Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Discoverer Plusユーザーズ・ガイド 11gリリース1 (11.1.1) E51907-01 |
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この章では、Discoverer Plus Relationalを使用するときに作業を行うメイン・ダイアログについて説明します。項目は次のとおりです。
注意: この章の例では、Discovererに用意されているサンプルのVideo Tutorial Workbookを使用します。画面に表示されるテーブル、チャート、データおよびアイテムは、データベース内の実際のデータ、および組織のDiscovererマネージャが設計したワークブックによって異なります。
ワークエリアで、Discovererにおけるほとんどの分析作業を行います。ワークエリアには、現在のワークシート、および現在のワークブックの他のワークシートのタブが表示されます。Discovererのナビゲーション機能によって、ワークブックやワークシートでの必要な情報の検索が容易になります。
Discovererワークエリアのデータは、次の様々な方法で分析できます。
ドラッグ・アンド・ドロップを使用する方法(詳細は、「Discovererのドラッグ・アンド・ドロップ機能」を参照)
メニューを使用する方法(詳細は、「Discovererのメニュー」を参照)
ツールバーを使用する方法(詳細は、「Discovererのツールバー」を参照)
ワークシート・ウィザードを使用する方法(詳細は、「Discovererワークシート・ウィザードの概要」を参照)
Discovererで作業する際に、次のドラッグ・アンド・ドロップ機能を使用します。
ワークシートへのアイテムの追加。「選択可能なアイテム」ウィンドウからワークシートにアイテムをドラッグ・アンド・ドロップします(詳細は、「Discovererワークエリアのアイテムのドラッグ・アンド・ドロップ」を参照)。
ワークシート上のアイテムの再配置。その位置にアイテムをドラッグ・アンド・ドロップします(詳細は、「Discovererワークエリアでのアイテムの再配置」を参照)。
メニューを使用したアイテムの追加および削除と同様に、ワークシート上にアイテムをドラッグ・アンド・ドロップできます。次の例は、「選択可能なアイテム」ウィンドウからワークシートにアイテムをドラッグしてワークシートにアイテムを追加する方法を示しています。
ワークシートのアイテムを削除するために、ワークシートからワークシート領域の外側にアイテムをドラッグ・アンド・ドロップすることもできます。ドラッグ先は「選択済アイテム」ウィンドウ(表示されている場合)を除いてどこでもかまいません。
メニューを使用したアイテムの追加および削除と同様に、ワークシートのアイテムをワークシートのある領域から別の領域にドラッグして再配置できます。次の例では、Departmentアイテムは行軸から列軸にドラッグされています。
注意: Profit SUMヘッダーの下の黒いバーはアイテムのドラッグ先を示しています。あるアイテムを別のアイテムの上にドロップすると、2つのアイテムの位置を入れ替えることができます(ターゲット・アイテムはグレーのバーでマーク付けされます)。
アイテムをクロス集計ワークシートの別の軸にドラッグすることは、ピボットと呼ばれます(詳細は、「データのピボット」を参照)。
Discovererでは、標準のメニューおよび一連の右クリック・メニューを使用してタスクを実行できます。
標準メニューは、Discovererワークエリアの上部に表示されます。標準メニューには「ファイル」、「編集」、「表示」、「フォーマット」、「ツール」、「ヘルプ」のオプションがあります。
Discovererでは、一連のツールバーを使用して、Discovererの強力な機能にすばやく簡単にアクセスできます。
標準ツールバーには、最も一般的なメニュー・オプション(「保存」、「印刷」、「リフレッシュ」、「ワークシートの編集」、「ソート」など)のアイコンがあります。Discovererの操作に慣れると、メニュー・バーのかわりにツールバーを使用してオプションを選択できるようになります。
標準ツールバーを表示するには、「表示」→「ツールバー」→「標準ツールバー」を選択します。
ヒント: ツールバー・オプションの名前を表示するには、ツールバー・オプションの上にカーソルを移動し、そのオプションのツール・ヒントを表示します。詳細は、「ツール・ヒント」を参照してください。
フォーマット・ツールバーを使用すると、選択したワークシート・アイテムをフォーマットできます。
フォーマット・ツールバーを表示するには、「表示」→「ツールバー」→「フォーマット・ツールバー」を選択します。
ヒント: ツールバー・オプションの名前を表示するには、ツールバー・オプションの上にカーソルを移動し、そのオプションのツール・ヒントを表示します。詳細は、「ツール・ヒント」を参照してください。
グラフ・ツールバーを使用すると、グラフを編集できます。
グラフ・ツールバーを表示するには、「表示」→「ツールバー」→「グラフ・ツールバー」を選択します。
ヒント: ツールバー・オプションの名前を表示するには、ツールバー・オプションの上にカーソルを移動し、そのオプションのツール・ヒントを表示します。詳細は、「ツール・ヒント」を参照してください。
「選択可能なアイテム」ツールバーを使用すると、ビジネスエリア内の使用可能なすべてのアイテムを使用してワークシートを編集できます。
「選択可能なアイテム」ツールバーは、「選択可能なアイテム」ウィンドウの上に表示されます。「選択可能なアイテム」ウィンドウを表示するには、「表示」→「選択可能アイテム・ウィンドウ」を選択します。
「選択可能なアイテム」ツールバーのオプションの詳細は、「「選択可能なアイテム」ウィンドウ」を参照してください。
「選択済アイテム」ツールバーを使用すると、現在ワークシート上にあるワークシート・アイテムを編集できます。
「選択済アイテム」ツールバーは、「選択済アイテム」ウィンドウの上に表示されます。「選択済アイテム」ウィンドウを表示するには、「表示」→「選択済アイテム・ウィンドウ」を選択します。
「選択済アイテム」ツールバーのオプションの詳細は、「「選択済アイテム」ウィンドウ」を参照してください。
Discovererを簡単に使用できるように、ツールバーのオプションの上にカーソルを移動すると、ツール・ヒントが表示されます。ワークエリアの下部にも、ツールバーのオプションに関する追加情報が表示されます。
次の図は、条件ツールバー・アイテムのツール・ヒントおよびDiscovererワークエリアの下部に表示される追加情報を示しています。
次の表は、Discovererアイテム・ナビゲータで表示されるアイコンを示しています。
アイコン | 説明 |
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集計: データを集計する算術関数です。「Region」などのテキスト・アイテムの場合に一般的に使用される集計方法は、Count、MaxおよびMinです。つまり、「Region」アイテムの数を数えたり、最高値と最低値(たとえば、Aが最高値でZが最低値など)を検索できます。
数値アイテムの場合によく使用される集計方法は、Sum、Count、Max、Min、AverageおよびDetailです。たとえば、数値データの合計(Sum)や平均(Average)を求めることができます。デフォルト集計(Discovererマネージャが指定)は太字で表示されます。 |
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ビジネスエリア: Discovererマネージャが作成したビジネスエリアを表示します。新規ワークシートの別のビジネスエリアを選択するには、下向き矢印をクリックし、ビジネスエリアのリストから選択します。1つのビジネスエリアには1つ以上のフォルダが含まれています。 | |
計算: 他のアイテムから新規データを生成する数式です。
注意: Discovererマネージャが定義した計算はフォルダに表示されます。ユーザーが定義した計算はフォルダに表示されません。 |
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条件: 特定のデータを検索するためのフィルタです。
注意: Discovererマネージャが定義した条件はフォルダに表示されます。ユーザーが定義した条件はフォルダに表示されません。 |
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フォルダ: ワークシートで使用するアイテムが含まれています。フォルダの隣のプラス記号(+)およびマイナス記号(-)をクリックして、開いたり閉じたりします。 | |
アイテム: テーブルの列またはクロス集計軸のレベルに対応しています。軸アイテムは不変であり、比較的数が少なく、値は一意です(会社の部門名、販売地域名など)。軸アイテムの値は値リスト(LOV)として表示されます。 | |
アイテムの値: 値リスト(LOV)内のアイテム。 | |
数値アイテム: 数値データを表します。数値アイテムの値はデータの分析に応じて変わる可能性があります(たとえば、利益を合計すると、都市と地域とでは異なる結果となります)。数値アイテムはテーブル・ワークシートでは軸アイテムと同様に扱われ、クロス集計の本体のデータに相当します。 | |
パーセント: 数値のワークシート・アイテムの値を集計するためにDiscovererで計算されるパーセント。 | |
チェック・マークでマーク付されたワークシート・アイテムが現行ワークシートに現在表示されています。 | |
総計: 数値のワークシート・アイテムの値を集計するためにDiscovererで計算される総計。 |
注意: グレー表示されているアイテムはワークシートで使用できません。
軸アイテムとは、ワークブック・ウィンドウの各軸に表示されるアイテムのことです。
ページ軸
列軸
行軸
通常、軸アイテムには比較的少数の関連性のない値を設定します。軸アイテムは、特定のデータ値を識別するために使用します。
たとえば、クロス集計ワークシートで売上高を表示する場合は、列軸に年度を、行軸に地域を設定できます。この結果、これらの軸アイテムを使用して、特定の年度の特定地域の売上を調べることができます。次の図では、ページ軸に部門アイテム、列軸に年度、行軸に地域が設定されています。
ワークシート上のデータ・ポイントは、ワークシート本体のデータです。データ・ポイントとは、分析目的に使用するデータのことです。一般的に、次のようなデータです。
テーブル・ワークシートの場合、データ・ポイントにはテキスト情報と数値情報が含まれます(例: 顧客名簿、製品の部品番号リスト)。
クロス集計ワークシートの場合、データ・ポイントには列軸と行軸の交点で計算された数値が含まれます(例: 月間利益、製品別売上高)。