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Oracle® Fusion Middleware Oracle Mobile Security Suiteコンソール・ヘルプ・リファレンス
11gリリース2 (11.1.2.3)
E61955-02
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2 モバイル・アプリケーション・カタログ・ページのヘルプ

システム管理者はモバイル・アプリケーション・カタログを使用して、インストールおよび更新を含む、ユーザー用のエンタープライズ・アプリケーションのライフサイクルを管理します。アプリケーションには、コンテナ化済またはコンテナ化されていないネイティブiOSまたはAndroidアプリケーション、および仮想アプリケーション(Webブラウザに表示されるWebアプリケーションまたはネットワーク・ファイル共有に接続する共有フォルダ・アプリケーションのいずれか)を含めることができます。カタログ内のアプリケーションは、ロール割当てに基づきユーザーが使用できるようにポリシーに割り当てられます。

内容は次のとおりです。

2.1 モバイル・アプリケーション・カタログ・ページ

モバイル・アプリケーション・カタログ・ページを使用して、次を行います。

  • アプリケーションのカタログの検索。

  • アプリケーション詳細の表示および編集。

  • カタログ内のアプリケーションの追加および削除。

  • モバイル・セキュリティ・マネージャ・コンソールで使用するアプリケーションへのグラフィック・アイコンの割当て。

モバイル・アプリケーション・カタログ・ページには、次のセクションがあります。

コマンド・バーおよび検索

アプリケーションを名前別に検索してから、「ソート」メニューを使用して検索結果を順序変更します。次の表に、コマンド・バーのボタンに関する説明を示します。

要素 説明

検索

検索語を入力して検索ボタンを押します。アプリケーション名と説明の両方のフィールドが検索されます。ワイルドカードは使用できませんが、部分的に一致すると結果が返されます。たとえば、calで検索すると、結果として「Calculator」が返されます。

追加

クリックしてアプリケーションをカタログに追加します。「アプリケーションの追加」ダイアログ・ボックスが開きます。カタログにアプリケーションを追加できるのはシステム管理者のみです。

リフレッシュ

クリックして、検索結果表をリフレッシュします。

ソート

次から選択します:
  • 最終更新 - 最後に更新されたアプリケーションが最初に戻されるよう検索結果をソートします。

  • 表示名 - 検索結果をアプリケーション名でアルファベット順にソートします。


アプリケーションの表(「検索結果」セクション)

検索基準を満たすアプリケーションは、コマンド・バーの下の領域に表示されます。アプリケーション・レコードをクリックすると、「アプリケーション詳細」パネルの開閉が切り替わります。

要素 説明

「アプリケーション」アイコン

アプリケーションを識別しやすくするためのグラフィック・アイコン。

名前

アプリケーションの名前。

説明

モバイル・セキュリティ・マネージャ管理者によって作成されたアプリケーションに関する簡単な説明。

タイプ

次のいずれかが指定されます。
  • アプリケーション - ネイティブiOSまたはAndroidアプリケーション。アプリケーションはコンテナ化または非コンテナ化できます。

  • 仮想アプリケーション - リモート・サーバー上で動作してWebブラウザ内に表示されるWebアプリケーション、またはユーザーがワークスペースにマウントできる共有フォルダ・アプリケーション。

コンテナ化済

ネイティブiOSまたはAndroidアプリケーションがOracle Mobile Security Suiteアプリケーション・コンテナ化ツールを使用して保護されているかどうかを示します。

仮想アプリケーション・タイプ

次のいずれかが指定されます。
  • Webアプリケーション - リモート・サーバー上で動作してWebブラウザ内に表示されるWebアプリケーション。

  • 共有フォルダ・アプリケーション - ユーザーがワークスペースにマウントできるデスクトップ・フォルダ。

プラットフォーム

「iOS」または「Android」、あるいは「iOS」「Android」の両方

インストール先

アプリケーションがインストールされているデバイスの数を示します。

X

クリックして、カタログからアプリケーションを削除します。カタログからアプリケーションを削除できるのはシステム管理者のみです。

『Oracle Mobile Security Suiteの管理』のアプリケーションの管理に関する項

2.2 「アプリケーションの追加」ダイアログ

モバイル・アプリケーション・カタログにアプリケーションを追加するためのフォームに入力します。アプリケーションが複数のプラットフォーム(iOSおよびAndroid)をサポートしている場合、アプリケーションを1回追加し、「配布」セクションでプラットフォーム固有の詳細を構成します。

「アプリケーションの作成」ダイアログには、次のセクションがあります。

アプリケーション詳細

フォームのこのセクションに入力し、アプリケーションに関する一般情報を構成します。選択内容によっては、次の要素の一部しか使用できない場合があります。

要素 説明

アプリケーション・タイプ

アプリケーションがネイティブiOSまたはAndroidアプリケーションである場合、「アプリケーション」を選択します。アプリケーションが、リモート・サーバー上で動作してWebブラウザ内に表示されるWebアプリケーションである場合、またはネットワーク・ファイル共有である場合、「仮想アプリケーション」を選択します。

コンテナ化済

ネイティブiOSまたはAndroidアプリケーションがOracle Mobile Security Suiteアプリケーション・コンテナ化ツールを使用して保護されている場合、「はい」を選択します。

セキュア・ワークスペース・アプリケーション

アプリケーションがセキュア・ワークスペース・アプリケーションである場合にのみ選択します。通常、このようなアプリケーションは1つのみです。セキュア・ワークスペース・アプリケーションがワークスペース登録の一部としてユーザーのデバイスにインストールされ、セキュア・ワークスペース機能が用意されます。他のすべてのアプリケーションでは、このオプションを選択しないでください。

名前

アプリケーションの名前を入力します。

説明

自分または別の管理者が将来このアプリケーションを識別する際に役立つ簡単な説明。

プラットフォーム

次から選択します:
  • iOS - アプリケーションは、AppleのiOSモバイル・オペレーティング・システムが稼働するモバイル・デバイスで動作します。

  • Android - アプリケーションは、GoogleのAndroidオペレーティング・システムが稼働するモバイル・デバイスで動作します。

  • すべて - アプリケーションは、iOSとAndroidの両方で動作します。

ベンダー

アプリケーションを作成した会社または開発者の名前を入力します。

アイコン

モバイル・セキュリティ・マネージャ・コンソール内のアプリケーション名の横に表示されるアプリケーション・アイコンをアップロードします。ファイルの選択をクリックして、アイコン・ファイルに移動します。

アイコン・ファイルをPNG形式にする必要があります。ピクセル単位で推奨されるアイコン・サイズは114 x 114です。

実装タイプ

アプリケーションがWebブラウザで動作する場合は「Webアプリケーション」を選択します。または、「共有フォルダ・アプリケーション」を選択し、ユーザーがワークスペースにマウントできるデスクトップ・フォルダを構成します。

ターゲットURL

Webアプリケーションを構成する場合、プロトコル(たとえば、http://またはhttps://)から始まる完全なURLを入力します。

ターゲット・フォルダ

共有フォルダ・アプリケーションを構成する場合、ユーザーがワークスペースにマウントするフォルダのパスを入力します。たとえば、smb://sharedfolderなどです。

smbまたはhttpプロトコル識別子なしで、*Homedirectory* LDAP属性を入力することもできます。システムが内部でそれを正しいURLに変換します。


配布

「プラットフォーム」メニューから選択して「配布」セクションに入力します。アプリケーションがiOSとAndroidの両方をサポートしている場合、タブを使用してそれぞれを個別に構成します。

要素 説明

配布場所

コンテナ化済アプリケーションまたはセキュア・ワークスペース・アプリケーションをアップロードするには、「ファイルの選択」をクリックして、アプリケーション・バイナリをアップロードします。

他のアプリケーションの場合、次から選択して、配布場所を指定します。

  • プラットフォームのパブリックなアプリケーション・ストア(iTunes App StoreまたはGoogle Play Store)を指定します

  • 「ファイルの選択」をクリックして、バイナリを直接アップロードします

配布場所に「バイナリ」を選択すると、アップロードされたバイナリ・ファイルを抽出した後に、「パッケージ名」「バージョン」および「最低OSバージョン」フィールドが自動的に移入されます。

AppID iOSアプリケーションの場合、アプリケーションIDを追加します。

アプリケーションURL

バイナリを直接アップロードせず、iTunes App StoreまたはGoogle Play Storeを使用してアプリケーションを配布しない場合、ユーザーがアプリケーションをダウンロードできるURLを入力します。

パッケージ名

アプリケーションの完全パッケージ名(例: com.oraclecorp.internal.WhitePages)。

バージョン

アプリケーションの作成者からアプリケーションに割り当てられたバージョンの名前または番号。

コンテナ化バージョン

アプリケーションがコンテナ化されている場合、アプリケーションの処理に使用したコンテナ化ツールのバージョン。

最低OSバージョン

アプリケーションの動作に必要なモバイル・オペレーティング・システム・ソフトウェアの最低バージョン。

『Oracle Mobile Security Suiteの管理』のモバイル・アプリケーション・カタログについておよびデバイスへのアプリケーションの追加に関する項