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Oracle® Fusion Middleware Oracle Directory Integration Platform管理者ガイド
11g リリース1 (11.1.1)
B65032-05
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Oracle Directory Integration Platformの新機能

ここでは、Oracle Directory Integration Platformの前のリリース以降の新機能と変更された機能を紹介し、詳細情報へのリンクを記載します。次の項が含まれます:

Oracle Directory Integration Platform 11gリリース1 (11.1.1.9.0)の新機能

この項では、Oracle Directory Integration Platformのこのリリースの新機能について簡単に説明します。次の内容が含まれます。

Oracle Unified DirectoryおよびOracle Directory Server Enterprise Editionバックエンド・ディレクトリの拡張サポート

前のリリースのOracle Internet Directoryバックエンド・ディレクトリでのみサポートされた機能が、Oracle Unified DirectoryおよびOracle Directory Server Enterprise Editionバックエンド・ディレクトリでもサポートされるようになりました。11gリリース1 (11.1.1.9.0)では、次の機能がサポートされます。


注意:

これらの機能は、Oracle Unified Directory 11gリリース2 (11.1.2.3)およびOracle Directory Server Enterprise Edition 11gリリース1 (11.1.1.7.0)以降のバージョンでのみ利用できます。

Microsoft Active Directory用のオンデマンド非侵入型パスワード同期

Oracle Directory Integration Platformのパスワード同期機能を使用して、バックエンド・ディレクトリと接続ディレクトリの全体で単一のパスワードを維持できます。詳細は、第9.8項「パスワード同期」を参照してください。

Oracle Identity Synchronization for Windows (Oracle Directory Server Enterprise Editionの一部)を使用して、Oracle Directory Server Enterprise Edition (バックエンド・ディレクトリ)とMicrosoft Active Directory (接続ディレクトリ)間でデータを同期している場合は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Unified Directoryへの移行』の同期サービスの移行に関する付録に従って、Oracle Identity Synchronization for Windows 6.0 SP1をOracle Directory Integration Platform 11gリリース1 (11.1.1.9.0)に移行できます。

Oracle Password Filter for Microsoft Active Directoryのサポート

Oracle Password Filter for Microsoft Active Directoryは、Oracle Unified DirectoryまたはOracle Directory Server Enterprise Editionとともに使用することに関して動作保証されるようになりました。詳細は、第22章「Oracle Password Filter for Microsoft Active Directoryのデプロイ」を参照してください。

Oracle Unified Directoryの高可用性のサポート

Oracle Unified Directory 11gリリース2 (11.1.2.3)をバックエンド・ディレクトリ・サーバーとして高可用性環境に使用できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware高可用性ガイド』のOracle Directory Integration Platformの高可用性に関する項を参照してください。

Oracle Unified Directoryのプロビジョニングのサポート

Oracle Unified Directory 11gリリース2 (11.1.2.3)をバックエンド・ディレクトリ・サーバーとして使用して、Oracle Directory Integration Platformのプロビジョニング機能を使用できます。詳細は、第I部「Oracle Directory Integration Platformによるプロビジョニング」を参照してください。


注意:

  • プロビジョニング機能は、Oracle Unified Directory 11gリリース2 PS3 (11.1.2.3.0)でのみサポートされます。

  • Oracle Directory Integration Platformのプロビジョニング機能のためにバックエンド・ディレクトリとしてOracle Unified Directoryを使用する場合、Oracle Directory Integration Platform 11gリリース1 (11.1.1.9.0)をインストールする必要があります。Oracle Directory Integration Platformのそれより前のバージョンまたは11gリリース1 (11.1.1.9.0)にアップグレード/パッチ適用されたバージョンでは、Oracle Unified Directoryのプロビジョニング機能はサポートされません。


Oracle Unified DirectoryおよびOracle Directory Server Enterprise Editionバックエンド・ディレクトリの新機能

この項では、Oracle Directory Integration PlatformのこのリリースにおけるOracle Unified DirectoryおよびOracle Directory Server Enterprise Editionの新機能をリストします。


注意:

この機能は、Oracle Unified Directory 11gリリース2 (11.1.2.3)およびOracle Directory Server Enterprise Edition 11gリリース1 (11.1.1.7.0)以上のバージョンでのみ使用できます。

アカウント・ロックの同期

バックエンド・ディレクトリおよび関連する接続ディレクトリがOracle Directory Integration Platformに同期される場合で、1つのディレクトリのアカウントがロックアウトされると、Oracle Directory Integration Platformによって他のディレクトリでもそのアカウントがロックアウトされます。詳細は、第9.4.5項「アカウント・ロックの同期の構成」を参照してください。


注意:

Oracle Internet Directoryでは、アカウント・ロックの同期はサポートされません。

アカウント無効化の同期

バックエンド・ディレクトリまたは接続ディレクトリの機能を使用して、ユーザー・アカウントを一時的に無効化してから、再度有効化できます。あるディレクトリでアカウントが一時的に無効化または有効化されると、Oracle Directory Integration Platformによって、関連するディレクトリでそのアカウントが一時的に無効化または有効化されます。詳細は、第9.4.6項「アカウント無効化の同期」を参照してください。


注意:

Oracle Internet Directoryでは、アカウント無効化の同期はサポートされません。

Oracle Directory Integration Platform 11gリリース1 (11.1.1)の新機能

Oracle Directory Integration Platform 11gリリース1(11.1.1)の新機能は次のとおりです。

  • Oracle Unified DirectoryおよびOracle Directory Server Enterprise Editionのバックエンド・ディレクトリ・サポート: 11gリリース1(11.1.1.5)では、バックエンド・ディレクトリを確立するときに、3つのディレクトリから選択できるようになりました。以前は使用可能な唯一のバックエンド・ディレクトリ・オプションであったOracle Internet Directory(OID)に加え、Oracle Unified Directory(OUD)またはOracle Directory Server Enterprise Edition(ODSEE)も、Oracle Directory Integration Platformバックエンド・ディレクトリとして選択できるようになりました。OUDおよびODSEEの両方でディレクトリの同期がサポートされますが、プロビジョニングはサポートされません。(Oracle Internet Directory(OID)では、引き続き、ディレクトリの同期とプロビジョニングの両方がサポートされます。)バックエンド・ディレクトリの詳細は、第1.4.1項「Oracleバックエンド・ディレクトリ」を参照してください。

  • J2EEアプリケーションとしてのOracle Directory Integration Platform: 11gリリース1(11.1.1)では、Oracle Directory Integration PlatformはJ2EEアプリケーションとして動作します。詳細は、「Oracle Directory Integration Platform」を参照してください。

  • モニタリングおよび管理のためのFusion Middleware Controlとの統合: 11g リリース1(11.1.1)では、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用してOracle Directory Integration Platformのモニターおよび管理を行えます。詳細は、「Fusion Middleware Controlを使用したOracle Directory Integration Platformの管理」を参照してください。

  • WebLogic Scripting Tools(WLST): WebLogic Scripting Tool(WLST)フレームワークを使用するためにOracle Directory Integration Platform 11gリリース1(11.1.1)のコマンド行ツールが更新されました。コマンド行ツールではWLSTフレームワークが使用されますが、コマンドの実行にwlst接頭辞を使用する必要はありません。詳細は、「Oracle Directory Integration Platformの管理用コマンド行ツール」を参照してください。

  • データ変換(マッピング)を拡張するためのカスタム・プラグインのサポート: Oracle Directory Integration Platform 11gリリース1(11.1.1)では、データ変換(マッピング)機能を拡張するためのカスタム・プラグインのサポートが提供されます。この機能を使用することで、新規のマッピング操作や複数のリテラル値のサポートが必要な場合などに、カスタム・プラグインを作成して実装できます。詳細は、「カスタム・プラグインを使用したマッピングの拡張」を参照してください。

  • マップ・ファイルでのドメインおよび属性の除外: Oracle Directory Integration Platform 11gリリース1(11.1.1)には、ブートストラップや同期化の際に除外するドメインおよび属性を識別できる機能が含まれています。詳細は、「ドメインの除外」および「属性の除外」を参照してください。

  • カスタム・コネクタのサポート: Oracle Directory Integration Platform 11gリリース1(11.1.1)では、カスタム同期コネクタのサポートが提供されます。Oracle Directory Integration Platformのカスタム・インバウンド・コネクタおよびアウトバウンド・コネクタの記述に関する詳細は、「カスタム同期コネクタの記述」を参照してください。

  • Fusion Middlewareインフラストラクチャ(監査、ロギング、資格証明ストア・フレームワーク)との統合: Oracle Directory Integration Platform 11gリリース1(11.1.1)では、Oracle Fusion Middlewareのインフラストラクチャを使用して、監査、ロギングおよび資格証明の格納を行うことができます。詳細は、次を参照してください。

  • このドキュメントの新しいタイトル: 11g リリース1(11.1.1.2.0)で、このドキュメントの名称は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Management統合ガイド』から、現在のタイトル『Oracle Fusion Middleware Oracle Directory Integration Platform管理者ガイド』に変更されました。