この章では、Format Builderの概要について説明します。
Format Builderツールを使用すると、非XMLデータ・レコードの記述を簡単に作成できます。Format Builderでは、非XMLデータのレイアウトと階層を、XMLと相互に変換できるように記述できます。また、バイト・シーケンスをフィールドとして記述できます。各フィールドには、データ型(浮動小数点、文字列など)、データ・サイズ、フィールド名の記述を含めます。Format Builderではさらに、フィールドのグループ化(グループ)、フィールドやグループの繰返し、および集約を定義できます。
Format Builderで作成した記述は、メッセージ・フォーマット言語(MFL)と呼ばれるXML文法で保存されます。MFLドキュメントは、非XMLデータ・レコードのインスタンスをXMLドキュメントのインスタンス(またはその逆)に変換するために実行時に使用されます。