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Oracle® Fusion Middleware Oracle Access Management開発者ガイド
11gリリース2 (11.1.2.3.0) for All Platforms
E67354-04
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Oracle Access Managementの新機能

この項では、Oracle Access Management 11gでの新機能とガイドの変更点について説明します。

次の各項で新機能と変更点について説明します。

ガイド変更: 11gリリース2パッチ・セット3 (11.1.2.3.0)

次の内容がリリース11.1.2.3.0で追加または変更されました。

  • 2016年10月のOracle Access Managementドキュメント・セット刷新で、拡張されたサポートをこのガイド(E67354-04)に含むよう、第18章「アイデンティティ・フェデレーションのためのREST APIの使用」が更新されました。

  • 第18章「アイデンティティ・フェデレーションのためのREST APIの使用」は、2016年10月のOracle Access Managementドキュメント・セット刷新で、このガイド(E67354-03)に追加されました。

  • モバイル・サービスの名称がMobile and Socialサービスに変わりました。

  • 第19章「メッセージ処理プラグインの開発」は、2016年4月のOracle Access Managementドキュメント・セット刷新において、このガイドに追加されました。

  • この章の、現在のこのパッチ・セット・リリース(11gリリース2Patch Set3)より前のリリースに関するガイド変更の項は、2015年9月のOracle Access Managementドキュメント・セット刷新において削除されました。これには、11gリリース2パッチ・セット2 (11.1.2.2.0)以前に関する詳細も含まれます。

  • 2015年9月のOracle Access Managementドキュメント・セット刷新において、このガイドの構成に多少の変更が加えられました。

11gリリース2 (11.1.2)の新機能

Oracle Access Management 11gリリース2 (11.1.2.3.0)には、次のコンポーネントが含まれています。新機能については、このガイドの次の各項で説明しています。

Oracle Access Management Access Manager

このリリースでは、Access Manager Accessソフトウェア開発キット(SDK)に次の機能が追加されました。

  • 11g Cookieのサポート

    SDKで開発するアクセス・クライアントでは、11gエージェント・プロファイルを使用できます。これにより、OAMサーバーは、このアクセス・クライアント専用に生成された秘密鍵を使用してトークンを暗号化できます。詳細は、第2章を参照してください。

  • APIベースの初期化

    SDKで開発するアクセス・クライアントは、独自の構成ストアまたはメカニズムのブートストラップ構成を提供することによって初期化できます。詳細は、第2章を参照してください。

  • Web SSOエージェントの開発用インタフェース

    WebSSOエージェントをAccess Managerと連動できる簡単なインタフェースが用意されています。詳細は、第2章を参照してください。

次のAccess Manager APIが追加されました。

  • ポリシー管理API

    Oracle Policy Administration APIは、Representational State Transfer (REST)インタフェースをサポートしており、OAMポリシー・オブジェクトをRESTfulなリソースとして管理できます。ポリシー管理APIを使用して、ポリシー・オブジェクトの作成、読取り、更新および削除(CRUD)の各操作ができます。詳細は、第5章を参照してください。

Oracle Access Management Mobile and Social

Mobile and SocialはOracle Access Managementの新しいサービスで、保護されているリソースへのアクセスを要求するユーザーと、リソースを保護するバックエンドのAccess ManagementサービスおよびIdentity Managementサービスの間の橋渡しの役割を果たします。Mobile and Socialには簡易なクライアント・ライブラリが用意されており、開発者はこれを使用して、機能豊富な認証、認可およびアイデンティティ機能を登録済アプリケーションに簡単に追加できます。バックエンドのMobile and Socialサーバーのプラガブルなアーキテクチャにより、システム管理者は、ユーザーがインストールしたソフトウェアを更新しなくても、アイデンティティ管理サービスおよびアクセス管理サービスを追加、変更および削除できます。Mobile and Socialには、iOSデバイス用、Androidデバイス用およびJava用のSDKが個別に用意されています。iOS、AndroidまたはJavaのSDKを使用できないプラットフォームまたはデバイスでアプリケーションを開発する場合は、Mobile and SocialサーバーにMobile and Social RESTコールを直接送信するコードを記述できます。Mobile and Socialの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Access Management管理者ガイド』を参照してください。Mobile and Social SDKを使用したアプリケーション開発の詳細は、第I部「Mobile and Socialによる開発」を参照してください。

Oracle Access Management Identity Federation

このリリースでは、Security Token Serviceにユーザー・プロビジョニングAPIが追加されました。このAPIを使用してカスタム・ユーザー・プロビジョニング・プラグインを開発できます。詳細は、第17章を参照してください。

Oracle Access Management Security Token Service

このリリースでは、Security Token Service APIに変更はありません。

製品およびコンポーネントの名前の変更

Oracle Access Managerの多くのコンポーネント名は変更ありません。ただし、重要な変更点がいくつかあります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Access Management管理者ガイド』のOracle Access Managementの新機能に関する項を参照してください。