Oracle® Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド 11g リリース 1 (11.1.1) B61375-04 |
|
前 |
次 |
この項では、レポートを公開するためのURLの作成に関するクイック・リファレンス情報を提供します。ここで取り上げる配布タイプは、次の2つです。
ここで提供する情報は、Windows環境とUNIX環境でほとんど同じです。相違点も示してあります。
Oracle Reports Servlet (rwservlet
)を介したレポート実行のURL構文は、次のとおりです。
http://web_server.domain_name:port/alias/rwservlet?parameters
表18-1では、URLの構成要素について説明します。
表18-1 Oracle Reports ServletをコールするURLの構成要素
コンポーネント | 説明 |
---|---|
|
Oracle HTTP Serverをインストールしたときに各自で付けた名前。 |
|
所属する組織のドメイン名。 |
|
Oracle HTTP Serverがリクエストをリスニングするポート番号。ポートが指定されない場合は、デフォルト(80)が使用されます。 |
|
URLがアクセスするファイルへの絶対パスにかわる仮想パス。 |
|
Oracle Reports Servletを起動します。 |
|
コマンドライン・オプションの開始を示します。 |
|
すべてのコマンドライン・オプション、またはコマンドライン・オプションが指定されているキー・マップ・ファイルへのキー。 |
Oracle Reports Servlet (rwservlet
)をコールするURLは次のようになります。
http://neptune.world.com:80/reports/rwservlet?keyname
keyname
により、cgicmd.dat
キー・マップ・ファイルにおいて一意のヘッダー(キー名)の下に示されているコマンドを参照します(詳細は、第18.13項「キー・マップ・ファイルの使用」を参照)。JSPファイルの場合は、この処理が異なるので注意してください。JSPファイルでは、キーワード/値のペア(cmdkey=
value
)を使用して、cgicmd.dat
ファイル内のコマンドラインに対するキー名を指定します。
Oracle Reports Servlet (rwservlet
)を使用する場合、JSPファイルにペーパー・レイアウトが含まれていると、JSPレポート・ファイルを実行できます。レポートを実行する際に、URLにOracle Reports Servlet (rwservlet
)を指定し、コマンドライン・オプション(report=
myreport
.jsp
)でJSPをコールします。
例:
http://neptune.world.com:80/reports/rwservlet?report=myreport.jsp&destype=cache&desformat=html
コマンドライン・キーワードおよび値の詳細は、付録A「コマンドライン・キーワード」を参照してください。
JSPベース・レポートのURLの構文は、次のとおりです。
http://web_server.domain_name:port/alias/myreport.jsp?parameters
表18-2では、JSPベース・レポートのURLの構成要素を説明します。
表18-2 JSPベース・レポートのURLの構成要素
コンポーネント | 説明 |
---|---|
|
Oracle HTTP Serverをインストールしたときに各自で付けた名前。 |
|
所属する組織のドメイン名。 |
|
Oracle HTTP Serverがリクエストをリスニングするポート番号。ポートが指定されない場合は、デフォルト(80)が使用されます。 |
|
URLがアクセスするファイルへの絶対パスにかわる仮想パス。 |
|
このURLで実行されるレポートの |
|
コマンドライン・オプションの開始を示します。 |
|
すべてのコマンドライン・オプション、またはコマンドライン・オプションが指定されているキー・マップ・ファイルへのキー。 |
JSPベース・レポートの起動に使用されるURLは、次のようになります。
http://neptune.world.com:80/jsp/myreport.jsp?
URLには、追加のコマンドライン・パラメータを含むcgicmd.dat
ファイル内のコマンドラインを参照するキーを指定できます。その場合は、名前と値のペア(cmdkey=
keyname
)を使用する必要があります。これは、疑問符で示される問合せ文字列の開始点の後であれば、URLの任意の位置に指定できます。例:
http://neptune.world.com:80/jsp/myreport.jsp?userid=scott/tiger@hrdb&cmdkey=key1
URLでパラメータを結合するときは、スペースを一切挿入せずに、アンパサンド(&
)を使用します。
JSPを使用する場合、Oracle Reports Servlet (rwservlet
)も使用できます。レポートを実行する際に、URLにOracle Reports Servlet (rwservlet
)を指定し、コマンドライン・オプション(report=
myreport
.jsp
)でJSPをコールします。
例:
http://neptune.world.com:80/reports/rwservlet?report=myreport.jsp&destype=cache&desformat=html
コマンドライン・キーワードの詳細は、付録A「コマンドライン・キーワード」を参照してください。