データ・ファイルのセクションに、列順序、データ、ビュー、ライン・アイテムの詳細、および説明が含まれます。
表3-1 データ・ファイルのセクション
ファイルのセクション | 説明 |
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列順序 |
ディメンション・メンバーが表示される順序を指定します。デフォルトの列順序を指定する構文を次に示します:
デフォルトのディメンション・シーケンスはオプションです。必要に応じて列順序を変更でき、データ・ファイルには、複数の列順序セクションを指定できます。後続の各列順序セクションは、前に定義されたセクションを上書きします。 注意: カスタム順序はロード・パフォーマンスに影響します。最適なパフォーマンスを維持するため、シナリオ、年、エンティティおよび期間ディメンションを先にリストします。 列順序のシーケンスでシナリオ、年または期間ディメンションを指定しない場合は、データ・ファイルの別のセクションで指定されているとみなされます。シーケンスにICPまたはカスタム・ディメンションを含めない場合は、「ICP None」および「なし」であるとみなされます。 |
表示 |
後続のすべてのデータのデフォルト・ビューを指定します。データ・ファイルには、複数の表示セクションを指定できます。各セクションは、有効な値ディメンションで開始する必要があります。後続の各表示セクションは、前に定義されたセクションを上書きします。表示セクションを指定しない場合は、視点でビューを指定する必要があります。 |
データ |
有効な入力セルの数値を指定します。勘定科目でライン・アイテムの詳細を使用できない場合は、勘定科目にデータをロードする必要があります。 次に、このセクションの構文を示します。 <Scenario>; <Year>; <Period>; <View>; <Entity>; <Value>; <Account>; <ICP>;_ <Custom>; <Data>
注意: ゼロはデータとして保管されます。アプリケーションにはゼロをなるべくロードしないでください。データベースのサイズが大きくなり、パフォーマンスが下がることがあります。 データ・ファイル全体にいくつかのデータ・セクションを指定できます。データ・セクションを最初の列順序セクションの前に配置すると、デフォルトの列順序が使用されます。 出資比率データを使用して、選択した親の子孫の最終出資比率と連結比率が計算されます。 出資比率情報は、システムにより自動的に生成されるSystemと呼ばれるメンバー・リストを介して、ICPディメンション内で管理されます。 連結比率データでは、エンティティ・メンバーの階層の親を認識しておく必要があります。連結比率データでは親が必要ですが、その他のすべての状況では無視されます。 |
ライン・アイテムの詳細 |
ライン・アイテムの詳細を、ライン・アイテムの詳細をサポートする有効なディメンションの組合せである勘定科目にロードします。ライン・アイテムは説明と値から構成される、区切られたペアで示されます。データ・ファイル全体の複数のライン・アイテムの詳細セクションを指定できます。次に、サンプルの視点、ライン・アイテムの詳細、およびライン・アイテムの値を指定する構文を示します。
ライン・アイテムの詳細は1つの期間にロードする必要があります。これを複数の期間にロードすることはできません。シナリオのデフォルトのビュー(YTDまたは期別)により、ライン・アイテムの詳細をロードする方法が決定されます。 ライン・アイテムの詳細の説明を空白にすることはできませんが、ライン・アイテムの詳細の値を空白のままにしておくことはできます。説明を一意にする必要はありません。視点を設定した後に説明と値のペアを入力しない場合は、エラーが発生し、ライン・アイテムの詳細の説明を入力するように求められます。 注意: ライン・アイテムの詳細には、二重引用符(")のみ使用してください。一重引用符(')はサポートされていません。 |
説明 |
セル・テキスト情報を指定します。 セル・テキストの内容を区切るには、次のいずれかの区切り文字を使用します: パイプ記号(|)またはチルダ(~)。 次の構文は、サンプルのセル・テキストを指定しています:
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