Consistency
ベース・クラスの静的インスタンスを使用して、一貫性保証のレベルを指定できます。そのように使用できるインスタンスは2つあります。
Consistency.ABSOLUTE
操作がマスター・ノードでサービスされることを要求します。この場合、レコードは常にマスターと一致します。
これは、要求できる一貫性保証のうち最も厳しいものですが、すべての読取りと書込みのリクエストがマスター・ノードでサービスされるというコストを伴います。すべてのトラフィックをマスター・ノード(パーティションごとに1台のみのマシン)に送ると、読取り操作をレプリカに分散しないことになります。また、マスターが読取りリクエストの処理でビジー状態になるため、書込み操作の速度も遅くなります。このことから、この一貫性保証はあまり使用しないようにします。
Consistency.NONE_REQUIRED
マスターと比較したレプリカの状態に関係なく、格納操作を進めることができます。これは、要求できる一貫性保証のうち最も緩やかなものです。格納のパフォーマンスは最もよくなりますが、アプリケーションが、古い(最新でない)情報を操作する可能性が高くなります。
Consistency.NONE_REQUIRED_NO_MASTER
読取り操作がマスターではなく常にレプリカでサービスされることが必要です。このポリシーが使用されると、使用可能なノードがマスターのみである場合、読取り操作は実行されません。
可能であれば、セカンダリ・ゾーン機能のためにも、この一貫性ポリシーを使用しないようにしてください。
たとえば、必ず最新データを扱う必要があるクリティカルな読取り操作を行うとします。この場合、次のようにします。
package kvstore.basicExample; ... import oracle.kv.Consistency; import oracle.kv.ConsistencyException; import oracle.kv.Key; import oracle.kv.Value; import oracle.kv.ValueVersion; import java.util.ArrayList; ... ArrayList<String> majorComponents = new ArrayList<String>(); ... // Define the major path components for the key majorComponents.add("Smith"); majorComponents.add("Bob"); // Create the key Key myKey = Key.createKey(majorComponents); // Now retrieve the record. Note that we do not show the creation of // the kvstore handle here. try { ValueVersion vv = kvstore.get(myKey, Consistency.ABSOLUTE, 0, // Timeout parameter. // 0 means use the default. null); // Timeout units. Null because // the Timeout is 0. Value v = vv.getValue(); /* * From here, deserialize using your Avro binding. */ } catch (ConsistencyException ce) { // The consistency guarantee was not met }