プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Fusion Middleware Oracle Platform Security Servicesによるアプリケーションの保護
11gリリース1 (11.1.1)
E64849-03
  目次へ移動
目次

前
 
次
 

I OpenLDAPアイデンティティ・ストアの使用

この付録では、アイデンティティ・ストアでOpenLDAP 2.2を使用する場合に必要となる特殊な設定について説明します。

I.1 OpenLDAPアイデンティティ・ストアの使用

OpenLDAP 2.2をアイデンティティ・ストアとして使用するには、次のようにします。

  1. WebLogic Server管理コンソールを使用して、新しい認証プロバイダを作成します。この新規プロバイダに対して:

    • 認証元のリストから「OpenLDAPAuthenticator」を選択します。

    • OpenLDAPAuthenticatorの制御フラグをSUFFICIENTに設定します。

    • DefaultAuthenticatorの制御フラグをSUFFICIENTに設定します。

    • OpenLDAPAuthenticatorがリストの先頭になるように認証元の順序を変更します。

    • OpenLDAPAuthenticatorの「プロバイダ固有」ページで、「ユーザー・ベースDN」と「グループ・ベースDN」を入力し、「名前指定によるグループ・フィルタ」のオブジェクト・クラスの値をgroupofnames以外の値に設定します。

  2. OpenLDAPインストールのホーム・ディレクトリから、次の手順を実行します。

    • ファイルslapd.confを編集のために開きます。

    • このファイル内の一番上にあるincludeセクションに次の行を挿入します。

      include ./schema/inetorgperson.schema
      
    • ファイルを保存し、OpenLDAPを再起動します。

前述の設定を行うと、OpenLDAPで新規の外部ロールを作成するたびに、オブジェクト・クラスinetorgpersonをその外部ロールに追加できます。外部ロールをアプリケーション・ロールにマッピングするためには、このオブジェクト・クラスが必要です。