Oracle® Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド 11g リリース 1 (11.1.1) B61375-04 |
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コマンドラインでのOracle Reportsコマンドは、一般的に次の形式をとります。
component_name keyword=value, keyword=value, ...
それぞれのkeyword=value
の組合せはコマンドライン・オプションと呼ばれます。
キーワードは必ず指定する必要がありますが、コンポーネント名の後ろに順不同で使用できます。
オプションの等号記号の前後に空白を入れることはできません。
オプションを区切るには、1つ以上の空白を使用します。コンマで区切ることはできません。
値は一重引用符または二重引用符で囲む場合もあります。一重引用符または二重引用符の効果はオペレーティング・システムによって異なります。
どのオプションでも、keyword=
部分では大文字と小文字は区別されません。value
部分は、使用しているオペレーティング・システムによって大文字と小文字が区別される場合があります。
コマンドラインから一重引用符を渡す場合、2つの引用符(1つはエスケープとして、もう1つは実際の引用符として)入力する必要があります。例:
rwrun REPORT=myrep DESTYPE=file DESNAME=run.out BATCH=yes p_value="Roy''s Batch Report"
フルパス名は、すべてのファイル参照に対してサポートされています(例: DESNAME=/revenues/q1/nwsales
)。フルパス名を指定しないと、Oracle Reportsのファイル検索メソッドが使用されてファイルが検索されます。キーワード値にファイル名を含むパスを指定しないと、Reports ServerではREPORTS_PATH
環境変数からファイル検索を試みます。
クライアントのコマンドラインで指定されたすべてのファイル名とパスは、サーバー・マシン上のファイルとディレクトリを参照します。ただし、次のコマンドライン・キーワードに対して指定されたファイルはこれらを参照しません。
CMDFILE=
filename
。この場合は、指定されたCMDFILEが読み取られ、元のコマンドライン(CMDFILE
が記述されているコマンドライン)に追加されてから、Reports Serverに送信されます。ランタイム・エンジンによって、このコマンド・ファイルが再び読み取られることはありません。
DESNAME=
filename
DESTYPE=LOCALFILE
。この場合、DESNAME
はクライアント・マシンにあるファイルを参照します。
ランタイム・パラメータ・フォームに入力された値は、コマンドラインで入力された値よりも優先されます。たとえば、コマンドラインでrwrun
をCOPIES=1
で指定しても、ランタイム・パラメータ・フォームでCOPIES=2
と指定した場合は、生成されるレポートの部数は2です。
コマンドラインに入力した値は、コマンド・ファイルで指定した値よりも優先されます。たとえば、コマンドラインでrwrun
をCOPIES=1
およびCMDFILE=RUNONE
(コマンド・ファイル)で指定すると、RUNONE
コマンド・ファイルにrwrun COPIES=2
の記述が含まれていても、生成されるレポートの部数は1です。
DESTYPE
、DESNAME
、DESFORMAT
、ORIENTATION
およびCOPIES
の値は、いくつかの異なる場所で指定できます。次のリストは、これらの値を指定する場所の優先順位を高いほうから順に示しています。
「ジョブの印刷」ダイアログ・ボックス
ランタイム・パラメータ・フォーム
「プリファレンス」ダイアログ・ボックスの「ランタイム・パラメータ」タブ/「ランタイム設定」タブ
コマンドラインのキーワード
レポート定義で指定した値
「プリンタの選択」ダイアログ・ボックス