Oracle® Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド 11g リリース 1 (11.1.1) B61375-04 |
|
前 |
次 |
OracleAS Single Sign-Onは、セキュアなサーバー環境にのみ実装できます。つまり、Oracle Reports ServicesでOracleAS Single Sign-Onの実装を検討する場合、Reports Server構成ファイルにセキュリティ・ポリシーが正しく設定されていることが前提となります。詳細は、第15章「Oracle Reports Servicesの保護」を参照してください。
OracleAS Single Sign-Onでは、管理者が各ユーザーにユーザーIDを設定します。管理者は、Oracle Internet Directoryにおいて、そのユーザー・インタフェースであるOracle Delegated Administration Servicesを使用してこれを行います。Oracle Delegated Administration Servicesには、スタンドアロンからでもOracle Portalからでもアクセスできます。どちらの場合も、Oracle Internet Directoryに情報が保存されます。
ユーザーIDは、ユーザー名とパスワードで構成されます。ユーザーを設定すると、そのユーザーにデータソース接続文字列が関連付けられます。ユーザーは、ログイン時にユーザー名とパスワード(ユーザーID)を入力する必要があります。それにより、そのユーザーIDと関連付けられたすべてのデータソースにアクセスできます。OracleAS Single Sign-OnではセッションCookieが発行されますが、これはそのセッション用のすべての認可済入り口を開くための鍵として効果的に機能します。
注意: SSO関連コンポーネント(Oracle Internet Directoryなど)を設定するための要件と手順の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Internet Directory管理者ガイドおよび『Oracle Fusion Middleware Oracle HTTP Server管理者ガイド』を参照してください。 |