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Oracle® Fusion Middleware Oracle Identity Managementエンタープライズ・デプロイメント・ガイド
11g リリース2 (11.1.2.3.0)
E61956-03
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28 IAMデプロイメント再実行の前に環境をクリーン・アップする

この章では、Identity and Accessのデプロイメントを再実行する前に環境をクリーン・アップする方法について説明します。

この章に含まれる項は、次のとおりです。

28.1 環境のクリーン・アップ

runIAMDeployment.shコマンドを使用してOracle Identity and Access Managementをプロビジョニングする場合、トポロジの各ステージを完了してから次のステージを指定された順番に開始する必要があります。あるステージに失敗すると、クリーンアップを行ってもう一度やり直す必要があります。


注意:

LCMツールの一部として用意されているクリーンアップ・コマンドは、デプロイメントのクリーンアップには使用しないでください。クリーンアップ・ツールはEDGデプロイメントをサポートしていません。クリーンアップは手動プロセスであり、この章で説明します。

別のデプロイメント・サイクルを開始する前に、デプロイ済の環境をクリーンアップするには、次のようにします。

  1. 各ホストでIdentity and Access Managementのプロセスを停止または強制終了します。最も簡単な方法は、ホストを再起動することです。これが可能でない場合は、オペレーティング・システムのドキュメントに従ってプロセスを手動でクリーンアップします。

  2. 各ホストで、次のディレクトリを削除します。

    • LOCAL_CONFIG_DIR/domains

    • LOCAL_CONFIG_DIR/instances/ohs*

    • LOCAL_CONFIG_DIR/instances/EDGMSAS


    注意:

    Oracle Traffic Directorのインストールでは、この手順を除外してください。

  3. 各WEBHOSTで、次のディレクトリを削除します。

    • WEB_MW_HOME/ohs

    • WEB_MW_HOME/webgate

    • WEB_MW_HOME/omsas


    注意:

    OTDインストールに属するディレクトリがある場合、そのディレクトリは削除しないでください。

  4. OAMHOST1またはOIMHOST1で、次のディレクトリの内容を削除します。

    • OAMHOST1で、次を削除します。

      IAD_MW_HOME

      SHARED_CONFIG_DIR

    • OIMHOST1で、次を削除します。

      IGD_MW_HOME

      SHARED_CONFIG_DIR


    注意:

    ディレクトリDIR_MW_HOMEは削除しないでください。

  5. 次のLCMディレクトリの内容を削除します。

    • LCM_HOME/provisioning

    • LCM_HOME/patch

    • LCM_HOME/lcmconfig

    • RT_HOME


    注意:

    これらのディレクトリは共有記憶域にあり、削除する必要があるのは1つのホストからのみです。

  6. Identity and Access Managementのデプロイメント時にIDMLCMツールによって作成されたディレクトリをすべて削除します。

  7. リポジトリ作成ユーティリティを使用して、第10.7項「RCUを使用したOracle RAC DatabaseへのIdentity and Access Managementスキーマのロード」で作成したスキーマをすべて削除します。

これらの手順の実行後、runIAMDeployment.shまたはprov_run.shを再実行できます。