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Oracle® Traffic Director管理者ガイド
11g リリース1 (11.1.1.9)
B66436-05
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6.6 カスタム・メンテナンス・ページの構成

Oracle Traffic Directorは、すべてのバックエンド・サーバーがオフラインであることが検出された際に、カスタム・サーバー・プール・メンテナンス・レスポンス・コードおよびHTMLページを提供できます。メッセージのこのタイプを表示させることは、ゲートウェイがタイムアウトしたり、ホストの静的コンテンツに対して別のリソースを作成したりするより適切です。

オリジン・サーバー・プールのメンテナンスが有効化されている場合、次のようになります。

オリジン・サーバー・プールのメンテナンスが無効だが、オリジン・サーバーが構成されていなく、有効にもなっていない場合、次のようになります。

メンテナンスでのオリジン・サーバー・プールの統計の監視

オリジン・サーバー・プールがメンテナンス状態の場合、オリジン・サーバー・プールの統計およびプールに属するオリジン・サーバーの統計もありません。統計はアクティブ・オリジン・サーバー・プールおよびアクティブ・オリジン・サーバーに対してのみ有効になります。

CLIを使用したオリジン・サーバー・プールのメンテナンスの有効化または無効化

オリジン・サーバー・プールのメンテナンスを有効にするには、enable-maintenanceコマンドを実行します。

たとえば、次のコマンドはhttp-pool-1オリジン・サーバー・プールのメンテナンスを有効にし、505のレスポンス・コードを指定します。このコマンドはresponse-coderesponse-fileをオプションのプロパティとして使用します。200のresponse-codeはresponse-fileなしでは指定できません。

tadm> enable-maintenance --config=test --origin-server-pool=http-pool-1 --response-code=505

メンテナンスを無効にするには、disable-maintenanceコマンドを使用します。

tadm> disable-maintenance --config=test --origin-server-pool=http-pool-1

有効化したオリジン・サーバー・プールのresponse-fileプロパティおよびresponse-codeプロパティを戻すには、get-maintenance-propコマンドを使用します。

tadm> get-maintenance-prop --config=test --origin-server-pool=http-pool-1

enable-maintenancedisable-maintenanceおよびget-maintenance-propの詳細は、『Oracle Traffic Directorコマンドライン・リファレンス』を参照するか、--helpオプションでコマンドを実行します。