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Oracle® Fusion Middleware Oracle Access Management管理者ガイド
11g リリース2 (11.1.2.3) for All Platforms
E61950-08
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47.1 認可の問題

問題: トークンの発行操作中に認可に失敗しました

WS-Trustリクエストの発行操作中に、セキュリティ・トークン・サービスがエラーを返します。

エラー・メッセージ

ログに表示される可能性があるエラー・メッセージのサンプルを次に示します。

<Error> <oracle.security.fed.controller.ApplicationController> <STS-12064> <Exception: {0}
oracle.security.fed.event.EventException: oracle.security.fed.event.EventException: Authorization Failure for Relying Party=%RELYING_PARTY_ID%, Requester=%REQUESTER_ID% and User=%USER_ID%

この場合:

  • %RELYING_PARTY_ID%はリライイング・パーティ・パートナIDを示します。

    • WS-TrustリクエストにAppliesTo要素が含まれていない場合、%RELYING_PARTY_ID%はMissingRPに設定されます。

    • WS-TrustリクエストにAppliesTo要素が含まれ、リライイング・パーティ・パートナにマップできなかった場合、%RELYING_PARTY_ID%はUnknownRPに設定されます。

    • WS-TrustリクエストにAppliesTo要素が含まれ、リライイング・パーティ・パートナにマップされた場合、%RELYING_PARTY_ID%はリライイング・パーティ・パートナIDに設定されます。

  • 着信リクエストがリクエスタ・パートナにマップされた場合、%REQUESTER_ID%はリクエスタ・パートナIDに設定されます。%REQUESTER_ID%がnullではない場合、現在のアイデンティティ条件に対してトークン発行ポリシーを評価するときに使用されます。

  • 着信リクエストがユーザー・レコードにマップされた場合、%USER_ID%はユーザーIDに設定されます。%USER_ID%がnullではなく、%REQUESTER_ID%がnullの場合、現在のアイデンティティ条件に対してトークン発行ポリシーを評価するときに使用されます。

問題

トークン発行ポリシーの評価に失敗した理由は、次のいずれかです。

  • %RELYING_PARTY_ID%を参照するTokenServiceRPリソースが定義されておらず、トークン発行ポリシーに割り当てられていません。この場合、%RELYING_PARTY_ID%を参照するTokenServiceRPリソースを作成し、トークン発行ポリシーに割り当てます。

  • %RELYING_PARTY_ID%を参照するTokenServiceRPリソースが存在し、トークン発行ポリシーに割り当てられていますが、ポリシーに満たされていない条件があります。この場合、ポリシー・ルールを確認します。ポリシーが正しい場合、クライアントはトークンをリクエストできません。それ以外の場合は、クライアントのアイデンティティを含むようにポリシー/条件を更新します。