Oracle® Fusion Middleware Oracle Access Management管理者ガイド 11g リリース2 (11.1.2.3) for All Platforms E61950-08 |
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この11gR2 PS2リリースのOracle Access Managementでは、Access Managerセッションは、サーバー側からもクライアント側からも管理できます。
サーバー側およびクライアント側のセッション管理オプションは、次のとおりです。
サーバー側のセッション管理(Coherenceベースのセッション管理とも呼ばれる)は、Access Manager用に開発されたデフォルトのセッション管理オプションです。Coherenceベースのキャッシュを介して、ノード間の高度なセッション管理が可能になります。信頼できるパフォーマンスおよび高度な機能(偽装、セッション・スニッピング、アイデンティティ・コンテキスト伝播など)を提供できるため、サーバー側セッション管理は、ほとんどのデプロイメント(特に、豊富なセッション管理機能が望ましい内部デプロイメント)でお薦めします。
詳細は、次のトピックを参照してください。
クライアント側セッション管理(Cookieベースのセッション管理とも呼ばれる)は、ブラウザCookieを使用してセッションを管理します。これは基本的にステートレスです。クライアント側のセッション管理は、Coherenceベースのセッション管理と比較して、軽量フットプリントで高いパフォーマンスを提供します。サーバー側に情報を保存せずにブラウザCookieにセッションの詳細を格納するため、高度なサーバー側セッション管理機能を必要としない非常に大きなデプロイメントには、こちらの方が適しています。
「クライアント側セッション管理の理解」を参照してください。
ノート:
Cookieベースのセッションは、ブラウザ・リクエストのコンテキストからのみアクセス可能であり、サーバーから直接アクセスすることはできません。
セッション管理オプションの構成方法については、「WLSTを使用したセッション管理の構成」の説明に従ってください。