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Oracle® Fusion Middleware Oracle Identity Federation管理者ガイド
11gリリース1 (11.1.1)
B66693-04
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B Oracle Identity FederationのプロキシとしてのOracle HTTP Serverの使用

この付録では、Oracle Identity Federationに対するプロキシ・サーバーとしてOracle HTTP Serverを設定する方法を説明します。

B.1 プロキシ・サーバーとしてのOracle HTTP Serverの構成


注意:

環境に対するプロキシ・サーバーの設定の詳細は、アプリケーション・サーバーのドキュメントを参照してください。

Oracle Identity Federationに対するプロキシとしてOracle HTTP Serverを設定するには、次の手順を実行します。

  1. IdMインストーラを使用して作成済でない場合は、次のコマンドを使用してOracle HTTP Serverコンポーネントを作成します。

    $AS_ISNT/bin/opmnctl createcomponent -componentType OHS -componentName 
    $OHS_NAME

    $AS_ISNTはアプリケーション・サーバー・インスタンスがインストールされているディレクトリ、$OHS_NAMEは新しいOracle HTTP Serverコンポーネントの名前です。

  2. $AS_ISNT/config/OHS/$OHS_NAME/moduleconf/oif.confファイルを編集します。ファイルが存在しない場合は、次の内容で作成します。

    # References the WebLogic server or Cluster where OIF is running
    <Location /fed>
        # Standalone install
        # WebLogicHost myweblogic.server.com
        # WebLogicPort 7499
     
        # Clustered install
        # WebLogicCluster w1s1.com:7499,w1s2.com:7499,w1s3.com:7499
     
      SetHandler weblogic-handler
    </Location> 
    
    1. IdMインストールがスタンドアロン・モードの場合は、Oracle Identity Federationが実行されているWebLogic管理対象サーバーを参照するように、WebLogicHostおよびWebLogicPort変数を非コメント化して設定します。

      # Standalone install
      WebLogicHost OIF-HOST
      WebLogicPort OIF-PORT
      
    2. IdMインストールがクラスタ化モードの場合は、Oracle Identity Federationが実行されているWebLogic管理対象サーバーを参照するように、WebLogicCluster変数を非コメント化して設定します。

      # Clustered install
      WebLogicCluster OIF-HOST-1:OIF-PORT-1,OIF-HOST-2:OIF-PORT-2,OIF-HOST-3:OIF-PORT-3
      
  3. プロキシとOracle Identity Federationとの間でSSLを使用する場合は、$ORACLE_HOME/ohs/conf/httpd.confファイルを編集します。次のディレクティブを追加します。

    WlSSLWallet "${ORACLE_INSTANCE}/config/${COMPONENT_TYPE}/${COMPONENT_NAME}/keystores/default"
    
  4. このウォレットにあるOracle Identity Federationサーバーの証明書を発行した認証局の証明書をインポートします(まだインポートしていない場合)。詳細は、第8.1項「Oracle Identity FederationでのSSLの構成」を参照してください。

  5. プロキシでSSLを使用する場合は、第8.1項「Oracle Identity FederationでのSSLの構成」の指示に従います。mod_wl.confファイルの編集に関する項は省略します。

  6. 構成変更を有効にするために、Oracle HTTP Serverを再起動します。

    $AS_ISNT/bin/opmnctl restartproc process-type=OHS
    
  7. Fusion Middleware Controlに移動し、Oracle HTTP Serverインスタンスを選択し、「管理」「ポート構成」に移動して、プロキシのHTTPまたはHTTPSポートを指定します。プロキシは、次を呼び出すことによりテストできます。

    HTTP://PROXY-HOST:PROXY_PORT/fed/sp/metadata
    
  8. 外部URLに対してプロキシ・ホストおよびポートを使用するようにOracle Identity Federationを再構成します。Fusion Middleware ControlでOracle Identity Federationインスタンスを選択し、「管理」「サーバー・プロパティ」「接続設定」の順に移動します。

    • ホスト

    • ポート

    • SOAPポート

    • SSL有効

  9. アイデンティティ管理システムとしてOracle Access Managerを使用している場合は、アクセス・システム・コンソールを使用してフェデレーションSSO認証スキームを更新します。コンソールで、「アクセス・システム構成」「認証管理」の順に移動します。各Oracle Identity Federation認証スキームに対する「チャレンジ・リダイレクト」パラメータを、プロキシ・ホストおよびポートを使用するように変更します。


    関連項目:

    Webベースのユーザー・インタフェースの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Access Manager with Oracle Security Token Service管理者ガイド10gを参照してください。

  10. 必要に応じて、このOracle Identity Federationサーバーを使用してパートナに変更を通知します。SAML 2.0、SAML 1.xまたはLiberty 1.xを使用するパートナは、新しいメタデータをダウンロードする必要があります。WSフェデレーションを使用するパートナは、構成を手動で更新する必要があります。

  11. Oracle Identity FederationがOracle Single Sign-Onと統合されている場合は、いくつかの追加手順が必須です。次の項の手順に従います。

B.2 Oracle HTTP ServerのSSL構成

Oracle HTTP ServerとOracle WebLogic Server間にSSLを構成するには、次のドキュメントを参照してください。

  • 『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』

  • 『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverの保護』