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Oracle® Fusion Middleware Oracle Access Management管理者ガイド
11g リリース2 (11.1.2.3) for All Platforms
E61950-08
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57.8 Access Managerによって保護されたリソースでのWNAの検証

統合Windows認証(IWA)は、特定のWindowsオペレーティング・システムに含まれているSPNEGO、KerberosおよびNTLMSSPの認証プロトコルを使用するMicrosoft製品と関連付けられています。

統合Windows認証(IWA)という用語は、Microsoft Internet Information Services、Internet ExplorerおよびMicrosoftのActive Directoryの間で発生する自動認証プロセス用に使用されます。

ノート:

IWAは、HTTPネゴシエート認証、NT認証、NTLM認証、ドメイン認証、Windows統合認証、Windows NTチャレンジ/レスポンス認証、Windows認証など別の名前で呼ばれることもあります。

WNA認証は内部的に行われます。Access Managerと統合すると次のようになります。

  • ユーザーは、認証のためにAccess Managerにリダイレクトされます。

  • OAMサーバーは、リソースがWNAのチャレンジ・メソッドでAccess Managerによって保護されている場合、wwwネゴシエート・ヘッダーを使用した認証をリクエストします。

  • 統合Windows認証(IWA)用に構成されたブラウザは、Kerberos SPNEGOトークンを復号化するためにOAMサーバーに送信します。

  • OAMサーバーは、受信したユーザーSPNEGOトークンを復号化(キー・タブを使用)して、ユーザーをCookieとともにリダイレクトしてエージェントに戻し、リソースにアクセスできるようになります。

Access Managerによって保護されたリソースでのWNAを検証するには、この手順を使用します。

  1. Active Directoryドメイン内のWindowsシステムに、ドメイン・ユーザーとしてログインします。
  2. Access Managerに登録されたホスト対象のActive Directoryに保存されているWindowsドメイン資格証明を使用して、Windows OSクライアントにサインインします。
  3. Internet Explorerのブラウザ・ウィンドウを開き、使用中の環境のOAMによって保護されたアプリケーションのURLを入力します。
  4. Windowsドメインの資格証明でアプリケーションにログインしていて、追加のログインがないことを確認します。