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Oracle® Fusion Middleware Oracle Access Management管理者ガイド
11g リリース2 (11.1.2.3) for All Platforms
E61950-08
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45.1 概要

セキュリティ・トークン・サービスは、構成されたポリシーに基づいてリソースへのアクセスを提供するアプリケーション・ドメインを定義することによって、Webサービス・プロバイダ(WSP)にアクセスできるユーザーを管理します。

アプリケーション・ドメインは、セキュリティ・トークンをリクエストできるユーザーを決定する認可ルールとともにWebサービスを識別します。

次の機能は、信頼発行ポリシーによって構築されます。信頼発行ポリシーは、Oracle Access Managementコンソールの起動パッドから「アプリケーション・ドメイン」リンクをクリックすることにより管理できます。

セキュリティ・トークン・サービスでは、セキュリティ・トークン・サービスにより発行されるセキュリティ・トークンのコンシューマになるリモートWebサービス・プロバイダを表す、リライイング・パーティ・パートナの作成がサポートされています。

WS-Trustリクエストに指定されているWS-Addressingエンドポイントがセキュリティ・トークン・サービスのリライイング・パーティ・パートナにマップされるように、リライイング・パーティ・パートナごとに、パートナにマップされるURLを定義できます。

実行時に、クライアントがトークンの発行を要求すると、セキュリティ・トークン・サービスでは信頼発行ポリシーを評価し、トークンを発行できるかどうかを判断します。

セキュリティ・トークン・サービスでは、(少なくとも)次の項目がリクエストを処理し、着信リクエスト(RST)に基づいてトークンを発行する必要があります。

ノート:

パートナのプロビジョニングが必要な場合があります。

ユーザーを参照するユーザー名トークンをLDAPユーザー・レコードにマップし、その後そのレコードを使用して送信トークンを移入するために、セキュリティ・トークン・サービスにはLDAPサーバーが必要です。パートナが使用可能になる前に、移入が必要な場合があります。