プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド
リリース5.0
E64891-02
  目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

23.6 リソース制限について

Oracle Database Enterprise Editionのオプションであるデータベース・リソース・マネージャは、Oracle Application Expressインスタンスの維持に非常に役立ちます。リソース・マネージャを使用すると、各ユーザー・リクエストに使用可能なシステム・リソースのタイプ(CPU_PER_CALLおよびLOGICAL_READS_PER_CALL)を制限できます。複数のリソース・プロファイルを設定し、プロファイル間の自動切替えを有効にすることによって、ユーザー・リクエストが特定のしきい値を超過した場合に、そのトランザクションに使用可能なCPUを削減できます。たとえば、デフォルト・プロファイルのAPEX_HIGHはCPUの70%を10秒間、APEX_MEDIUMはCPUの8%を120秒間、APEX_LOWはCPUの2%を1800秒間、OTHERSはCPUの20%を使用できるように定義できます。特定のトランザクションが10秒を超えると、使用可能なCPUを大幅に削減するAPEX_MEDIUMプロファイルに切り替わります。トランザクションがAPEX_LOWに切り替わって1800秒を超過した場合、SQLを取り消すかセッションを中断できます。この方法により、特定の1ユーザーや適切に作成されていないアプリケーションがCPUを独占することによって、他のユーザーおよびアプリケーションの応答が悪化することが回避されます。


ヒント:

インスタンス管理者は、個々のワークスペースに対してリソース・マネージャ・プロファイルを定義できます。『Oracle Application Express管理ガイド』のワークスペース分離属性の構成に関する項およびインスタンス・レベルのワークスペース分離属性の構成に関する項を参照してください。


関連項目:

『Oracle Database管理者ガイド』のOracle Database Resource Managerを使用したリソースの管理に関する項