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Oracle® Fusion Middleware Oracle Access Management管理者ガイド
11g リリース2 (11.1.2.3) for All Platforms
E61950-08
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38.8 フェデレーション・プロキシの使用

IdPとして構成されているIdentity Federationにより、フェデレーション・プロキシではリモートSPパートナから認証リクエストを受信できるようになります。

ユーザーをローカルで認証するかわりに、IdPは、2つ目のリモートIdP (IdP2)との2つ目のフェデレーションSSOフロー(SP2)を開始します。IdP2は、ユーザーを認証し、アサーションを作成し、ユーザーをフェデレーション・プロキシ(IdP/SP2)にリダイレクトします。プロキシがアサーションを検証し、ユーザーを識別し、2つ目のアサーションを作成し、ユーザーを元のSPにリダイレクトすることにより、最初のフェデレーションSSOフローを再開します。フェデレーション・プロキシにより、最初のIdPが2つ目のIdPに認証を委任します。

ノート:

フェデレーション・プロキシは、「フェデレーション設定」の「HTTPプロキシ設定」を参照しません。これは、ファイアウォールが存在する場合にリモート・サーバーに接続するIdentity Federationによって使用されるものです。

フェデレーションIdPプロキシを使用するには、管理者は、認証用にローカル・スキーム(LDAPSchemeやBasicSchemeなど)ではなくFederationSchemeを使用するようIdentity Federationを構成します。実行時、ユーザーをFederationSchemeを使用して認証する必要がある場合、Identity FederationはSPとして機能し、リモートIdPとのフェデレーションSSOフローを開始します。

ノート:

最初のSPに対して作成されたアサーションに、2つ目のIdPによって使用されるプロキシ・フェデレーション認証方式を含めるオプションがあります。これは、SP2とIdP2間のフェデレーションSSOで、SP1とIdP1間で使用されるプロトコルと同じプロトコルが使用されている場合のみ可能です。