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Oracle® Fusion Middleware Enterprise Single Sign-On Suiteリリース・ノート
11gリリース2 (11.1.2.3)
E61968-01
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1 Oracle Enterprise Single Sign-On Suite 11g リリース2 (11.1.2.3)

Oracle®は、バージョン11.1.2.3のOracle Enterprise Single Sign-On Suiteをリリースしました。次のリリース・ノートでは、このリリースについての重要な情報を説明します。このドキュメントの情報は、関連する製品ドキュメントの情報を補足し、差し替えられます。

1.1 インストールおよびアップグレード・ノート

現在、このスイートのコンポーネントを複数インストールしている場合、すべてのコンポーネントをこのバージョンにアップグレードする必要があります。古いバージョンのコンポーネントは、バージョン11.1.2.3で適切に動作しない場合があります。インストールを計画している場合、次の内容を検討してください。

  • Windows XPでのインストールはできなくなりました。

  • Logon Managerをインストールしてからその他のコンポーネントをインストールする必要があります。

  • 以前のリリースのKiosk Managerがインストールされており、Logon Managerエージェントと同時に更新する場合、最初に「コントロール パネル」の「プログラムの追加と削除」または以前のソフトウェア・インストーラの「アンインストール」オプションを使用して以前のKiosk Managerをアンインストールする必要があります。

  • コンポーネントにサーバーおよびクライアントの両方が含まれている場合

    • サーバーおよびクライアント・バージョンを必ず同期し、両方をアップグレードします。

    • 最初にサーバー・コンポーネントをアップグレードし、次にクライアント・コンポーネントをアップグレードします。

詳細は、個々のコンポーネントのドキュメントを参照してください。

1.2 Oracle Enterprise Single Sign-On Suite 11.1.2.3の新機能

Oracle Enterprise Single Sign-On Suite 11.1.2.3には、多数の機能および機能強化が実装されています。この項では、これらの追加機能について説明します。これらの機能および設定の詳細は、Oracleのオンライン・ドキュメント・センターおよび各スイート・コンポーネントのオンライン・ヘルプ・システムを参照してください。

1.2.1 Windows XPおよびWindows Server 2003はサポートされない

Windows XPオペレーティング・システムはサポートされなくなりました。Oracle Enterprise Single Sign-On Suite 11.1.2.3はWindows XPにインストールできなくなりました。

1.2.2 Windows 8およびWindows 8.1のサポート

Oracle Enterprise Single Sign-On SuiteでWindows 8およびWindows 8.1オペレーティング・システムがサポートされるようになりました。

1.3 管理コンソール

このリリースのOracle Enterprise Single Sign-On管理コンソールでは、次の機能が追加または改善されています。

1.3.1 Oracle Access Portalのフォーム・マスキングの設定

Webアプリケーション・テンプレートのフォーム定義内の「Proxy」タブに、Oracle Access Portalのフォーム・マスキングを有効にする設定が含まれるようになりました。詳細は、Logon Managerアプリケーション・テンプレートの構成と診断およびOracle Enterprise Single Sign-On Suiteの管理を参照してください。

1.4 Logon Manager

このリリースのLogon Managerでは、次の機能およびファンクションが追加または改善されています。

1.4.1 Microsoft User Interface Automation APIサポート

Logon ManagerでMicrosoft User Interface Automation (MS UIA) APIがサポートされるようになり、Java、SAPおよびWindows 8/8.1 Metro("モダンUI")アプリケーションの検出および対話が可能になりました。MS UIA APIでそれらのアプリケーションのフィールドおよびコントロールにプログラムからアクセスします。

1.5 Universal Authentication Manager

このリリースのUniversal Authentication Managerでは、次の機能およびファンクションが追加または改善されています。

1.5.1 Windows Server 2012 R2のリポジトリ・サポート

Universal Authentication Managerで、Windows Server 2012 R2オペレーティング・システム上で稼働しているActive DirectoryまたはAD LDSリポジトリにデータを格納できるようになりました。構成の手順については、Oracle Enterprise Single Sign-On Suiteのインストールを参照してください。

1.5.2 Windows 8/8.1の仮想スマート・カード・サポート

Windows 8/8.1システムでは、Universal Authentication Managerでハードウェアバックエンド仮想スマート・カードが使用できるようになりました。この機能を使用するには、ターゲット・マシンにトラステッド・プラットフォーム・モジュールが必要です。

1.5.3 BIO-Keyミドルウェアのバージョン要件が1.12に上がった

Universal Authentication Managerでバージョン1.12のBIO-Keyミドルウェアが必要になりました。以前のバージョンはサポートされず、Universal Authentication Managerをインストールする前に削除する必要があります。

1.5.4 スマート・カードPINモードの向上

スマート・カード認証方法のPINモードの機能が次のように向上しました。

  • 「Key Encipherment」鍵の使用を許可しない証明書がデフォルトで有効になりました。古い(厳格な)動作に戻すために、新しい設定「Strict Key Cipher」が追加されました。

  • 「Session Key | Prompt Always」オプションがデフォルトで有効になりました。

1.5.5 Morpho ypsID 6.4.0のサポート

Universal Authentication ManagerでMorpho ypsID 6.4.0(以前のSagem)ミドルウェアがサポートされるようになり、スマートカード上の指紋(PINのかわりに指紋を使用)機能が有効になりました。これを容易にするために.REG構成ファイルが含まれるようになりました。詳細は、Oracle Enterprise Single Sign-On Suiteの管理を参照してください。

1.5.6 トークン設定の向上

スマート・カードおよび近接型カードのトークンの設定がそれぞれ向上し、新しい「Authenticator token description」設定(「Global Branding」設定)が含まれるようになりました。これらの説明はデフォルトで有効になりました。詳細は、Oracle Enterprise Single Sign-On Suiteの管理を参照してください。

1.5.7 新しい言語: フランス語(カナダ)

Universal Authentication Managerでカナダ系フランス語がサポートされるようになりました。構成の手順については、Oracle Enterprise Single Sign-On Suiteのインストールを参照してください。