Oracle Enterprise Single Sign-On Suite

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Oracle® Fusion Middleware Enterprise Single Sign-On Suiteのインストール
11g リリース2 (11.1.2.3)
E61965-02
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1 Oracle Enterprise Single Sign-On Suiteを
インストールする前に

Oracle Enterprise Single Sign-On Suiteをインストールする前に、この項に含まれる情報をよく確認してその内容に確実に従ってください。この項の内容は次のとおりです。

1.1 Oracle Enterprise Single Sign-On Suiteのインストール・プロセスの概要

Oracle Enterprise Single Sign-On Suiteは、アプリケーションに対するアクセス権をユーザーに付与することに関連するすべてのタスクを処理します(自動サインオン、アプリケーション・パスワード変更、Windowsパスワード・リセット、キオスク・セッション管理、アプリケーション資格証明プロビジョニング、セッション内外の厳密認証など)。

Oracle Enterprise Single Sign-On Suiteは、次のコンポーネントで構成されます。

  • Logon Manager - シングル・サインオン機能を提供します。

  • Provisioning Gateway - リモート資格証明プロビジョニング機能を提供します。

  • Password Reset - セルフサービス・パスワード・リセット機能を提供します。次のコンポーネントで構成されます。

    • Password Resetクライアント - Logon Managerのインストール時に選択可能なコンポーネントとしてインストールされます。

    • Password Resetサーバー・コンポーネント。

  • Kiosk Manager - キオスク環境用にセッションおよびアプリケーション管理を提供します。

  • Universal Authentication Manager - Windowsセッションの内外で厳密認証を提供します。

  • Anywhere - エンタープライズ・ネットワークに接続されていないエンド・ユーザー・ワークステーションにカスタム構成したインストール・パッケージをデプロイする機能を提供します。

次に、スイート・インストール・プロセスの概要を示します。


注意:

このインストールがアップグレードの場合、選択したコンポーネントに対応する既存のインストールのアップグレードに関する項を参照してください。

  1. 組織のビジネス要件に基づいて、インストールするOracle Enterprise Single Sign-On Suiteのコンポーネントおよびその機能を決定します。

  2. 「Required Supporting Software」にリストされているサポート・ソフトウェアがターゲット・マシンにインストールされていることを確認します。アプリケーション別の要件のリストは、Oracle Enterprise Single Sign-On Suiteのリリース・ノートを参照してください。

  3. 適切なインストーラ・アーカイブを取得して解凍します。その内容の詳細は、「Oracle Enterprise Single Sign-On Suiteのマスター・アーカイブの内容」を参照してください。

  4. インストールすることを選択したコンポーネントごとに、このガイドのインストール手順を実行します。

  5. インストール中またはインストール後作業で問題が発生した場合は、「Oracle Enterprise Single Sign-On Suiteのインストールのトラブルシューティング」を参照してください。

1.2 必要なサポート・ソフトウェア

Oracle Enterprise Single Sign-On Suiteアプリケーションをインストールして適切に動作させるには、次のサード・パーティのサポート・ソフトウェアをターゲット・マシンにインストールする必要があります(まだインストールされていない場合)。

  • Windows Installer InstallScript再配布可能パッケージ。このパッケージはすべてのSuiteアプリケーション・インストーラに必要です。現在のマシンにまだこのパッケージをインストールしていない場合、パッケージをインストールする必要があります。InstallShield Supportから入手できます。

  • Microsoft .NET Framework 4.0フル・プロファイル版。このパッケージはLogon ManagerおよびAdministrative Consoleに必要です。現在のマシンにまだ.NET Frameworkバージョン4.0をインストールしていない場合、パッケージをインストールする必要があります。
    http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=17718から入手できます。

  • Microsoft .NET Framework 3.5 SP1このソフトウェアは
    Provisioning Gatewayサーバーに必要です。http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=22から入手できます。

  • 最新の32ビットJava Runtime Environment。Javaベースのヘルプ・システムで必要です。

1.3 Oracle Enterprise Single Sign-On Suiteのマスター・アーカイブの内容

次の項では、Oracle Enterprise Single Sign-On Suiteのマスター・アーカイブに含まれているファイルの目的について説明します。アーカイブには次のフォルダが格納されています。

  • Logon Manager

  • Password Reset

  • Provisioning Gateway

  • Universal Authentication Manager

  • Anywhere

  • Reporting

アーカイブ・ルートには、製品のリリース・ノートが記載されたPDFファイルのESSRN.PDFも含まれます。

1.4 Logon Managerフォルダの内容

このフォルダの内容は次のとおりです。

  • ESSO Administrative Console.msi - Oracle Enterprise Single Sign-On Administrative Consoleのインストーラ。

  • ESSO-LM.msi - Logon Managerの32ビット版インストーラ。

  • ESSO-LMx64.msi - Logon Managerの64ビット版インストーラ。

  • BIP Reports - Oracle Business Intelligence PublisherでOracle Enterprise Single Sign-On Suiteアプリケーションの使用状況レポートを生成するためのレポート・ファイル。

  • Language Transforms - 特定のサポート言語でLogon Managerのインストーラを起動できるMSIインストーラ言語変換ファイル。

  • Utility - 補助ソフトウェアおよびサポート対象外のLogon Managerのトラブルシューティング・ツールが含まれるフォルダ。内容は次のとおりです。

    • SSOHiddenWindowResponse.exe - 非表示のウィンドウ・レスポンス・ユーティリティ。このユーティリティを使用すると、Logon Managerによって、ウィンドウのタイトルおよびクラスで非表示のアプリケーション・ウィンドウを検出できます。詳細は、オンライン・ドキュメント・センターで入手可能な非表示ウィンドウ・レスポンス・ユーティリティの使用方法というガイドを参照してください。

    • ssoSCDetect.exe - SmartCard検出ツール。SmartCardオーセンティケータのログオン問題をトラブルシューティングする場合、このツールを実行して、挿入されたSmartCardをLogon Managerが認識できているかどうかを確認します。

    • TraceController.exe - トレース・コントローラ・ユーティリティ。このユーティリティを使用すると、Logon Managerや他のOracle Enterprise Single Sign-On Accelerator Suiteアプリケーションでトレース・ロギングを有効化して管理できます。

  • Logon Manager Event Viewer.msi - Logon Managerイベント・ビューアのインストーラ。Windowsイベント・ビューアでLogon Managerイベントを表示するために必要なメッセージング・ライブラリをインストールして登録します。

詳細は、Oracle Enterprise Single Sign-On Suiteの管理を参照してください。

1.4.1 Password Resetフォルダの内容

このフォルダの内容は次のとおりです。

  • ESSO-PR_Server.msi - Password Resetサーバー側ソフトウェアの32ビット版および64ビット版インストーラ。

1.4.2 Provisioning Gatewayフォルダの内容

このフォルダの内容は次のとおりです。

  • ESSO-PG_ClientCLI.msi - Provisioning Gatewayコマンド行インタフェース・クライアント側ソフトウェアの32ビット版インストーラ。64ビット環境へのインストールはサポートされていないことに注意してください。

  • ESSO-PG_Server.msi- Provisioning Gatewayサーバー側ソフトウェアの32ビット版および64ビット版インストーラ。

1.4.3 Universal Authentication Managerフォルダの内容

このフォルダの内容は次のとおりです。

  • ESSO-UAM.msi - Universal Authentication Managerの32ビット版インストーラ。

  • ESSO-UAM-64.msi - Universal Authentication Managerの64ビット版インストーラ。

  • Language Transforms - 特定のサポート言語でUniversal Authentication Managerのインストーラを起動できるMSIインストーラ言語変換ファイル。

  • SmartCard - サポートされるスマート・カードを有効化する.regファイルが含まれます。

  • ProximityCard - サポートされる近接型カードを有効化する.regファイルが含まれます。

  • Utility - コマンド行ツールおよびグラフィカル構成ツール(DeployTool.exeおよびConfigEditor.exe)、それぞれのサポート・ファイル、およびその用途を記述したドキュメントが含まれます。

1.4.4 Anywhereフォルダの内容

このフォルダの内容は次のとおりです。

  • Console - AnywhereコンソールのインストーラMSIファイルが含まれます。

  • Utility - 必要なMIMEタイプをMicrosoft IISに追加するVBSスクリプト・ファイルが含まれます。

1.4.5 Reportingフォルダの内容

このフォルダの内容は次のとおりです。

  • MSSQL - Microsoft SQL Serverデータベース用の表設定スクリプト、ストアド・プロシージャSQLスクリプトおよび.NETストアド・プロシージャ。

  • ORACLE - Oracle Database用の表設定スクリプト、ストアド・プロシージャSQLスクリプトおよびJavaストアド・プロシージャ。