Oracle® Fusion Middleware Oracle Identity Managementエンタープライズ・デプロイメント・ガイド 11g リリース2 (11.1.2.3.0) E61956-03 |
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この章では、Identity and Accessのデプロイメントを再実行する前に環境をクリーン・アップする方法について説明します。
この章に含まれる項は、次のとおりです。
runIAMDeployment.sh
コマンドを使用してOracle Identity and Access Managementをプロビジョニングする場合、トポロジの各ステージを完了してから次のステージを指定された順番に開始する必要があります。あるステージに失敗すると、クリーンアップを行ってもう一度やり直す必要があります。
注意: LCMツールの一部として用意されているクリーンアップ・コマンドは、デプロイメントのクリーンアップには使用しないでください。クリーンアップ・ツールはEDGデプロイメントをサポートしていません。クリーンアップは手動プロセスであり、この章で説明します。 |
別のデプロイメント・サイクルを開始する前に、デプロイ済の環境をクリーンアップするには、次のようにします。
各ホストでIdentity and Access Managementのプロセスを停止または強制終了します。最も簡単な方法は、ホストを再起動することです。これが可能でない場合は、オペレーティング・システムのドキュメントに従ってプロセスを手動でクリーンアップします。
各ホストで、次のディレクトリを削除します。
LOCAL_CONFIG_DIR
/domains
LOCAL_CONFIG_DIR
/instances/ohs*
LOCAL_CONFIG_DIR
/instances/EDGMSAS
注意: Oracle Traffic Directorのインストールでは、この手順を除外してください。 |
各WEBHOSTで、次のディレクトリを削除します。
WEB_MW_HOME
/ohs
WEB_MW_HOME
/webgate
WEB_MW_HOME
/omsas
注意: OTDインストールに属するディレクトリがある場合、そのディレクトリは削除しないでください。 |
OAMHOST1またはOIMHOST1で、次のディレクトリの内容を削除します。
OAMHOST1で、次を削除します。
IAD_MW_HOME
SHARED_CONFIG_DIR
OIMHOST1で、次を削除します。
IGD_MW_HOME
SHARED_CONFIG_DIR
注意: ディレクトリDIR_MW_HOME は削除しないでください。 |
次のLCMディレクトリの内容を削除します。
LCM_HOME
/provisioning
LCM_HOME
/patch
LCM_HOME
/lcmconfig
RT_HOME
注意: これらのディレクトリは共有記憶域にあり、削除する必要があるのは1つのホストからのみです。 |
Identity and Access Managementのデプロイメント時にIDMLCMツールによって作成されたディレクトリをすべて削除します。
リポジトリ作成ユーティリティを使用して、第10.7項「RCUを使用したOracle RAC DatabaseへのIdentity and Access Managementスキーマのロード」で作成したスキーマをすべて削除します。
これらの手順の実行後、runIAMDeployment.sh
またはprov_run.sh
を再実行できます。