| Oracle® Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド 11g リリース 1 (11.1.1) B61375-04 |
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Oracle Reportsでは、XMLを使用して定義して記述されたパブリック・インタフェースとバインディングを持つWebサービスとしてRWWebServiceサーブレットが公開されます。これらのパブリック・インタフェースとバインディングは、WSDLを介してネットワーク全体に発行されます。
Oracle Enterprise ManagerでRWWebserviceをテストするには、次の手順を実行します。
Oracle Enterprise Managerにログインします。
「WebLogicドメイン」にナビゲートします。
「WebLogicドメイン」メニューから「Webサービス」→「Webサービスのテスト」を選択します。
「Webサービスのテスト」ページが表示されます。
WSDLのURLを入力し、「WSDL解析」をクリックします。
起動するWebサービス操作を選択します。
該当するフィールドに有効な値を入力します。
「Webサービスのテスト」をクリックします。
「Webサービスのレスポンス」が表示されます。
値を編集する場合は、「リクエスト」タブをクリックし、ステップ6および7を実行します。
RWWebServiceのエンドポイントでは、次の操作がサポートされています。
getAPIVersion()操作では、Reports Serverのバージョンの詳細をXMLフォーマットで返します。この操作にはパラメータは必要ありません。
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注意:
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getAPIVersionレスポンスを表示する手順は、次のとおりです。
Oracle Enterprise Managerの「Webサービスのテスト」ページにナビゲートします。第19.3.1項「Oracle Enterprise Managerを使用したRWWebServiceのテスト」のステップ1から3を参照してください。
「操作」ドロップダウン・リストから、「getAPIVersion」を選択します。
「テスト」ページにパラメータは表示されません。
「Webサービスのテスト」をクリックします。
SOAPレスポンスが、「レスポンス」タブに表示されます。
次は、getAPIVersion操作のレスポンス例です。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<SOAP-ENV:Envelope xmlns:SOAP-ENV="http://schemas.xmlsoap.org/soap/envelope/"
xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema">
<SOAP-ENV:Body>
<ns1:getAPIVersionResponse
xmlns:ns1="http://oracle.reports.rwclient/RWWebService.wsdl"
SOAP-ENV:encodingStyle="http://schemas.xmlsoap.org/soap/encoding/">
<return xsi:type="xsd:string">11.1.1.1.0</return>
</ns1:getAPIVersionResponse>
</SOAP-ENV:Body>
</SOAP-ENV:Envelope>
getServerInfo(String serverName, String authId)操作では、2つのパラメータを使用し、Reports Serverの情報をXMLフォーマットで返します。
有効なパラメータは、次のとおりです。
serverName: NULLでない有効なサーバー名です。指定されたサーバーがネットワークで稼動していない場合、この操作によってエラーが発生します。
authId: ユーザー名/パスワード形式の文字列で、セキュリティ保護されたサーバーに指定する必要があります。セキュリティ保護されていないサーバーの場合、このパラメータは無視されます。
getServerInfoレスポンスを表示する手順は、次のとおりです。
Oracle Enterprise Managerの「Webサービスのテスト」ページにナビゲートします。第19.3.1項「Oracle Enterprise Managerを使用したRWWebServiceのテスト」のステップ1から3を参照してください。
「操作」ドロップダウン・リストから、「getServerInfo」を選択します。
「テスト」ページに「入力引数」セクションの関連パラメータ・フィールドが表示されます。
Reports Server名(arg0)とauthId (arg1)を入力します。
「Webサービスのテスト」をクリックします。
SOAPレスポンスが、「レスポンス」タブに表示されます。
次は、getServerInfo操作の出力例です。
<?xml version = '1.0' encoding = 'ISO-8859-1' standalone = 'yes'?>
<serverInfo name="repserv" version="11.1.1.1.0">
<host>incq246bc</host>
<processId>2588</processId>
<startTime>27-May-2003 10:09:34</startTime>
<queue maxQueueSize="1000"/>
<engine id="rwEng" activeEngine="1" runningEngine="0"/>
<engine id="rwURLEng" activeEngine="1" runningEngine="0"/>
<performance>
<property name="successfulJobs" value="6"/>
<property name="currentJobs" value="0"/>
<property name="futureJobs" value="0"/>
<property name="transferredJobs" value="0"/>
<property name="failedJobs" value="0"/>
<property name="AverageResponseTime" value="2124"/>
<property name="executionTimeToDate" value=""/>
</performance>
</serverInfo>
getJobInfo(Integer jobId, String serverName, String authId)操作では、ジョブ情報をXMLフォーマットで返します。
有効なパラメータは、次のとおりです。
jobId: 情報が必要なジョブのJob IDです。
serverName: NULLでない有効なサーバー名の値を指定する必要があります。指定されたサーバーがネットワークで稼動していない場合、この操作によってエラーが発生します。
authId: ユーザー名/パスワード形式の文字列で、セキュリティ保護されたサーバーに指定する必要があります。セキュリティ保護されていないサーバーの場合、このパラメータは無視されます。
getJobInfoレスポンスを表示する手順は、次のとおりです。
Oracle Enterprise Managerの「Webサービスのテスト」ページにナビゲートします。第19.3.1項「Oracle Enterprise Managerを使用したRWWebServiceのテスト」のステップ1から3を参照してください。
「操作」ドロップダウン・リストから、「getJobInfo」を選択します。
「テスト」ページに「入力引数」セクションの関連パラメータ・フィールドが表示されます。
jobId (arg0)、Reports Server名(argm1)およびauthId (arg2)を入力します。
「Webサービスのテスト」をクリックします。
SOAPレスポンスが、「レスポンス」タブに表示されます。
次は、job id=3を指定した場合のgetJobInfo操作の出力例です。
<?xml version = '1.0' encoding = 'ISO-8859-1' standalone = 'yes'?>
<serverQueues>
<job id="3" queueType="past">
<name>test.rdf</name>
<type>report</type>
<status code="4">Finished successfully</status>
<owner>RWUser</owner>
<server>repserv</server>
<destination>
<desType>cache</desType>
<desFormat>html</desFormat>
<file>21748116.htm</file>
<file>217481161.jpg</file>
<file>217481160.jpg</file>
</destination>
<timingInfo>
<queued>27-May-2003 10:21:50</queued>
<started>27-May-2003 10:21:50</started>
<finished>27-May-2003 10:21:51</finished>
</timingInfo>
</job>
</serverQueues>
killJob(Integer jobId, String serverName, String authId)操作では、指定されたジョブIDに基づいてジョブを削除し、操作のステータスをXMLフォーマットで返します。
有効なパラメータは、次のとおりです。
jobId: 情報が必要なジョブのJob IDです。
serverName: NULLでない有効なサーバー名の値を指定する必要があります。指定されたサーバーがネットワークで稼動していない場合、この操作によってエラーが発生します。
authId: ユーザー名/パスワード形式の文字列で、セキュリティ保護されたサーバーに指定する必要があります。セキュリティ保護されていないサーバーの場合、このパラメータは無視されます。
killJobレスポンスを表示する手順は、次のとおりです。
Oracle Enterprise Managerの「Webサービスのテスト」ページにナビゲートします。第19.3.1項「Oracle Enterprise Managerを使用したRWWebServiceのテスト」のステップ1から3を参照してください。
「操作」ドロップダウン・リストから、「killJob」を選択します。
「テスト」ページに関連パラメータ・フィールドが表示されます。
jobId (arg0)、Reports Server名(arg1)、およびauthId (arg2)を入力します。
「Webサービスのテスト」をクリックします。
SOAPレスポンスが、「レスポンス」タブに表示されます。
次は、Job ID=3を指定した場合のkillJob操作の出力例です。
<?xml version = '1.0' encoding = 'ISO-8859-1' standalone = 'yes'?>
<serverQueues>
<job id="3" queueType="past">
<name>test.rdf</name>
<type>report</type>
<status code="7">Canceled upon user request</status>
<owner>RWUser</owner>
<server>repserv</server>
<destination>
<desType>cache</desType>
<desFormat>html</desFormat>
</destination>
<timingInfo>
<queued>27-May-2003 10:21:50</queued>
<started>27-May-2003 10:21:50</started>
<finished>27-May-2003 10:22:00</finished>
</timingInfo>
</job>
</serverQueues>
runJob(String commandLine, Boolean synchronous)操作では、commandLineパラメータの一部として指定されたReports Serverに対してジョブを実行します。
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注意: Oracle ReportsのWebサービスでは、ジョブの出力や実際のレポートが返されません。 |
有効なパラメータは、次のとおりです。
commandLine: ジョブを送信するための完全なコマンドライン構文です。例:
server=repserv report=test.rdf destype=file desname=output.pdf desformat=pdf userid=scott/tiger@oraDB
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注意: コマンドライン・パラメータでは、 |
synchronous: ジョブを同期で実行するかどうかを指定するBOOLEANオブジェクトです。
runJobレスポンスを表示する手順は、次のとおりです。
Oracle Enterprise Managerの「Webサービスのテスト」ページにナビゲートします。第19.3.1項「Oracle Enterprise Managerを使用したRWWebServiceのテスト」のステップ1から3を参照してください。
「操作」ドロップダウン・リストから、「runJob」を選択します。
「テスト」ページに関連パラメータ・フィールドが表示されます。
コマンドライン構文を入力します(arg0)。また、ジョブを同期で実行するかどうか(T/F、Y/N)を指定します(arg1)。
「Webサービスのテスト」をクリックします。
SOAPレスポンスが、「レスポンス」タブに表示されます。
次は、runJob操作の出力例です。
<?xml version = '1.0' encoding = 'ISO-8859-1' standalone = 'yes'?>
<serverQueues>
<job id="7" queueType="current">
<name>test.rdf</name>
<type>report</type>
<status code="1">Waiting in the queue</status>
<owner>RWUser</owner>
<server>repserv</server>
<destination>
<desType>file</desType>
<desName>output.pdf</desName>
<desFormat>pdf</desFormat>
</destination>
<timingInfo>
<queued>27-May-2003 10:22:00</queued>
<started>27-May-2003 10:22:00</started>
<finished>27-May-2003 10:22:00</finished>
</timingInfo>
</job>
</serverQueues>