この章では、Oracle Identity Federationの最新リリースで導入された新機能について簡単に説明し、各項目の関連項目を記載します。内容は次のとおりです。
注意: この章では、Oracle Identity Federationサーバーをフェデレーション・サーバーと呼びます。 |
このドキュメントでは、11gリリース1 (11.1.1.9)の次の更新について説明します。
属性名とアサーション属性の1対1マッピング。第5.9.1.1項を参照してください。
SSLモードでのHA構成の考慮事項。第6.4.3項を参照してください。
Oracle Access Manager 11gの後処理プラグイン構成の詳細および例。第12.2.2項、第12.5.3.3項および第12.5.3.4項を参照してください。
WLST環境に入力する新規コマンド構文。第9.1.2項を参照してください。
特定のコマンドの修正されたコマンド構文。第6.20項、第9.2.36.2項および第9.2.37.2項を参照してください。
このドキュメントでは、11gリリース1(11.1.1.6)の次の新機能と更新についてについて説明します。
XML署名におけるSHA-256のサポート
IdPが開始するSSOでのリレー状態の使用
Oracle Access Manager 11g認証エンジンのサポート
Oracle Access Manager 11g SP統合エンジンのサポート
IdPが開始するSSO処理におけるACS URLのサポート
SAML 2.0の認証リクエストを使用したACS URLの送信
OpenID UI Extensionの実装
ドキュメントには次の追加変更も記載されています。
第11.3項には、ビジネス処理プラグインのパッケージ化で更新された手順が記載されています。
第6.24項では、OpenIDパートナと統合するようにOracle Identity Federationを構成する方法について説明しています。
第4.2.5項では、Oracle Identity Federationで、IdPが開始するシングル・サインオンでリレー状態が決定される仕組みについて説明しています。
図2-11は、Oracle Identity Federationサーバーの前面にあるWebプロキシを示すように修正されています。
ドキュメントの様々な訂正箇所が修正されています。
11gリリース1(11.1.1)パッチ・セット3には次の機能があります。
キーストアと暗号化キーの個別のパスワード
グローバル・ログアウトの拡張機能
Oracle Identity Federation/SP自身をOracle Access Managerで認証するための構成
OpenIDプロトコルのサポート
新しいHTTPヘッダー認証エンジン
Oracle Access Manager 11gにおける認証
WLSTによるプロバイダ設定のインポートおよびエクスポート
アサーション有効期間の制限
名前IDマッピングをパートナ単位で上書きする機能
SAML 1.xのソースIDのサポート
前処理および後処理のカスタム・アクション
eAuth仕様のサポート
HTTPヘッダー・コレクタのサポート
このリリースでは、ドキュメントが次のように変更されています。
カスタマイズ機能は、別の部、第III部「Oracle Universal Federation Framework」にまとめられました。
PDF版のドキュメントは2冊に分割されました。
WebLogic Serverとの統合: Oracle Identity Federationは、Oracle WebLogic Serverで管理されるJavaコンポーネントになりました。
関連項目:
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Fusion Middleware Control: Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlというグラフィカル・ユーザー・インタフェースを使用してOracle Identity Federationを管理できます。
関連項目: Oracle Fusion Middlewareの管理の概要 |
共通監査インフラストラクチャとの統合: Oracle Identity FederationがOracle Fusion Middlewareの監査インフラストラクチャと統合されました。コマンドラインまたはFusion Middleware Controlを使用して監査を構成できます。
関連項目:
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10g(10.1.4.2.0)以上のOracle Single Sign-OnおよびOracle Access Managerのサポート: Oracle Fusion Middleware 11gリリース1(11.1.1)にはOracle Single Sign-OnまたはOracle Access Managerは含まれていません。ただし、Oracle Identity Federation 11gリリース1(11.1.1)は10g(10.1.4.2.0)以上のOracle Single Sign-OnおよびOracle Access Managerと互換性があります。