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Oracle® Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド
11g リリース 1 (11.1.1)
B61375-04
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E.2 コマンドライン構文

rwdiagには、次の操作を実行するためのキーワードを使用します。

E.2.1 構文

rwdiag.bat | rwdiag.sh {-find serverName | -findAll |-monitor [-log log_file_name]} [-conf config_file_name] [-timeout seconds]

説明:

rwdiag.batは、Microsoft Windows用のスクリプトです。

rwdiag.shは、UNIX用のスクリプトです。

-find serverNameは、現在のネットワーク上で実行されている、指定された名前のReports Serverを検出します。

-findAllにより、ネットワーク上のすべてのReports Serverとブリッジを検出し、リストします。

-monitorは、ネットワーク上のブロードキャスト・パケットをリストします。監視を終了するには、[q]を押してから[Enter]を押します。このオプションは、ネットワーク構成ファイルに指定されている検出メカニズムがネーミング・サービスの場合、使用できません。

-log log_file_nameは、監視結果を書き込むログ・ファイルを指定します。指定しない場合、監視結果は画面に表示されます。ファイル名には絶対パスを使用できます。ファイル名のみを指定した場合、ログ・ファイルは現在使用されているフォルダに作成されます。

-conf config_file_nameは、カスタムの構成ファイルを指定します。指定しない場合、rwnetwork.confがデフォルトのファイル名になります。検出メカニズム(ブロードキャストまたはネーミング・サービス)やポート番号などの設定は、このファイルから取得されます。このユーティリティでは、構成ファイルは<INSTANCE_ HOME>\config\ReportsToolsComponent\ReportsTools\confにあることが前提となります。存在しないファイルを指定すると、そのファイルがrwnetwork.template内のデフォルト設定を使用して作成されます。

-timeout secondsは、タイムアウト値を秒単位で指定します。指定しない場合、デフォルト値は10秒になります。タイムアウトは、クライアントがリクエスト・パケットをブロードキャストしてから、サーバーのレスポンスを待機する時間です。このオプションは、ネットワーク構成ファイルに指定されている検出メカニズムがネーミング・サービスの場合、無視されます。

E.2.2 使用上の注意

  • 検出メカニズムにネーミング・サービスを使用している場合、ホスト情報は使用できません。

  • 検出メカニズムにネーミング・サービスを使用していると、検出はネーミング・サービス内のReports Server名に基づいて行われるため、サーバーの検出に要した時間は表示されません。ユーティリティはサーバーからの応答を待機する必要はありません。したがって、要した時間はネーミング・サービスには関係ありません。

  • ブリッジは、ネーミング・サービスにバインドしていないため、ネーミング・サービスを使用して検出できません。Reports Serverの実装のみがネーミング・サービスにバインドしています。

  • 構成ファイルにあるタイムアウト値は無視されます。コマンドラインで指定した値のみが適用されます。コマンドラインに値を指定しない場合、デフォルト値は10秒になります。

  • 検出対象となるReports Serverが検出されないと、サーバーが見つからなかったことを示すREP-50504メッセージが生成されます。