Oracle® Fusion Middleware Oracle Identity Managerでのセルフ・サービス・タスクの実行 11gリリース2 (11.1.2.3.0) E61970-08 |
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Oracle Identity Self Serviceでは、特定のタイプのタスク・インスタンスを表示できます。これらのタイプは、特定のOracle Identity Managerコンポーネントに関連付けられています。タスク・タイプは、承認、プロビジョニング、証明のタスクおよび監査違反タスクです。
保留中の承認タスク
承認タスクは、受信ボックスの他、Identity Self Serviceの「保留中の承認」ページからも表示および管理できます。これらのタスクは、リクエスト・サービスによってインスタンス化され、承認するユーザーまたは管理者のキューにある関連リクエストに対応します。詳細は、「保留中の承認の管理」を参照してください。
プロビジョニング・タスク(手動プロビジョニング)
プロビジョニング・タスクは受信ボックスには表示されません。プロビジョニング・タスクは、Identity Self Serviceの「プロビジョニング・タスク」セクションから表示および管理できます。これらのタスクは、リクエストによってインスタンス化されたタスク、ユーザーや管理者のキューで保留中の手動プロビジョニング・タスク、または失敗した自動プロビジョニング・タスクに対応します。詳細は、「保留中のプロビジョニング・タスクの管理」を参照してください。
保留中の手動プロビジョニング・タスクは、Identity Self Serviceの「手動履行」セクションから表示できます。これらのタスクは、接続解除されたアプリケーション・インスタンスのプロビジョニングに関連します。詳細は、「手動履行タスクの管理」を参照してください。
承認タスクおよびプロビジョニング・タスクは、管理者とエンドユーザーの両方が使用できます。たとえば、従業員にラップトップを配送するIT部門の担当者は、Oracle Identity Manager管理者ではありませんが、プロビジョニング・タスクを表示および変更する必要があります。
証明タスク(保留中の証明)
証明レビュー・タスクは、受信ボックスの他、Identity Self Serviceの「保留中の証明」ページからも表示および管理できます。これらのタスクは、レビューアのキューの証明プロセスに対応します。詳細は、「証明レビュー・タスクの管理」を参照してください。
監査違反タスク(保留中の違反)
監査違反タスクは、受信ボックスの他、Identity Self Serviceの「保留中の違反」ページからも表示および管理できます。自分に割り当てられているポリシー違反の是正者として、保留中の違反にアクセスしてアクションを実行できます。詳細は、「保留中の違反の管理」を参照してください。
注意: 証明タスクおよび監査違反タスクは、アイデンティティ監査機能が有効になっている場合のみ表示されます。アイデンティティ監査機能の有効化の詳細は、「アイデンティティ監査の有効化」を参照してください。 |
この章では、統合された受信ボックスと、受信ボックスで実行する共通タスクのいくつかについて説明します。内容は次のとおりです。
受信ボックスでは、ログイン・ユーザーに割り当てられたすべての承認タスクおよび証明レビュー・タスクが1つの画面に表示されます。これにより、ログイン・ユーザーはタスク・ビューをフィルタしてユーザー・プリファレンス(割当て済タスク、完了済タスク、情報がリクエストされたタスクなど)に含めることができます。タスクを選択して新しいタブでそのタスクを開き、そのタスクに対して必要なアクションを実行できます。これにより、様々なタブでそれらのタスクを開いて一度に複数のタスクを処理できます。
受信ボックスにアクセスするには、Oracle Identity Self Serviceにログインし、ログインしたユーザー名とともに表示される下矢印をクリックして、「受信ボックス」をクリックします。
また、受信ボックスでは、タスクを検索して、それらをビューにまとめ、共有ビューを作成することもできます。受信ボックスの「ビュー」ペインには使用可能なビューが表示されます。ビューをクリックして、その内容(ビュー定義と一致するタスクをフィルタして示したもの)を表示できます。
受信ボックスでビュー定義を作成する手順は、次のとおりです。
受信ボックスのツールバーで、「検索」フィールドに検索基準を入力します。「検索」フィールドの隣にある検索アイコンをクリックすると、検索結果を表示できます。また、拡張検索の実行を選択することもできます。実行する場合は、検索アイコンの隣にある下向き矢印をクリックし、「拡張」をクリックします。「拡張検索」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「定義」タブで、「検索をビューとして保存」オプションを選択します。このオプションを選択すると、検索条件がビュー定義として保存されます。
「名前」ボックスで、ビューの名前を入力します。あるいは、一般共有ビューのコピーを作成する場合、参照アイコンをクリックして「パブリック・ビューの選択」ダイアログ・ボックスを開き、パブリック・ビュー名を選択して「OK」をクリックします。
注意: ドメイン管理ユーザーとしてログインした場合は、すべてのユーザーがそのビューを表示できるようにビューをパブリックとして作成できます。パブリック・ビューを作成すると、そのパブリック・ビューは「標準ビュー」セクションに表示されます。詳細は、SOAのドキュメントを参照してください。 |
「割当て先」リストから、ビューに表示されているタスクの割当て先を選択します。オプション(例: 「自分」、「管理」、「作成者」)を選択することによって、オプションをフィルタ処理できます。
「割当て先」、「タスク・タイプ」および「条件の追加」の各フィールドで、証明をビューに表示する際の基準とする検索条件を指定します。詳細は、「「保留中の証明」ページでの証明の検索」を参照してください。
「ビューの共有」セクションで、次のいずれかを選択します。
定義のみ: 他のユーザーやグループとビュー定義を共有する場合は、このオプションを選択します。
データ: ビューでデータまたは検索結果を共有する場合は、このオプションを選択します。
「ユーザー」フィールドおよび「グループ」フィールドの隣の参照アイコンをクリックして、そのビューを共有するユーザーおよびグループをそれぞれ選択します。
「ビューとして保存」をクリックします。「ユーザー・ビュー」の下にある受信ボックスの「ビュー」ペインにビューが追加されます。
受信ボックス内のタスク・ステータス情報を表示または非表示にする手順は、次のとおりです。
「受信ボックス」の上部にあるツールバーで、「ステータス」リストに隣接する「タスク・ステータス」アイコンをクリックします。
ヒント: 「タスク・ステータス」セクションがデフォルトで表示されていない場合は、「タスク・ステータス」の横にある矢印をクリックして「タスク・ステータス」を開きます。「タスク・ステータス」を閉じるには、矢印をもう一度クリックします。 |
「タスク・チャートの編集」アイコンをクリックします。「チャート表示状態」ダイアログ・ボックスが表示されます。
受信ボックスの「タスク・ステータス」セクションに表示するタスク・ステータス・オプションを選択します。タスク・ステータスを非表示にするには、タスク・ステータス・オプションの選択を解除します。
「OK」をクリックします。
受信ボックスでのデータの表示方法を変更するには、次の手順を実行します。
受信ボックスのツールバーにある「受信ボックス設定の編集」アイコンをクリックします。「受信ボックス設定の編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「列の表示」セクションで、右矢印および左矢印を使用して「選択した列」リストに対して列名を移動します。「選択した列」リストの列のみが受信ボックスに表示されます。
また、上矢印および下矢印を使用すると、列が受信ボックスで表示される順序を変更できます。ただし、「タイトル」列は常にその位置に関係なく最初の列として表示されます。
「ソート基準」リストと「次の基準」リストで列名を選択して、タスクが受信ボックスで表示される順序を指定します。また、「ソート順」リストで昇順または降順のソート順を指定します。
「フェッチごとのタスクの数」リストから、受信ボックスで一度に表示するタスクの数を選択します。
「タスクの詳細」ページを表示しない場合は、「「タスクの詳細」パネルの非表示」を選択します。
「デフォルト・ビュー」リストから、受信ボックスに移動したときに選択されるデフォルト・ビューを選択します。
「OK」をクリックします。