Oracle® Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド 11g リリース 1 (11.1.1) B61375-04 |
|
前 |
次 |
OracleAS Reports Services 11gへのアップグレード後は、次の各項で、OracleAS Reports Servicesユーザーが実行する一般的なアップグレード後のタスクに関する詳細を確認してください。
Oracle Reports 11gへのアップグレード時には、セキュリティの構成はアップグレードされません。このため、Oracle Reports 11gのセキュリティ構成はアップグレード前と同じままです。
Oracle Reports 11gで使用できるセキュリティ機能および構成方法の詳細は、第15章「Oracle Reports Servicesの保護」を参照してください。
次の各項では、OracleAS Reports Services 11gにアップグレードした後に実行するその他のアップグレード後の共通タスクについて説明します。
reports.sh
、rwrun.sh
、rwserver.sh
など、Oracle Reports 10gのOracleホームのbinディレクトリに格納されたシェル・スクリプトは、アップグレード・プロセスの際に自動ではアップグレードされません。このため、これらのスクリプトは必要に応じて手動で変更する必要があります。アップグレード後は、Oracle Fusion Middleware 11gの次のディレクトリでこれらのスクリプトを検索できます。
ORACLE_INSTANCE/config/reports/bin
OracleAS Reports ServicesのDATファイルは、アップグレード・プロセスでアップグレードされます。ただし、DATファイルのジョブ・コマンド・エントリに古いOracleホーム・パス名、または無効なパス名に対する参照が含まれていると、それらのジョブは失敗します。このため、レポート・ジョブの再スケジュールが必要になります。
OracleAS Reports Services 10gでは、インプロセス・サーバーのターゲットがOracle Enterprise Manager Application Server ControlにReports Serverとして表示されています。
しかし、OracleAS Reports Services 11gにアップグレードすると、インプロセス・サーバーはOracle Enterprise Manager Fusion Middleware ControlにReportsサーバーとして表示されません。かわりに、reportsと呼ばれるReportsアプリケーションとして表示され、Reportsのアプリケーション・ページでインプロセス・サーバーのターゲットとReportsサーブレットを管理できます。
キャッシュされた出力ファイルは、Oracle Reports 11gにはアップグレードされません。