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Oracle® Mobile Application Framework Oracle Mobile Application Frameworkのインストール
2.1.1
E64868-01
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1 JDeveloperとのモバイル・アプリケーション・フレームワークのインストール

この章では、アプリケーション開発用にJDeveloperとモバイル・アプリケーション・フレームワーク(MAF)拡張機能をインストールする方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

1.1 JDeveloperとのMAF拡張機能のインストールの概要

JDeveloperでMAF拡張機能を使用してMAFアプリケーションを作成するには、事前に次の対応が必要です。

  • MAFアプリケーションをデプロイするプラットフォーム用アプリケーションの開発に必要なサード・パーティ製ソフトウェアが用意されていることを確認してください。


    注意:

    同じMAFアプリケーションは、アプリケーションのコードを変更せずに、サポート対象のすべてのプラットフォームにデプロイできます。ターゲット・プラットフォーム上でMAFアプリケーションをテスト、デバッグおよびデプロイするにはサード・パーティ製ソフトウェアが必要です。

  • JDK 1.7を使用してJDeveloperをインストールします。

  • JDeveloperにMAF拡張機能をインストールし、拡張機能のインストールに伴ってJDeveloperを再起動した後に表示されるダイアログでJDK 1.8を指定して、MAFアプリケーションがJDK 1.8でコンパイルされるようにします。

JDeveloperにMAF拡張機能をインストールしたら、MAFアプリケーションをデプロイするプラットフォーム用の他の開発ツールを構成する必要があります。詳細は、第2章「開発環境の設定」を参照してください。

1.2 MAFアプリケーションをiOSプラットフォームにデプロイするためのインストール要件

iOSプラットフォームにデプロイするMAFアプリケーションの作成を開始する前に、次のものが使用可能であることを確認してください。

開発環境へのアプリケーションのデプロイを開始する前に(『Oracle Mobile Application Frameworkでのモバイル・アプリケーションの開発』の「モバイル・アプリケーション開発のスタート・ガイド」の章を参照)、モバイル・デバイスまたはそのシミュレータを使用するかを決定しますが、シミュレータを使用する場合は第2.4.3項「iPhoneまたはiPadシミュレータの設定方法」を参照し、モバイル・デバイスへのデプロイを目標としている場合は、上に示したリストに含まれるコンポーネントに加えて次のものが使用可能であることを確認してください。

  • 各種ログイン資格証明。詳細は、『Oracle Mobile Application Frameworkでのモバイル・アプリケーションの開発』の「モバイル・アプリケーションのデプロイ」の章を参照してください。

  • iOSデバイス。詳細は、第2.4.2項「iPhoneまたはiPadの設定方法」を参照してください。

1.3 MAFアプリケーションをAndroidプラットフォームにデプロイするためのインストール要件

AndroidにデプロイするMAFアプリケーションの作成を開始する前に、次のものが使用可能であることを確認してください。

開発環境へのアプリケーションのデプロイを開始する前に(『Oracle Mobile Application Frameworkでのモバイル・アプリケーションの開発』の「モバイル・アプリケーション開発のスタート・ガイド」を参照)、モバイル・デバイスまたはそのエミュレータを使用するかを決定しますが、エミュレータを使用する場合は第2.4項「iOSプラットフォーム用の開発ツールの設定」を参照し、モバイル・デバイスへのデプロイを目標としている場合は、上に示したリストに含まれるコンポーネントに加えて次のものが使用可能であることを確認してください。

  • 各種ログイン資格証明。詳細は、『Oracle Mobile Application Frameworkでのモバイル・アプリケーションの開発』の「モバイル・アプリケーションのデプロイ」の章を参照してください。

  • Androidデバイス。詳細は、第2.5項「Androidプラットフォーム用の開発ツールの設定」を参照してください。

1.4 JDeveloperの設定

Oracle JDeveloperとそのMAF拡張機能は、MAFアプリケーションの開発に不可欠なツールです。

始める前に:

  • 最新バージョンのJDK 1.7をダウンロードしてインストールします。

    JDeveloperにはこのバージョンのJDKが必要です。

  • 最新バージョンのJDK 1.8をダウンロードしてインストールします。

    MAF拡張機能にはこのバージョンのJDKが必要です。

  • JDeveloper (Studio Edition)のリリース12.1.3.0.0をダウンロードします(http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/jdev/downloads/index.htmlで入手可能)。

Windowsプラットフォームが動作しているコンピュータにJDeveloperをインストールする手順:

  1. ファイル・システム内でJDeveloperの実行可能ファイルが格納されているディレクトリに移動し、そのフォルダを右クリックして、「コマンド プロンプトを管理者として開く」を選択します。

  2. 次のコマンドを実行し、必須のJDK 1.7を使用してJDeveloperを明示的にインストールします。

    <fully_qualified_path_to_JDK7>\bin\java -jar <JDEV_12.1.3_jar>

詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperインストレーション・ガイドを参照してください。

Mac OS Xプラットフォームが動作しているコンピュータにJDeveloperをインストールする手順:

  1. 端末ウィンドウを開きます。

  2. 次のコマンドを実行して、JAVA_HOMEをJava 1.7に設定します。

    export JAVA_HOME=$(/usr/libexec/java_home -v1.7)

  3. 次のコマンドを実行して、Java 1.7が使用されていることを確認します。

    java -version

  4. 同じ端末ウィンドウで、次を実行してJDeveloperをインストールします。

    java -jar <JDEV_12.1.3_jar>

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperインストレーション・ガイド』のMac OS XプラットフォームでのOracle JDeveloperの使用に関する項を参照してください。

JDeveloperのインストールを確認する手順:

  1. <JDEV_HOME>\jdev\bin\jdev.confファイルを調べ、SetJavaHomeプロパティがJDK 1.7を指していることを確認します。

  2. JDeveloperを起動し、要求されたら、「Studio開発者(すべての機能)」ロールを選択します。

  3. メイン・メニューから「ヘルプ」→「バージョン情報」→「バージョン」を選択して、Javaプラットフォーム1.7が使用されていることを確認します(図1-1を参照)。

    図1-1 JDKバージョンの確認

    この図は周囲のテキストで説明しています

1.5 JDeveloperへのMAF拡張機能のインストール

MAF拡張機能は、JDeveloperの「更新の確認」メニューを使用してダウンロードします。

MAF拡張機能をインストールしたら、MAFアプリケーションをデプロイするプラットフォーム用の他の開発ツールを構成する必要があります。詳細は、第2章「開発環境の設定」を参照してください。

MAF拡張機能をダウンロードしてインストールするには:

  1. JDeveloperで、「ヘルプ」「更新のチェック」を選択します。


    注意:

    開発コンピュータでプロキシ設定の構成が必要になる場合があります。Windowsの場合は、メイン・メニューから「ツール」「プリファレンス」を選択し、「プリファレンス」ダイアログの左側のツリーから「Webブラウザとプロキシ」を選択します。Mac OS Xの場合は、「JDeveloper」→「プリファレンス」からこのオプションにアクセスします。

  2. 図1-2に示す「更新ソースの選択」ページで、「更新センターの検索」公式のOracle拡張機能と更新を選択して、「次へ」をクリックします。

    図1-2 JDeveloperでの更新のチェック

    この図は周囲のテキストで説明しています

    ネットワークにアクセスできない場合は、「ローカル・ファイルからインストール」オプションを選択できます。この場合、開発用コンピュータ上のディレクトリにすでにダウンロードされているMAF拡張機能ファイルを指定する必要があります。

  3. 「インストールする更新の選択」ダイアログで、「モバイル・アプリケーション・フレームワーク」の更新を選択します。

  4. 図1-3に示す「ライセンス契約」ページで、Oracleモバイルに関するOracle Technology Networkライセンス条項を確認します。


    注意:

    Oracle Mobile Application Framework Programに関するすべてのライセンス条項および条件(http://www.oracle.com/technetwork/indexes/downloads/index.html)に従う必要があります。

  5. 「同意する」をクリックします。

    図1-3 Mobile Application Framework Programのライセンス契約

    この図は周囲のテキストで説明しています
  6. 「次へ」をクリックして、「完了」をクリックします。

  7. JDeveloperを再起動します。

  8. 図1-4に示した「JDK 8プロファイルの作成」ダイアログを使用し、コンピュータ上でJDK 1.8が格納されているディレクトリへのパスを指定します。

    図1-4 JDK 8プロファイルの作成

    この図は周囲のテキストで説明しています

    注意:

    無効なディレクトリまたはJDK 1.8が格納されていないディレクトリを指定すると、エラー・ダイアログが表示されます。

    MAF拡張機能を再インストールする場合や、JDeveloperのシステム・プリファレンスを保持しないように選択した場合を除き、JDeveloperの次回使用時に「JDK 8プロファイルの作成」ダイアログへの入力は不要です。

  9. JDeveloperにMAFが正しく追加されているかどうかを確認します。

    • メイン・メニューから「ファイル」→「新規」→「ギャラリから」を選択し、「新規ギャラリ」ダイアログを開きます。

    • 左側の「カテゴリ」ツリーで、「クライアント層」ノードを展開し、「モバイル・アプリケーション・フレームワーク」が存在することを確認します(図1-5を参照)。

    図1-5 MAFのインストールの確認

    この図は周囲のテキストで説明しています

    さらに、正しいバージョンのMAFがインストールされていることを確認します。確認するには、メイン・メニューから「ヘルプ」→「バージョン情報」を選択し、「Oracle JDeveloperのバージョン情報」ダイアログの「拡張機能」タブを選択し、図1-6に示すように、拡張機能リストのエントリで「モバイル・アプリケーション・フレームワーク」を検索して調べます。

    図1-6 MAFのバージョンの確認

    この図は周囲のテキストで説明しています

前述の手順に加え、開発環境をターゲット・プラットフォームおよびフォーム・ファクタに応じて構成する必要があります。詳細は、第2章「開発環境の設定」を参照してください。