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Oracle® Fusion Middleware Oracle Platform Security Servicesによるアプリケーションの保護
11gリリース1 (11.1.1)
E64849-03
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F OPSSのシステムおよび構成プロパティ

この付録では、OPSSのシステム・プロパティ(サーバー起動時にスイッチ-Dを使用して設定)および構成プロパティ(構成ファイルjps-config.xmlで要素<property>および<extendedProperty>を使用して設定)について次の各項で説明します。

サーバー・プロパティをプログラムによって管理するには、OPSS MBeansを使用します。詳細と例は、第E.2.3項「OPSS Mbeansを使用したプログラミング」を参照してください。


注意:

すべてのOPSSの構成変更を有効にするには(手動で、またはJpsConfiguration MBeanを使用して)、サーバーを再起動する必要があります。

OPSSのデータ・ドメイン変更は、サーバーを再起動しなくても有効になります。データの変更には、アプリケーション・ポリシーの変更と、資格証明の作成、削除または更新があります。


F.1 OPSSシステム・プロパティ

導入または変更したシステム・プロパティは、サーバーを再起動するまで有効になりません。システム・プロパティを設定するには、管理者はsetDomainEnv.shシェル・スクリプトを編集し、そのスクリプト内の環境変数EXTRA_JAVA_PROPERTIESにプロパティを追加する必要があります。

表F-1は、OPSSで使用可能なJavaシステム・プロパティを示しています。

表F-1 OPSSシステム・プロパティ

名前 説明

common.components.home

共通のコンポーネント・ホームの場所を指定します。

Java EEアプリケーションおよびJava SEアプリケーションの両方で必須です。

デフォルト値なし

java.security.debug

JpsAuth.checkPermissionメソッドがSubject.doAsブロック内で呼び出されたときにパーミッション・チェックが失敗すると、その失敗について通知します。

setting jps.auth.debugまたはjps.auth.debug.verboseだけでは、この場合に失敗の通知を受け取ることはできません。

オプション。

java.security.policy

Javaセキュリティ・ポリシー・ファイルの場所を指定します。

jps.app.permissioncollectionmap.size

メモリーに保持されるpermissioncollectionmapエントリの数を制御します。各エントリは、パーミッションのセットに相当します。この設定を有効にするには、プロパティjps.policystore.ref.useSoftHardMapForSelectedMapstrueに設定する必要があります。

オプション。

有効な値: 負でない整数。

デフォルト値: 512

jps.authz

実行時およびデバッグのオーバーヘッドを軽減するJDK APIのAccessController.checkPermissionのコールの委任を有効または無効にします。

オプション。

有効な値: NULLSMACCおよびDEBUG_NULL

デフォルト値なし

jps.auth.debug

サーバーのロギング出力を制御します。デフォルト値はFALSEです。詳細は、第K.1.2.1項「jps.auth.debug」を参照してください。

オプション。

jps.auth.debug.verbose

サーバーのロギング出力を制御します。デフォルト値はFALSEです。詳細は、第K.1.2.2項「jps.auth.debug.verbose」を参照してください。

オプション。

jps.combiner.optimize

サブジェクトの保護ドメインのキャッシュを有効または無効にします。

オプション。

有効な値: TRUEFALSE

デフォルト値: FALSE

jps.combiner.optimize.lazyeval

パーミッション・チェックのトリガー時にサブジェクトの保護ドメインの評価を有効または無効にします。

オプション。

有効な値: TRUEFALSE

デフォルト値: FALSE

jps.combinermap.size

メモリーに保持されるcombinermapエントリの数を制御します。各エントリは、プリンシパルのセットに相当します。この設定を有効にするには、プロパティjps.policystore.ref.useSoftHardMapForSelectedMapstrueに設定する必要があります。

オプション。

有効な値: 負でない整数。

デフォルト値: 128

jps.deployment.handler.disabled

WebLogic Serverにデプロイされているアプリケーションのポリシーおよび資格証明の移行を有効または無効にします。WebLogic Serverに対してのみ有効です。

アプリケーション・ファイルのweblogic-application.xmlにある特定のアプリケーション設定に関係なく、サーバーにデプロイされているすべてのアプリケーションについてアプリケーションのポリシーおよび資格証明の移行を無効にするにはTRUEに設定します。

オプション。

有効な値: TRUEFALSE

デフォルト値: FALSE

jps.policystore.hybrid.mode

混合モードを有効または無効にします。

混合モードが有効になっている場合、OPSSポリシー・プロバイダでは、java.policy、weblogic.policyおよびjps-config.xmlで構成されたポリシー・ストアから読取りが実行されます。

オプション。

有効な値: TRUEFALSE

デフォルト値: TRUE

jps.policystore.ref.useSoftHardMapForSelectedMaps

マップ・タイプの使用を制御します。

マップ・タイプは、一部の構造を特別なキャッシュに保持することで、それらの構造がJava仮想マシンによるガベージ・コレクションの対象となるのを防ぐために使用されます。

falseに設定すると、SoftKeyHashMapタイプが使用されます。

trueに設定すると、SoftHardKeyHashMapタイプが使用され、一部のマップをメモリーで保持できるようになりますが、すべてのget/put操作でロック操作のオーバーヘッドが発生することに注意してください。

関連プロパティjps.subjectmap.sizejps.combinermap.sizeおよびjps.app.permissioncollectionmap.sizeを参照してください。

オプション。

有効な値: truefalse

デフォルト値: false

jps.subject.cache.ttl

グループ・メンバーシップの変更が有効になるまでのミリ秒数を指定します。

この値はWebLogic認証プロバイダのGroup Hierarchy Cacheの値と同期している必要があります。Group Hierarchy Cacheの値を変更した場合は、新しい値に一致するようにjps.subject.cache.ttlをリセットする必要があります。

オプション。

有効な値: 任意の正の整数。

デフォルト値: 60000

jps.subjectmap.size

メモリーに保持されるsubjectmapエントリの数を制御します。各エントリは、サブジェクトに関するTTL情報に相当します。この設定を有効にするには、プロパティjps.policystore.ref.useSoftHardMapForSelectedMapstrueに設定する必要があります。

オプション。

有効な値: 負でない整数。

デフォルト値: 128

oracle.security.jps.config

ドメイン構成ファイルjps-config.xmlまたはjps-config-jse.xmlへのパスを指定します。これらのファイルでパスを指定する場合は、絶対パスまたは構成ファイルの場所を基準とする相対パスで指定できます。

必須。

デフォルト値なし

oracle.deployed.app.dir

コード・ソースURLのディレクトリへのパスを指定します。

オプション。

デフォルト値なし

oracle.deployed.app.ext

コード・ソースURLの拡張を指定します。

オプション。

デフォルト値なし

oracle.security.jps.log.for.approle.substring

指定した部分文字列を含むアプリケーション・ロール名をログに記録します。一致対象の部分文字列を指定しないと、すべてのアプリケーション・ロール名が記録されます。

オプション。

デフォルト値なし

使用例と詳細は、第K.1.2.3項「認可プロセスのデバッグ」を参照してください。

oracle.security.jps.log.for.permeffect

指定した値に従って、付与された権限または拒否された権限をログに記録します。値を指定しないと、(付与または拒否にかかわらず)すべての権限が記録されます。

オプション。

デフォルト値なし

使用例と詳細は、第K.1.2.3項「認可プロセスのデバッグ」を参照してください。

oracle.security.jps.log.for.permclassname

指定した名前に完全一致するパーミッション・クラス名をログに記録します。一致対象の名前を指定しないと、すべてのパーミッション・クラス名が記録されます。

オプション。

デフォルト値なし

使用例と詳細は、第K.1.2.3項「認可プロセスのデバッグ」を参照してください。

oracle.security.jps.log.for.permtarget.substring

指定した部分文字列を含むパーミッション・ターゲット名をログに記録します。一致対象の部分文字列を指定しないと、すべてのパーミッション・ターゲットが記録されます。

オプション。

デフォルト値なし

使用例と詳細は、第K.1.2.3項「認可プロセスのデバッグ」を参照してください。

oracle.security.jps.log.for.enterprise.principalname

指定した名前に完全一致するプリンシパル(エンタープライズ・ユーザーまたはエンタープライズ・ロール)名をログに記録します。一致対象の名前を指定しないと、すべてのプリンシパル名が記録されます。

オプション。

デフォルト値なし

使用例と詳細は、第K.1.2.3項「認可プロセスのデバッグ」を参照してください。

wlst.offline.log

オフラインのWLSTコマンドを実行する際は、ログ・ファイルの場所を指定します。

オプション。

デフォルト値なし

有効な値: <filename>、stdout、strerr、disable。

wlst.offline.log.priority

通知のレベルを指定します。

オプション。

デフォルト値なし

有効な値: OFF、SEVERE、WARNING、INFO、CONFIG、FINE、FINER、FINEST、ALL、デバッグ、情報、警告、エラー、致命的。

opss.audit.logDirectory

jps-config-jse.xmlで設定されていない場合は、Java SEアプリケーション用のOpss監査ログ・ファイルの場所を指定します。

オプション。

デフォルト値なし

有効値: 任意の書込みディレクトリ。


F.2 OPSS構成プロパティ

この項では、様々なインスタンスのプロパティについて説明します。この項の内容は次のとおりです。

F.2.1 共通プロパティ

表F-2はトラスト・サービスを除くすべてのサービスに共通するOPSSプロパティをまとめたものです。

表F-2 共通プロパティ

名前 説明

次のプロパティは、Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションの両方で有効です。

bootstrap.security.principal.key

OIDストアへのアクセスに使用されるパスワードの資格証明のキー。ブートストラップ・ウォレットに格納されます。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

OIDストアとDBストアに適用されます。

必須。

デフォルト値なし

出荷時の値はbootstrapです。

bootstrap.security.principal.map

OIDストアへのアクセスに使用されるパスワードの資格証明のマップ。ブートストラップ・ウォレットに格納されます。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

OIDストアとDBストアに適用されます。

必須。

デフォルト値: BOOTSTRAP_JPS

jdbc.url

JBDCのURL。

Java SEアプリケーションとJava EEアプリケーションで有効です。

DBストアにのみ適用されます。

必須。

デフォルト値なし

値の例: jdbc:oracle:thin:@xxx27.com:1345:asi102cn

ldap.url

OIDセキュリティ・ストアのURLです。形式はldap://host:portです。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

OIDストアにのみ適用します。

必須。

デフォルト値なし

oracle.security.jps.farm.name

OIDストア内のドメイン・ノードのRDN形式。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

OIDストアとDBストアに適用されます。

必須。

デフォルト値なし

oracle.security.jps.ldap.root.name

OIDストア内のルート・ノードのRDN形式。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

OIDストアとDBストアに適用されます。

必須。

デフォルト値なし

oracle.security.jps.pdp.PolicyProvider.PermissionCollectionCache.MaxSize

保護ドメインおよびリクエスト・パーミッション・クラスごとにキャッシュで使用できるパーミッション・コレクションの最大数。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

OIDストアとDBストアに適用されます。

オプション。

デフォルト値: 5000

server.type

ポリシー・ストアのタイプ。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

OIDストアとDBストアに適用されます。

必須。

デフォルト値なし

値: OIDDB_ORACLE

次のプロパティは、Java EEアプリケーションでのみ有効です。

datasource.jndi.name

JDBCデータ・ソース・インスタンスのJNDI名。

Java EEアプリケーションでのみ有効です。

DBストアにのみ適用されます。

必須。

デフォルト値なし

oracle.security.jps.failover.retry.times

再試行回数。

Java EEアプリケーションでのみ有効です。

DBストアにのみ適用されます。

オプション。

デフォルト値: 3

oracle.security.jps.failover.retry.interval

次に再試行するまでの秒数。

Java EEアプリケーションでのみ有効です。

DBストアにのみ適用されます。

オプション。

デフォルト値: 15

weblogic.dbuser.map

weblogic.dbuser.key

Weblogic DBユーザーとパスワードの資格証明のマップおよびキーを指定します。oracle.security.jps.db.useWeblogicDBUserMapKeyがTRUEの場合にのみ適用されます。この場合、両方が構成されるか、またはどちらも構成されません。

Java EEアプリケーションでのみ有効です。

DBストアにのみ適用されます。

オプション。

デフォルト値なし。

oracle.security.jps.db.useWeblogicDBUserMapKey

Weblogic DBユーザーとパスワードのマップおよびキーの場所を指定します。このプロパティは、DBベースのストアに再関連付けする際に自動的に設定されます。

Java EEアプリケーションでのみ有効です。

DBストアにのみ適用されます。

オプション。

有効な値: trueまたはfalse

デフォルト値: false

trueの場合は、weblogic.dbuser.mapプロパティおよびweblogic.dbuser.keyプロパティにより、Weblogic DBユーザーとパスワードの資格証明のマップおよびキーが指定されます。

それ以外のfalseの場合または指定されない場合は、bootstrap.security.principal.mapプロパティおよびbootstrap.security.principal.keyプロパティにより、Weblogic DBユーザーとパスワードの資格証明のマップおよびキーが指定されます。

次のプロパティは、Java SEアプリケーションでのみ有効です。

security.principal

bootstrapで指定されたユーザー名のかわりに使用する、クリアテキストによるプリンシパル名。開発環境でのみ使用できます。

Java SEアプリケーションでのみ有効です。

OIDストアとDBストアに適用されます。

オプション。

デフォルト値なし

security.credential

bootstrapで指定されたパスワードのかわりに使用する、クリアテキストによるセキュリティ・プリンシパルのパスワード。使用はお薦めしません。

Java SEアプリケーションでのみ有効です。

OIDストアとDBストアに適用されます。

オプション。

デフォルト値なし

jdbc.driver

JDBCドライバ。

Java SEアプリケーションでのみ有効です。

DBストアにのみ適用されます。

必須。

デフォルト値なし

値の例: oracle.jdbc.driver.OracleDriver


F.2.2 ポリシー・ストアのプロパティ

次の各項では、ポリシー・ストアのプロパティについて説明します。

F.2.2.1 ポリシー・ストアの構成

OIDベースまたはDBベースのインスタンスで使用できるポリシー・ストア・プロバイダ・クラスは次のとおりです。

oracle.seurity.jps.internal.policystore.ldap.LdapPolicyStoreProvider

表F-3は、ポリシー・ストア・インスタンス固有のプロパティを示しています。このプロパティのリストは、使用可能なアプリケーションの種類に基づく3つのブロックで構成されています。その他のプロパティについては、共通プロパティを参照してください。

表F-3 ポリシー・ストアのプロパティ

名前 説明

oracle.security.jps.policystore.resourcetypeenforcementmode

次のいずれかのチェックに合格しなかった場合に、例外のスローを制御します。

  • 2つのリソース・タイプが同じパーミッション・クラスの場合、そのパーミッションはResourcePermissionまたは拡張AbstractTypedPermissionでなければならず、この最後のリソース・タイプが作成不可能であることの確認。

  • すべてのパーミッションにリソース・タイプが定義されており、リソース・マッチャ・パーミッション・クラスと付与するパーミッションが一致することの確認。

Strictに設定した場合、前述のいずれかのチェックで不合格になると、例外がスローされ、操作が中止されます。

Lenientに設定した場合、前述のいずれかのチェックで不合格になっても、例外はスローされません。操作は途切れることなく続行され、検出されたあらゆる矛盾がログ・ファイルに記録されます。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

OIDストアとDBストアに適用されます。

オプション。

デフォルト値: Lenient

有効な値: StrictLenient


例1

次のコードは、Java EEアプリケーションで使用するOIDベースのポリシー・ストア・インスタンスの構成を示しています。

<propertySet name="props.ldap.1">
 <property name="java.naming.ldap.derefAliases" value="never"/>
 <property name="bootstrap.security.principal.key" value="bootstrap_6aCNhgRM3zF04ToliwecdF6K3oo="/>
 <property name="oracle.security.jps.farm.name" value="cn=compact1_oid26008"/>
 <property name="server.type" value="OID"/>
 <property name="oracle.security.jps.ldap.root.name" value="cn=jpsTestNode"/>
 <property name="ldap.url" value="ldap://myComp.com:2020"/>
</propertySet>
 
<serviceProvider type="POLICY_STORE" name="policystore.provider" class="oracle.security.jps.internal.policystore.ldap.LdapPolicyStoreProvider"/>
 
<serviceInstance name="policystore.ldap" provider="policystore.provider">
 <propertySetRef ref="props.ldap.1"/>
</serviceInstance>

例2

次のコードは、Java SEアプリケーションで使用するOIDベースのポリシー・ストア・インスタンスの構成を示しています。

<serviceInstance name="policystore.oid" provider="policy.oid">
   <property value="OID" name="server.type"/>
   <property value="bootstrap" name="bootstrap.security.principal.key"/>
   <property name="ldap.url" value="ldap://myHost.com:1234"/>
   <property name="oracle.security.jps.ldap.root.name" value="cn=jpsNode"/>
   <property name="oracle.security.jps.farm.name" value="cn=domain1"/>
</serviceInstance>

Java SEアプリケーションの構成の追加サンプルは、第24.5項「構成例」を参照してください。

例3

次の例は、Java EEアプリケーションで使用するDBベースのストア(ランタイム・サービス・プロバイダのインスタンスを含む)の構成を示しています。

<jpsConfig>
...
  <propertySets>
    <!-- property set props.db.1 common to all DB services -->
    <propertySet name="props.db.1">
      <property name="jdbc.url" value="jdbc:oracle:thin@xxx.com:1521:orcl"/>
      <property name="datasource.jndi.name"  value="opssds"/>
      <property value="cn=farm" name="oracle.security.jps.farm.name"/>
      <property value="cn=jpsroot" name="oracle.security.jps.ldap.root.name"/>
      <property value="dsrc_lookup_key"  
                name="bootstrap.security.principal.key"/>
      <property value="credential_map" name="bootstrap.security.principal.map"/>
    </propertySet>
  </propertySets>
 
  <serviceProviders>
    <serviceProvider      class="oracle.security.jps.internal.policystore.ldap.LdapPolicyStoreProvider" 
     type="POLICY_STORE" name="rdbms.policystore.provider" >
       <description>RDBMS based PolicyStore provider</description>
    </serviceProvider>
 
    <serviceProvider type="KEY_STORE" name="keystore.provider"        class="oracle.security.jps.internal.keystore.KeyStoreProvider">
      <description>PKI Based Keystore Provider</description>
      <property name="provider.property.name" value="owsm"/>
    </serviceProvider>
 
    <serviceProvider name="pdp.service.provider" type="PDP"       class="oracle.security.jps.az.internal.runtime.provider.PDPServiceProvider">
      <description>OPSS Runtime Service provider</description>
    </serviceProvider>
  </serviceProviders>
 
  <serviceInstances>
    <serviceInstance name="policystore.rdbms"                      provider="rdbms.policystore.provider">
      <property value="DB_ORACLE" name="server.type"/>
      <propertySetRef ref = "props.db.1"/>
      <property name="session_expiration_sec" value="60"/>
      <property name="failover.retry.times"  value="5"/>
    </serviceInstance>    
 
    <serviceInstance name="credstore.rdbms" provider="rdbms.credstore.provider">
      <propertySetRef ref = "props.db.1"/>       
    </serviceInstance>
 
    <serviceInstance name="keystore.rdbms" provider="rdbms.keystore.provider">  
      <propertySetRef ref = "props.db.1"/>       
      <property name="server.type"  value="DB_ORACLE"/>
    </serviceInstance>
 
    <serviceInstance name="pdp.service" provider="pdp.service.provider">
      <property name="oracle.security.jps.runtime.pd.client.sm_name" value="permissionSm"/>
      <property name="oracle.security.jps.pdp.AuthorizationDecisionCacheEnabled" value="true"/>
      <property name="oracle.security.jps.pdp.AuthorizationDecisionCacheEvictionCapacity" value="500"/>
      <property name="oracle.security.jps.pdp.AuthorizationDecisionCacheEvictionPercentage" value="10"/>
      <property name="failover.retry.times"  value="5"/>
      <property name="failover.retry.interval" value="20"/>
      <property name="oracle.security.jps.policystore.purge.timeout"
                value="30000"/>
      <propertySetRef ref = "props.db.1"/>
    </serviceInstance>
  </serviceInstances>
 
  <jpsContexts default="default">
    <jpsContext name="default">
      <serviceInstanceRef ref="pdp.service"/>      
      <serviceInstanceRef ref="policystore.rdbms"/>      
      <serviceInstanceRef ref="credstore.rdbms"/>
      <serviceInstanceRef ref="keystore.rdbms"/>
    </jpsContext>
  </jpsContexts>
...
</jpsConfig>

例4

次のコードは、Java SEアプリケーションで使用するDBベースのポリシー・ストア・インスタンスの構成を示しています。

<serviceInstance name="policystore.rdbms" provider="policy.rdbms">
  <property name="server.type" value="DB_ORACLE"/>
  <property name="jdbc.url" value="jdbc:oracle:thin:@xxx.com:1722:orcl"/>
  <property name="jdbc.driver" value="oracle.jdbc.driver.OracleDriver"/>
  <property name="bootstrap.security.principal.key" value="bootstrap_DWgpEJgXwhDIoLYVZ2OWd4R8wOA=" />
  <property name="oracle.security.jps.ldap.root.name" value="cn=jpsTestNode"/>
  <property name="oracle.security.jps.farm.name" value="cn=view_steph.atz"/>
</serviceInstance>

Java SEアプリケーションの構成の追加サンプルは、第24.5項「構成例」を参照してください。

F.2.2.2 実行時ポリシー・ストアの構成

OIDベースまたはDBベースのインタンスで使用できる実行時ポリシー・ストア・プロバイダ・クラスは次のとおりです。

oracle.seurity.jps.az.internal.runtime.provider.PDPServiceProvider

表F-4は、ポリシー・ストア・インスタンスの実行時のプロパティを示しています。

表F-4 実行時のポリシー・ストアのプロパティ

名前 説明

oracle.security.jps.policystore.rolemember.cache.type

ロール・メンバーのキャッシュ・タイプ。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

OIDストアとDBストアに適用されます。

オプション。

有効な値:

  • STATIC - キャッシュ・オブジェクトは静的にキャッシュされ、FIFOなど、適用されたキャッシュ戦略に応じてのみ明示的にクリーンアップされます。ガベージ・コレクタでは、このタイプのキャッシュはクリーンアップされません。

  • SOFT - メモリーが不足している場合、このタイプのキャッシュのクリーンアップはガベージ・コレクタに依存します。

  • WEAK - このタイプのキャッシュの動作は、タイプSOFTのキャッシュとよく似ていますが、ガベージ・コレクタによってより頻繁にクリーンアップされます。

デフォルト値: STATIC

oracle.security.jps.policystore.rolemember.cache.strategy

ロール・メンバーのキャッシュで使用する方針のタイプ。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

OIDストアとDBストアに適用されます。

オプション。

有効な値:

  • FIFO - キャッシュでは、先入れ先出し方針が実装されます。

  • NONE - リフレッシュまたは再起動が実行されるまで、キャッシュにあるすべてのエントリは増大し続けます。キャッシュのサイズを制御することはできません。使用はお薦めできませんが、ポリシーのフットプリントがきわめて小さい場合には効率的です。

デフォルト値: FIFO

oracle.security.jps.policystore.rolemember.cache.size

メンバー・キャッシュに維持するロール数。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

OIDストアとDBストアに適用されます。

オプション。

デフォルト値: 1000。

oracle.security.jps.policystore.policy.lazy.load.enable

ポリシーの遅延ロードを有効または無効にします。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

OIDストアとDBストアに適用されます。

オプション。

有効な値: TRUEFALSE

デフォルト値: TRUE

oracle.security.jps.policystore.policy.cache.strategy

パーミッションのキャッシュで使用する方針のタイプ。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

OIDストアとDBストアに適用されます。

オプション。

有効な値:

  • PERMISSION_FIFO - キャッシュでは、先入れ先出し方針が実装されます。

  • NONE - リフレッシュまたは再起動が実行されるまで、キャッシュにあるすべてのエントリは増大し続けます。キャッシュのサイズを制御することはできません。使用はお薦めできませんが、ポリシーのフットプリントがきわめて小さい場合には効率的です。

デフォルト値: PERMISSION_FIFO

oracle.security.jps.policystore.policy.cache.size

パーミッション・キャッシュに維持するパーミッション付与数。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

OIDストアとDBストアに適用されます。

オプション。

デフォルト値: 1000。

oracle.security.jps.policystore.refresh.enable

ポリシー・ストアのリフレッシュを有効または無効にします。このプロパティを設定した場合、oracle.security.jps.ldap.cache.enableは設定できません。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

OIDストアとDBストアに適用されます。

オプション。

有効な値: TRUEFALSE

デフォルト値: TRUE

oracle.security.jps.ldap.cache.enable

キャッシュのリフレッシュを有効または無効にします。このプロパティを設定した場合、oracle.security.jps.policystore.refresh.enableは設定できません。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

OIDストアとDBストアに適用されます。

オプション。

有効な値: TRUEFALSE

デフォルト値: TRUE

oracle.security.jps.policystore.purge.timeout

ポリシー・ストア・キャッシュを消去するまでの時間(ミリ秒)。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

OIDストアとDBストアに適用されます。

オプション。

デフォルト値は43200000 (12時間)です。

oracle.security.jps.ldap.policystore.refresh.interval

ポリシー・ストアで変更がポーリングされる間隔(ミリ秒単位)。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

OIDストアとDBストアに適用されます。

オプション。

デフォルト値: 600000 (10分)。

oracle.security.jps.policystore.refresh.permissions.invalidate.threshold

パーミッションのキャッシュが無効になるまでのユーザーのパーミッションの数。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

OIDストアとDBストアに適用されます。

オプション。

デフォルト値: 50。

oracle.security.jps.policystore.rolemember.cache.warmup.enable

ApplicationRoleメンバーシップ・キャッシュの作成方法を制御します。TRUEに設定した場合、キャッシュはサーバーの起動時に作成され、それ以外の場合は、必要に応じて作成されます(遅延ロード)。

ユーザーおよびグループの数がアプリケーション・ロールの数を大きく上回っている場合はTRUEに設定します。それ以外の場合、つまりアプリケーション・ロールの数が非常に多い場合はFALSEに設定します。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

OIDストアとDBストアに適用されます。

オプション。

有効な値: TRUEFALSE

デフォルト値: FALSE

security.jps.runtime.pd.client.localpolicy.work_folder

一時的な保存に使用するフォルダ。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

XMLストア、OIDストアおよびDBストアに適用されます。

オプション。

デフォルト値: システムの一時フォルダ。

oracle.security.jps.pdp.AuthorizationDecisionCacheEnabled

認可キャッシュを有効にするかどうかを指定します。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

XMLストア、OIDストアおよびDBストアに適用されます。

オプション。

有効な値: TRUEFALSE

デフォルト値: FALSE

oracle.security.jps.pdp.AuthorizationDecisionCacheEvictionPercentage

削除容量に達したときに削除するセッションの比率。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

XMLストア、OIDストアおよびDBストアに適用されます。

オプション。

デフォルト値: 10

oracle.security.jps.pdp.AuthorizationDecisionCacheEvictionCapacity

維持する認可とロールのマッピング・セッションの最大数。最大数に達すると、古いセッションが削除され、必要になったときに再確立されます。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

XMLストア、OIDストアおよびDBストアに適用されます。

オプション。

デフォルト値: 500

oracle.security.jps.pdp.AuthotizationDecisionCacheTTL

セッション・データをキャッシュする秒数。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

XMLストア、OIDストアおよびDBストアに適用されます。

オプション。

デフォルト値: 60

oracle.security.jps.policystore.resourcetypeenforcementmode

次のいずれかのチェックに合格しなかった場合に、例外のスローを制御します。

  • 2つのリソース・タイプが同じパーミッション・クラスの場合、そのパーミッションはResourcePermissionまたは拡張AbstractTypedPermissionでなければならず、この最後のリソース・タイプが作成不可能であることの確認。

  • すべてのパーミッションにリソース・タイプが定義されており、リソース・マッチャ・パーミッション・クラスと付与するパーミッションが一致することの確認。

Strictに設定した場合、前述のいずれかのチェックで不合格になると、例外がスローされ、操作が中止されます。

Lenientに設定した場合、前述のいずれかのチェックで不合格になっても、例外はスローされません。操作は途切れることなく続行され、検出されたあらゆる矛盾がログ・ファイルに記録されます。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

OIDストアとDBストアに適用されます。

オプション。

デフォルト値: Lenient

有効な値: StrictLenient

oracle.security.jps.policystore.refresh.purge.timeout

キャッシュがリフレッシュされるタイムアウト間隔をミリ秒で指定します。多数のユーザーが同時にアプリケーションにアクセスする際にお薦めします。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

OIDストアとDBストアに適用されます。

オプション。

デフォルト値なし設定例:

<property name="oracle.security.jps.policystore.refresh.purge.timeout" 
@ value="200000"/>

oracle.security.jps.ldap.policystore.refresh.interval

キャッシュがリフレッシュされる時間間隔をミリ秒で指定します。多数のユーザーが同時にアプリケーションにアクセスする際にお薦めします。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

OIDストアとDBストアに適用されます。

オプション。

デフォルト値なし設定例:

<property name="oracle.security.jps.ldap.policystore.refresh.interval" 
@ value="300000"/>

F.2.3 資格証明ストアのプロパティ

表F-5は、資格証明ストア・インスタンス固有のプロパティを示しています。その他のプロパティについては、共通プロパティを参照してください。

表F-5 資格証明ストアのプロパティ

名前 説明

encrypt

資格証明を暗号化するかどうかを指定します。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

ファイルおよびOIDストアにのみ適用されます。

有効な値: truefalse

オプション。

デフォルト値: false


次のコードは、Java EEアプリケーションの資格証明ストアの構成を示しています。

<propertySet name="props.ldap.1">
  <property name="java.naming.ldap.derefAliases" value="never"/>
  <property name="bootstrap.security.principal.key" value="bootstrap_6aCNhgRM3zF04ToliwecdF6K3oo="/>
  <property name="oracle.security.jps.farm.name" value="cn=compact1_oid26008"/>
  <property name="server.type" value="OID"/>
  <property name="oracle.security.jps.ldap.root.name" value="cn=jpsTestNode"/>
  <property name="ldap.url" value="ldap://myComp.com:2020"/>
</propertySet>
 
<serviceProvider type="CREDENTIAL_STORE" name="ldap.credentialstore.provider" class="oracle.security.jps.internal.credstore.ldap.LdapCredentialStoreProvider"/>
<serviceInstance name="credstore.ldap" provider="ldap.credentialstore.provider">
  <propertySetRef ref="props.ldap.1"/>
</serviceInstance>

F.2.4 LDAPアイデンティティ・ストアのプロパティ

表F-6は、LDAPベースのアイデンティティ・ストア・インスタンスのプロパティを示しています。拡張プロパティはその旨明示しています。それぞれのプロパティに対応する、ユーザーおよびロールAPIのプロパティも示しています。

表F-6 LDAPベースのアイデンティティ・ストアのプロパティ

名前 説明

idstore.type

アイデンティティ・ストアのタイプ。

Java SEアプリケーションとJava EEアプリケーションで有効です。

必須

有効な値:

OID - Oracle Internet Directory

OVD - Oracle Virtual Directory

ACTIVE_DIRECTORY - Microsoft Active Directory

IPLANET - Oracle Directory Server Enterprise Edition

EDIRECTORY - Novell eDirectory

OPEN_LDAP - OpenLdap

LIBOVD - OracleライブラリOVD

CUSTOM - その他の任意のタイプ

カスタムの認証プロバイダを使用する場合、サービス・インスタンスの構成で次のいずれかのプロパティを指定する必要があります。

<property name="idstore.type" value="<your-idstore-type>" 
<property name="ADF_IM_FACTORY_CLASS" value="<your-IDM-FACTOY_CLASS_NAME>"

ユーザーおよびロールAPIの対応するプロパティ: ADF_IM_FACTORY_CLASS

ldap.url

LDAP URL値。

Java SEアプリケーションとJava EEアプリケーションで有効です。

必須。

デフォルト値なし

値の例: ldap://myServerName.com:1389

ユーザーおよびロールAPIのタイプするプロパティ: ADF_IM_PROVIDER_URL

user.search.bases

LDAPサーバーに対するDN形式のユーザー検索ベース。拡張プロパティ。

Java SEアプリケーションとJava EEアプリケーションで有効です。

必須。

デフォルト値なし

値の例: cn=users,dc=us,dc=abc,dc=com

ユーザーおよびロールAPIの対応するプロパティ: USER_SEARCH_BASES

group.search.bases

LDAPサーバーに対するDN形式のグループまたはエンタープライズ検索ベース。拡張プロパティ。

Java SEアプリケーションとJava EEアプリケーションで有効です。

必須

デフォルト値なし

値の例: cn=groups,dc=us,dc=abc,dc=com

ユーザーおよびロールAPIの対応するプロパティ: ROLE_SEARCH_BASES

idstore.config.provider

idstoreプロバイダ・クラス。

Java EEアプリケーションでのみ有効です。

必須

次の値のみサポートされています。

oracle.security.jps.wls.internal.idstore.WlsLdapIdStoreConfigProvider

group.create.bases

グループまたはエンタープライズ・ロールの作成に使用するベースDN。拡張プロパティ。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

ユーザーおよびロールAPIを使用した書込み操作を可能にする場合は必須それ以外の場合はオプション。

シングルDNの値の例:

<extendedProperty>
 <name>group.create.bases</name>
 <values>
  <value>cn=groups,dc=us,dc=oracle,dc=com</value>
 </values>
</extendedProperty>

ユーザーおよびロールAPIの対応するプロパティ: ROLE_CREATE_BASES

user.create.bases

ユーザーの作成に使用するベースDN。拡張プロパティ。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

ユーザーおよびロールAPIを使用した書込み操作を可能にする場合は必須それ以外の場合はオプション。

シングルDNの値の例:

<extendedProperty>
 <name>user.create.bases</name>
 <values>
  <value>cn=users,dc=us,dc=oracle,dc=com</value>
 </values>
</extendedProperty>

ユーザーおよびロールAPIの対応するプロパティ: USER_CREATE_BASES

group.filter.object.classes

エンタープライズ・ロールおよびグループの検索に使用する、オブジェクト・クラスの完全修飾名。拡張プロパティ。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

値の例: groupOfUniqueNames

ユーザーおよびロールAPIの対応するプロパティ: ROLE_FILTER_OBJECT_CLASSES

group.mandatory.attrs

エンタープライズ・ロールまたはグループの作成時に指定する必要がある属性。拡張プロパティ。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

値の例:

<extendedProperty>
 <name>group.mandatory.attrs</name>
 <values>
  <value>cn</value>
  <value>objectClass</value>
 </values>
</extendedProperty>

ユーザーおよびロールAPIの対応するプロパティ: ROLE_MANDATORY_ATTRS

group.member.attrs

エンタープライズ・ロールまたはグループのメンバーの識別名(DN)を指定する静的ロールの属性。拡張プロパティ。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

値の例:

<extendedProperty>
 <name>group.member.attrs</name>
 <values>
  <value>uniqueMember</value>
 </values>
</extendedProperty>

ユーザーおよびロールAPIの対応するプロパティ: ROLE_MEMBER_ATTRS

group.object.classes

エンタープライズ・ロールまたはグループを表現するために使用する1つ以上のスキーマ・オブジェクト・クラスの完全修飾名。拡張プロパティ。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

値の例:

<extendedProperty>
 <name>group.object.classes</name>
 <values>
  <value>top</value>
  <value>groupOfUniqueNames</value>
 </values>
</extendedProperty>

ユーザーおよびロールAPIの対応するプロパティ: ROLE_OBJECT_CLASSES

group.selected.create.base

エンタープライズ・ロールまたはグループを作成するためのベースDN。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

値の例: cn=users,dc=us,dc=abc,dc=com (シングルDN)

ユーザーおよびロールAPIの対応するプロパティ: ROLE_SELECTED_CREATEBASE

groupname.attr

エンタープライズ・ロールまたはグループの名前を一意に識別する属性。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

値の例: cn

ユーザーおよびロールAPIの対応するプロパティ: ROLE_NAME_ATTR

group.selected.search.base

エンタープライズ・ロールまたはグループを検索するためのベースDN。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

値の例: cn=users,dc=us,dc=abc,dc=com (シングルDN)

max.search.filter.length

検索フィルタの最大文字数。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

値: 正の整数。

ユーザーおよびロールAPIの対応するプロパティ: MAX_SEARCHFILTER_LENGTH

search.type

リポジトリに対する問合せに使用する検索のタイプ。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

有効な値: SIMPLEPAGEDまたはVIRTUAL_LIST_VIEW

ユーザーおよびロールAPIの対応するプロパティ: IDENTITY_SEARCH_TYPE

user.filter.object.classes

ユーザーの検索に使用するオブジェクト・クラスの完全修飾名。拡張プロパティ。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

値の例: inetOrgPerson

ユーザーおよびロールAPIの対応するプロパティ: USER_FILTER_OBJECT_CLASSES

user.login.attr

ユーザーのログインID。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

値の例:

<property name="user.login.attr" value="mail"/>

ユーザーおよびロールAPIの対応するプロパティ: USER_LOGIN_ATTR

user.mandatory.attrs

ユーザーの作成時に指定する必要がある属性。拡張プロパティ。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

値の例:

<extendedProperty>
 <name>user.mandatory.attrs</name>
 <values>
  <value>cn</value>
  <value>objectClass</value>
  <value>sn</value>
 </values>
</extendedProperty>

ユーザーおよびロールAPIの対応するプロパティ: USER_MANDATORY_ATTRS

user.object.classes

ユーザーを表現するために使用するスキーマ・クラスの完全修飾名。拡張プロパティ。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

ユーザーおよびロールAPIの対応するプロパティ: USER_OBJECT_CLASSES

username.attr

ユーザー名を一意に識別するLDAP属性。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

ユーザーおよびロールAPIの対応するプロパティ: USER_NAME_ATTR

ldap.host

アイデンティティ・ストアをホストするシステムの名前。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

subscriber.name

アイデンティティ・ストアのデフォルトのレルム。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

値の例: dc=us,dc=oracle,dc=com

ユーザーおよびロールAPIの対応するプロパティ: ADF_IM_SUBSCRIBER_NAME

virtualize

検索と変更を実行できる認証プロバイダを制御します。TRUEに設定した場合、構成されているすべての認証プロバイダで検索と変更が可能になります。FALSEに設定した場合、検索と変更は構成スタックの最初の認証プロバイダでのみ可能になります。

すべての認証プロバイダでユーザーおよびロールAPIを使用して情報の検索と書込みを実行する場合は、TRUEに設定します。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

有効な値: TRUEまたはFALSE

デフォルト値: FALSE

値の例:

<property name="virtualize" value="true"/>



注意:

認証プロバイダ属性usernameを変更した場合(たとえば、プロビジョニング後またはテスト環境から本番環境への移行時)、それに応じてアイデンティティ・ストア・サービスのアイデンティティ・ストア・サービス・パラメータusername.attrも変更する必要があります。これらの2つの値は同じにしておく必要があります。

次のコード例は、Java SEアプリケーションに使用するOIDベースのアイデンティティ・ストアの構成を示しています。

<serviceInstance name="idstore.ldap" provider="idstore.ldap.provider">
    <property name="idstore.type" value="OID"/>
    <property name="ldap.url" value="ldap://myHost.com:1234"/>
    <extendedProperty>
       <name>user.search.bases</name>
          <values>
             <value>cn=users,dc=us,dc=oracle,dc=com</value>
          </values>
    </extendedProperty>
    <extendedProperty>
       <name>group.search.bases</name>
          <values>
             <value>cn=groups,dc=us,dc=oracle,dc=com</value>
          </values>
    </extendedProperty>
</serviceInstance>

F.2.5 OIDベースのすべてのインスタンスに共通するプロパティ

表F-7は、OIDベースの全ストアに共通し、あらゆるサービス・インスタンスで指定できるプロパティを示しています。

OIDベースのアイデンティティ・ストアのサービス・インスタンスの場合は、ユーザーおよびロールAPIでJNDI接続ファクトリを使用するときに接続プールのプロパティが必ず選択されるように、アイデンティティ・ストアのサービス・インスタンスで次のプロパティを指定する必要があります

<property 
name="INITIAL_CONTEXT_FACTORY" value="com.sun.jndi.ldap.LdapCtxFactory"/>

表F-7 OIDの汎用的なプロパティ

名前 説明

connection.pool.authentication

JNDI接続プールが使用するOID接続のタイプを指定します。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

値: nonesimpleおよびDIGEST-MD5

デフォルト値: simple

connection.pool.max.size

OID接続プール内の最大接続数を指定します。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

値の例: 30

connection.pool.min.size

OID接続プールの最小接続数を指定します。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

値の例: 5

connection.pool.protocol

OID接続に使用するプロトコルを指定します。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

値: plainssl

デフォルト値: plain

connection.pool.provider.type

使用する接続プールを指定します。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

値: JNDIIDM

デフォルト値: JNDI

connection.pool.timeout

アイドル接続がプールにとどまっていられるミリ秒数を指定します。タイムアウト後に接続が閉じられ、プールから削除されます。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

デフォルト値: 300000 (5分)

oracle.security.jps.ldap.max.retry

OID接続に問題がある場合の、最大再試行回数を指定します。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

値の例: 5


次のコードは、いくつかのプロパティの構成を示しています。

<jpsConfig ... >
   ...
   <!-- common properties used by all LDAPs -->
   <property name="oracle.security.jps.farm.name" value="cn=OracleFarmContainer"/>
   <property name="oracle.security.jps.ldap.root.name"
             value="cn=OracleJpsContainer"/>
   <property name="oracle.security.jps.ldap.max.retry" value="5"/>
   ...
</jpsConfig>

F.2.6 匿名ロールと認証ロールのプロパティ

表F-8は、ファイルベース、OIDベースまたはDBベースの匿名ユーザー、匿名ロールおよび認証ロールの構成に使用できるプロパティを示しています。

表F-8 匿名ロールと認証ロールのプロパティ

名前 説明

anonymous.role.description

匿名ロールの説明を指定します。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

デフォルト値なし

anonymous.role.name

匿名ロールのプリンシパル名を指定します。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

デフォルト値: anonymous-role

anonymous.role.uniquename

匿名ロールの名前を指定します。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

デフォルト値: anonymous-role

anonymous.user.name

匿名ユーザーのプリンシパル名を指定します。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

デフォルト値: anonymous

authenticated.role.description

認証ロールの説明を指定します。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

デフォルト値なし

authenticated.role.name

認証ユーザー・ロールのプリンシパル名を指定します。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

デフォルト値: authenticated-role

authenticated.role.uniquename

認証ロールの名前を指定します。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

デフォルト値: authenticated-role

remove.anonymous.role

ユーザーの認証後にサブジェクトから匿名ロールを削除する必要があるかどうかを指定します。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

有効な値: TRUEFALSE

デフォルト値: FALSE


F.2.7 トラスト・サービスのプロパティ

表F-9は、トラスト・サービス固有のプロパティを示しています。

表F-9 トラスト・サービスのプロパティ

名前 説明

trust.keystoreType

トラスト・サービス・ストアのタイプ、JKSまたはKSSを指定します。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

有効な値: JKSまたはKSS

デフォルトなし。

指定されていない場合は、KSSストアがすでにプロビジョニングされていれば、値はKSSに設定されます。それ以外の場合はJKSに設定されます。

trust.keyStoreName

trust.keystoreTypeKSSに設定されている場合にのみ適用し、次の形式でストア名を指定します。

kss://<stripeName>/<keyStoreName>

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

デフォルト: kss://opss/trustservice_ks

trust.trustStoreName

trust.keystoreTypeKSSに設定されている場合にのみ適用し、次の形式でストアのURLを指定します。

kss://<stripeName>/<keyStoreName>

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

デフォルト: kss://opss/trustservice_ts

trust.aliasName

キーストアからX.509証明書と秘密鍵を取得するために使用する別名を指定します。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

デフォルト: WLSドメインの名前。

trust.issuerName

トークンに含める名前を指定します。発行先のトラスト・サービスにより、トークンを取得して検証するために使用されます。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

デフォルト: WLSドメインの名前。

trust.provider.className

トラスト・プロバイダ・クラスの完全修飾名を指定します。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

必須。

値: サポートされている値はoracle.security.jps.internal.trust.provider.embedded.EmbeddedProviderImplのみです。

trust.clockSkew

時間条件を検証する際に許容される時間差を秒単位で指定します。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

デフォルト: 0。

trust.token.validityPeriod

トークンが発行された後の有効時間を秒単位で指定します。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

必須。

デフォルトなし。

trust.csf.map

キーストアにアクセスするための資格証明のマップを指定します。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

デフォルト: キーストア・インスタンス・プロパティkeystore.csf.mapの値。

trust.csf.keystorePass

trust.keystoreTypeJKSに設定されている場合にのみ適用し、秘密鍵にアクセスするための資格証明のキーを指定します(マップはtrust.csf.mapにより設定されます)。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

デフォルト: キーストア・インスタンス・プロパティkeystore.pass.csf.keyの値。

trust.csf.keyPass

trust.keystoreTypeJKSに設定されている場合にのみ適用し、キーストアにアクセスするための資格証明のキーを指定します(マップはtrust.csf.mapにより設定されます)。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

オプション。

デフォルト: キーストア・インスタンス・プロパティkeystore.sig.csf.keyの値。

trust.token.includeCertificate

SAMLトークンに証明書が含まれているかどうかを指定します。

Java EEアプリケーションとJava SEアプリケーションで有効です。

必須。

有効な値: trueまたはfalse

デフォルト: false


次の例では、トラスト・サービスの構成を示します。

<propertySet name="trust.provider.embedded">
  <property name="trust.provider.className" value="oracle.security.jps.internal.trust.provider.embedded.EmbeddedProviderImpl"/>
  <property name="trust.clockSkew" value="60"/>
  <property name="trust.token.validityPeriod" value="1800"/>
  <property name="trust.aliasName" value="orakey"/>
  <property name="trust.issuerName" value="orakey"/>
  <property name="trust.csf.map " value="my-csf-map"/>
  <property name="trust.csf.keystorePass" value="my-keystore-csf-key"/>
  <property name="trust.csf.keypass" value="my-signing-csf-key"/>
</propertySet>

F.2.8 監査サービスのプロパティ

表F-10は、監査サービス固有のプロパティを示しています。その他のプロパティについては、共通プロパティを参照してください。

表F-10 監査サービスのプロパティ

プロパティ 説明 必須 デフォルト値

audit.filterPreset

監査のレベル。

いいえ

None、Low、MediumまたはHigh

なし

audit.customEvents

Customの場合、監査の対象となる監査イベントのリスト。イベントは、コンポーネント・タイプを使用して修飾する必要があります。イベントはカンマ、コンポーネント・タイプはセミコロンで区切ります。

例:

JPS:CheckAuthorization, CreateCredential; OIF:UserLogin

いいえ



audit.specialUsers

filterPresetがNoneの場合もアクティビティが常に監査の対象となる1名以上のユーザーから構成されるリスト。

カンマが含まれるユーザー名は、適切にエスケープ処理する必要があります。たとえば、Fusion Middleware Controlを使用する場合、3名のユーザーは"admin, fmwadmin, cn=test\,cn=user\,ou:ST\,L=RS\,c=is\,"のように指定します。

WLSTの場合は、バックスラッシュ(\)もエスケープ処理する必要があります。例:

setAuditPolicy(addSpecialUsers="cn=orcladmin\\\,cn=com") 

いいえ



audit.maxFileSize

監査イベントが書き込まれるバスストップ・ファイルのサイズを制御しますバイト単位

いいえ


104857600

audit.loader.interval

監査ローダーがデータベースにアップロードする頻度を制御します。秒単位

いいえ


15秒

audit.loader
.repositoryType

監査イベントのストア・タイプ。タイプがデータベース(DB)の場合は、audit.loader.jndiまたはJDBCプロパティも定義します。

はい

File、DB

File

audit.loader.jndi

データベースに監査イベントをアップロードするための、アプリケーション・サーバー内のデータソースのJNDI名。

いいえ


jdbc/AuditAppendDataSource

audit.db.principal.map / audit.db.principal.key

JavaSEで実行されており、repositoryTypeがDBの場合の、ブートストラップ資格証明ストア内のJDBCユーザー名とパスワード資格証明に対するマップとキー。

いいえ



audit.loader.jdbc.string

JavaSEで実行されており、repositoryTypeがDBの場合の、JDBC接続に対するJDBC文字列。

いいえ



audit.logDirectory

バスストップ・ファイルのベース・ディレクトリ。

JavaSEでは必須


jse

audit.timezone

Oracle WebLogic ServerタイムスタンプまたはUTCのどちらでイベントを記録するかを決定します。

いいえ

utc、local

utc

audit.change.scanning.
interval

OIDベースまたはDBベースの監査ストアを使用した分散環境では、監査サービスは、インスタンスを実行する各OPSSの監査実行時ポリシーの変更を監視し、任意のキャッシュ済のポリシーを動的に再ロードします。

このプロパティは、任意の変更をサービスがチェックする頻度をミリ秒単位で決定します。

いいえ

0(ゼロ)より大きい数値

60000 (60秒)


次の例は、監査サービスの構成を示しています。

<serviceInstance name="audit" provider="audit.provider" location="./audit-store.xml">
   <property name="audit.filterPreset" value="Medium"/>
   <property name="audit.loader.jndi" value="jdbc/AuditAppendDataSource"/>
   <property name="audit.loader.repositoryType" value="DB" />
   <property name="server.type" value="DB_ORACLE"/>
   <property name="audit.timezone" value="local" />
 </serviceInstance>

F.2.9 キーストア・サービスのプロパティ

表F-11は、キーストア・サービス固有のプロパティを示しています。その他のプロパティについては、共通プロパティを参照してください。

表F-11 キーストア・サービスのプロパティ

プロパティ 説明 必須 デフォルト

keystore.file.path

ファイル・プロバイダが構成されている場合のkeystores.xmlファイルの場所。

ファイルベースのキーストア・プロバイダが構成されている場合は、はい。

-

./

ca.key.alias

キーストア・サービス・インスタンスに使用されているサード・パーティCAのsystem/castore内のキー別名。

いいえ

-

-

location

キーストアの場所。絶対パスまたは相対パスを指定できます。

keystore.typeがJKSの場合は、はい。keystore.typeがPKCS11またはHSM (LunaSA)の場合は、いいえ。

キーストアへのパス

./default-keystore.jks

keystore.type

キーストアのタイプ。

いいえ

KSS、JKS、PKCS11、Luna

JKS

keystore.csf.map

Oracle Web Services Managerによって使用される資格証明ストア・マップ名。OWSMでのみ使用可能です。

いいえ

資格証明ストアのマップ名

oracle.wsm.security

keystore.pass.csf.key

キーストア・パスワードを指す資格証明ストア・キー。OWSMでのみ使用可能です。

いいえ

資格証明ストアのcsfキー名

keystore-csf-key

keystore.sig.csf.key

キーストア内の署名鍵の別名およびパスワードを指す資格証明ストアのキー名。HSMの場合は、資格証明ストアのキー名ではなく、ダイレクト・キー別名になります。OWSMでのみ使用可能です。

いいえ

資格証明ストアのcsfキー名、またはHSMの場合はダイレクト別名

sign-csf-key

keystore.enc.csf.key

キーストア内の暗号化鍵の別名およびパスワードを指す資格証明ストアのキー名。HSMの場合は、資格証明ストアのキー名ではなく、ダイレクト・キー別名になります。OWSMでのみ使用可能です。

いいえ

資格証明ストアのcsfキー名、またはHSMの場合はダイレクト別名

enc-csf-key


次の例は、キーストア・サービスの構成を示しています。

<propertySet name="props.ldap.1">
  <property name="java.naming.ldap.derefAliases" value="never"/>
  <property name="bootstrap.security.principal.key" value="bootstrap_6aCNhgRM3zF04ToliwecdF6K3oo="/>
  <property name="oracle.security.jps.farm.name" value="cn=compact1_oid26008"/>
  <property name="server.type" value="OID"/>
  <property name="oracle.security.jps.ldap.root.name" value="cn=jpsTestNode"/>
  <property name="ldap.url" value="ldap://myComp.com:2020"/>
</propertySet>
 
<serviceProvider type="KEY_STORE" name="keystore.provider" class="oracle.security.jps.internal.keystore.KeyStoreProvider">
  </serviceProvider>
<serviceInstance name="keystore.ldap" provider="keystore.provider">
  <propertySetRef ref="props.ldap.1"/>
</serviceInstance>

次の例は、LDAPベースのプロバイダに対するキーストア・サービスの構成を示しています。

<serviceInstance name="keystore" provider="keystore.provider"       location="./default-keystore.jks">
   <description>Default JPS Keystore Service</description>
   <property name="server.type" value="OID"/>
   <property name="keystore.type" value="JKS"/>
   <property name="keystore.csf.map" value="oracle.wsm.security"/>
   <property name="keystore.pass.csf.key" value="keystore-csf-key"/>
   <property name="keystore.sig.csf.key" value="sign-csf-key"/>
   <property name="keystore.enc.csf.key" value="enc-csf-key"/>
<property value="bootstrap" name="bootstrap.security.principal.key"/>
<property value="cn=wls-jrfServer" name="oracle.security.jps.farm.name"/>
<property value="cn=jpsTestNode" name="oracle.security.jps.ldap.root.name"/>
<property value="ldap://myHost.com:1234" name="ldap.url"/>
</serviceInstance>

次の例は、DBベースのプロバイダに対するキーストア・サービスの構成を示しています。

<propertySet name="props.db.1">
   <property name="jdbc.url" value="jdbc:oracle:thin:@host:port:sid"/>
   <property name="oracle.security.jps.farm.name" value="cn=farm"/>
   <property name="server.type" value="DB_ORACLE"/>
   <property name="oracle.security.jps.ldap.root.name" value="cn=jpsroot"/>
   <property name="jdbc.driver" value="oracle.jdbc.OracleDriver"/>
   <property name="bootstrap.security.principal.map" value="credendial_map"/>
   <property name="bootstrap.security.principal.key" value="credential_key"/>
</propertySet>
 
…
…
<serviceInstance name="keystore.rdbms" provider="keystore.provider"            location="./default-keystore.jks">  
   <propertySetRef ref = "props.db.1"/>       
   <property name="server.type"  value="DB_ORACLE"/>
   <property name="keystore.type" value="JKS"/>
   <property name="keystore.csf.map" value="oracle.wsm.security"/>
   <property name="keystore.pass.csf.key" value="keystore-csf-key"/>
   <property name="keystore.sig.csf.key" value="sign-csf-key"/>
   <property name="keystore.enc.csf.key" value="enc-csf-key"/>
</serviceInstance>