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Oracle® Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド
リリース5.0
E64891-02
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18.5 アプリケーション・レベル・アイテムの管理

アプリケーション・レベル・アイテムは表示されませんが、アプリケーションのグローバル変数として使用されます。アプリケーション・アイテムは、グローバル変数として使用できます。

18.5.1 アプリケーション・レベル・アイテムの作成

アプリケーション・レベル・アイテムを作成するには、次のステップを実行します。

  1. 共有コンポーネント・ページにナビゲートします。

    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。

    2. アプリケーションを選択します。

    3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。

      共有コンポーネント・ページが表示されます。

  2. 「アプリケーション・ロジック」で、「アプリケーション・アイテム」を選択します。

    アプリケーション・アイテム・ページが表示されます。

  3. アプリケーション・アイテムを作成するには、「作成」をクリックします。

    作成/編集ページが表示されます。

  4. 「名前」で、次のステップを実行します。

    1. 名前: アプリケーション・レベル・アイテムの名前を入力します。

    2. 有効範囲: 次のオプションがあります。

  5. 「セキュリティ」の「データ型」で、このアイテムのデータ型を選択します。

  6. 「セキュリティ」の「セッション・ステート保護」で、このアイテムのセッション・ステート保護を選択します。オプションは次のとおりです。

    • 制限なし: URLまたはフォームでアイテム名/値を渡して、アイテムのセッション・ステートを設定できます。URLにチェックサムは必要ありません。

      注意: Ajaxを使用してこのアイテムの値をセッション・ステートに設定する必要がある場合は、アイテムに対して「制限なし」保護レベルを使用する必要があります(たとえば「動的アクション」の場合は、「値の設定」、「送信するページ・アイテム」または「カスケードLOV」、「送信するページ・アイテム」)。

    • 制限付き - ブラウザから設定できない: URLまたはPOSTDATAを使用してアイテムを変更できません。アイテムの値を内部プロセス、計算などに設定できる方法を制限する場合は、このオプションを使用します。この属性は、データ・エントリ・アイテムとして使用できないアイテムのみに適用され、セッション・ステート保護が無効になっていても常に監視されます。次の表示形式タイプのアプリケーション・アイテムについては、この属性を使用します。

      • 表示のみ(状態の保存=なし)

      • 表示のみ(状態の保存=なし)

      • グリッド・レイアウドの停止と開始(ラベルのみ表示)

    • チェックサムが必要 - アプリケーション・レベル: スキーマ固有のチェックサムを入力する場合は、URLでアイテムの名前/値を渡して、アイテムのセッション・ステートを設定できます。ユーザー・レベル・チェックサムまたはセッション・レベル・チェックサムも使用できます(次の項目を参照)。現行のワークスペースの別のセッションで同じアプリケーションを実行しているユーザーが生成したチェックサムを含むURLによってのみ、このアイテムを設定できるようにする場合に、このオプションを使用します。

    • チェックサムが必要: ユーザー・レベル: ワークスペース、アプリケーションおよびユーザー固有のチェックサムを入力する場合は、URLでアイテムの名前/値を渡して、アイテムのセッション・ステートを設定できます。セッション・レベル・チェックサムも使用できます(次の項目を参照)。現行のワークスペースの別のセッションで同じアプリケーションを実行しているユーザーが生成したチェックサムを含むURLによってのみ、このアイテムを設定できるようにする場合に、このオプションを使用します。

    • チェックサムが必要: セッション・レベル: カレント・セッション固有のチェックサムを入力する場合は、URLでアイテムの名前/値を渡して、アイテムのセッション・ステートを設定できます。カレント・セッションで生成されたチェックサムを含むURLによってのみ、このアイテムを設定できるようにする場合に、このオプションを使用します。

  7. 「構成」の「ビルド・オプション」で、このコンポーネントのビルド・オプションを選択します。ビルド・オプションは、アプリケーション内のコンポーネントが有効かどうかを判別する事前定義された設定です。

  8. 「コメント」に、このアイテムに関するメモを入力します。

  9. 「アプリケーション・アイテムの作成」をクリックします。

18.5.2 アプリケーション・アイテムの使用状況の表示

アプリケーション・アイテム・ページの上部にある「使用状況」タブをクリックして、アプリケーション・アイテムが使用されている場所のリストを表示できます。

使用状況レポートを表示するには、次のステップを実行します。

  1. 共有コンポーネント・ページにナビゲートします。

    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。

    2. アプリケーションを選択します。

    3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。

      共有コンポーネント・ページが表示されます。

  2. 「アプリケーション・ロジック」で、「アプリケーション・アイテム」を選択します。

    アプリケーション・アイテム・ページが表示されます。

  3. ページ上部で「使用状況」をクリックします。

18.5.3 アプリケーション・レベル・アイテム属性の編集

作成したアプリケーション・レベル・アイテムは、アプリケーション・アイテムの作成/編集ページで編集できます。

アプリケーション・レベル・アイテム属性を編集するには、次のステップを実行します。

  1. 共有コンポーネント・ページにナビゲートします。

    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。

    2. アプリケーションを選択します。

    3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。

      共有コンポーネント・ページが表示されます。

  2. 「アプリケーション・ロジック」で、「アプリケーション・アイテム」を選択します。

    アプリケーション・アイテム・ページが表示されます。

  3. アプリケーション・アイテムを選択します。

    作成/編集ページが表示されます。

  4. 属性を編集します。

    属性の詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。「フィールドレベル・ヘルプの表示」を参照してください。

  5. 「変更の適用」をクリックします。

18.5.4 グローバル変数として機能するアプリケーション・レベル・アイテムの作成について

大規模なアプリケーションは、通常、同じワークスペースに存在するいくつかの物理アプリケーションに分けられます。これらのアプリケーションは、通常、各アプリケーションで同じCookie名を構成することでセッション・ステートを共有します。

このタイプのアーキテクチャのもう1つの要件は、2、3のグローバル変数を共有する必要があることです。グローバル変数の数を少なく維持する必要がありますが、グローバル変数はアプリケーション間の通信を促進する効果的な手段として機能します。次に例を示します。

  • カレント・ユーザーのプロパティ(電子メール・アドレス、従業員番号など)。

  • マルチテナント・アプリケーションの現在の会社。

すべてのアプリケーション間で同じ名前を持つアプリケーション・レベル・アイテムを作成し、有効範囲をグローバルに設定することによって、グローバル変数を作成できます。

グローバル変数として機能するアプリケーション・レベル・アイテムを作成するには、次のステップを実行します。

  1. セッション・ステートを共有する各アプリケーションで、同じ名前のアプリケーション・レベル・アイテムを作成します。

  2. 「有効範囲」で、「グローバル」を選択します。

  3. 「セキュリティ」の「セッション・ステート保護」で、制限付きを選択します。