズ・ガイド

E79706-02
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データ・ファイルのセクション

データ・ファイルのセクションに、列順序、データ、ビュー、ライン・アイテムの詳細、および説明が含まれます。

表3-1 データ・ファイルのセクション

ファイルのセクション 説明

列順序

ディメンション・メンバーが表示される順序を指定します。デフォルトの列順序を指定する構文を次に示します:

!Column_Order = Scenario, Year, Period, View, Entity, Value, Account, ICP, Custom

デフォルトのディメンション・シーケンスはオプションです。必要に応じて列順序を変更でき、データ・ファイルには、複数の列順序セクションを指定できます。後続の各列順序セクションは、前に定義されたセクションを上書きします。

注意:

カスタム順序はロード・パフォーマンスに影響します。最適なパフォーマンスを維持するため、シナリオ、年、エンティティおよび期間ディメンションを先にリストします。

列順序のシーケンスでシナリオ、年または期間ディメンションを指定しない場合は、データ・ファイルの別のセクションで指定されているとみなされます。シーケンスにICPまたはカスタム・ディメンションを含めない場合は、「ICP None」および「なし」であるとみなされます。

表示

後続のすべてのデータのデフォルト・ビューを指定します。データ・ファイルには、複数の表示セクションを指定できます。各セクションは、有効な値ディメンションで開始する必要があります。後続の各表示セクションは、前に定義されたセクションを上書きします。表示セクションを指定しない場合は、視点でビューを指定する必要があります。

データ

有効な入力セルの数値を指定します。勘定科目でライン・アイテムの詳細を使用できない場合は、勘定科目にデータをロードする必要があります。

次に、このセクションの構文を示します。

<Scenario>; <Year>; <Period>; <View>; <Entity>; <Value>; <Account>; <ICP>;_ <Custom>; <Data>

注意:

ゼロはデータとして保管されます。アプリケーションにはゼロをなるべくロードしないでください。データベースのサイズが大きくなり、パフォーマンスが下がることがあります。

データ・ファイル全体にいくつかのデータ・セクションを指定できます。データ・セクションを最初の列順序セクションの前に配置すると、デフォルトの列順序が使用されます。

出資比率データを使用して、選択した親の子孫の最終出資比率と連結比率が計算されます。

出資比率情報は、システムにより自動的に生成されるSystemと呼ばれるメンバー・リストを介して、ICPディメンション内で管理されます。

連結比率データでは、エンティティ・メンバーの階層の親を認識しておく必要があります。連結比率データでは親が必要ですが、その他のすべての状況では無視されます。

ライン・アイテムの詳細

ライン・アイテムの詳細を、ライン・アイテムの詳細をサポートする有効なディメンションの組合せである勘定科目にロードします。ライン・アイテムは説明と値から構成される、区切られたペアで示されます。データ・ファイル全体の複数のライン・アイテムの詳細セクションを指定できます。次に、サンプルの視点、ライン・アイテムの詳細、およびライン・アイテムの値を指定する構文を示します。

!Line_Item_Detail

Actual; 2014; January; Periodic; Connecticut; USD; Salaries; [ICP None];_ Golfballs; Customer2; [None]; Increases;_ "John Doe"; 5000

ライン・アイテムの詳細は1つの期間にロードする必要があります。これを複数の期間にロードすることはできません。シナリオのデフォルトのビュー(YTDまたは期別)により、ライン・アイテムの詳細をロードする方法が決定されます。

ライン・アイテムの詳細の説明を空白にすることはできませんが、ライン・アイテムの詳細の値を空白のままにしておくことはできます。説明を一意にする必要はありません。視点を設定した後に説明と値のペアを入力しない場合は、エラーが発生し、ライン・アイテムの詳細の説明を入力するように求められます。

注意:

ライン・アイテムの詳細には、二重引用符(")のみ使用してください。一重引用符(')はサポートされていません。

説明

セル・テキスト情報を指定します。

セル・テキストの内容を区切るには、次のいずれかの区切り文字を使用します: パイプ記号(|)またはチルダ(~)。

次の構文は、サンプルのセル・テキストを指定しています:

!Description

Actual;2014;February;Periodic;California;USD;Sales;[ICP None];GolfBalls;Customer2;[None];Increases;"MaturityDate~02/28/12|CouponRate~8%|Rating~AAA"