タイムゾーンの操作

EQLには、対応するタイムスタンプを別のタイムゾーンで表したものを取得する関数が2つあります。

EQLでは、標準IANAタイムゾーン・データベース(https://www.iana.org/time-zones)がサポートされます。

TO_TZ。GMTでのタイムスタンプを受け取り、そのGMTでの時刻における、指定されたタイムゾーンのGMTオフセットをルックアップし、そのオフセット分を調整したタイムスタンプを返します。指定されたタイムゾーンが存在しない場合は、結果はNULLになります。
たとえば、TO_TZ(dateTime,'America/New_York')を使用すると、「GMTでdateTimeのときに、America/New_Yorkでは何時だったか」という質問に回答できます。
FROM_TZ。指定されたタイムゾーンでのタイムスタンプを受け取り、その時刻における、指定されたタイムゾーンのGMTオフセットをルックアップし、そのオフセット分を調整したタイムスタンプを返します。指定されたタイムゾーンが存在しない場合は、結果はNULLになります。
たとえば、FROM_TZ(dateTime,'EST')を使用すると、「ESTでdateTimeのときに、GMTでは何時だったか」という質問に回答できます。

次の表に、様々なタイムゾーン式の結果を示します。

この表に、いくつかのタイムゾーン式の結果をリストします。

式	結果
`TO_TZ(TO_DATETIME('2012-07-05T16:00:00.000Z'), 'America/New_York')`	2012-07-05T12:00:00.000Z
`TO_TZ(TO_DATETIME('2012-01-05T16:00:00.000Z'), 'America/New_York')`	2012-01-05T11:00:00.000Z
`FROM_TZ(TO_DATETIME('2012-07-05T16:00:00.000Z'), 'America/Los_Angeles')`	2012-07-05T23:00:00.000Z
`FROM_TZ(TO_DATETIME('2012-01-05T16:00:00.000Z'), 'America/Los_Angeles')`	2012-01-06T00:00:00.000Z