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Oracle® WebCenter Content Site Studioテクニカル・リファレンス・ガイド
11gリリース1 (11.1.1)
B72417-01
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A Site Studio 11gR1と組み合せて使用するためのOracle Content Server 10gR3の構成

Site Studio 11gR1 (11.1.1.4以上)は、Oracle Content Server 10gR3で管理されるサイト・アセットおよびコンテンツに対して使用できます。ただし、これを行うには、手動の処理が必要です。

この項の内容は次のとおりです。

A.1 Oracle Content Server 10gR3でのSite Studio 11gR1のインストール

Site Studio 11gR1は、Oracle Content Server 10gR3と組み合せて使用できます。ただし、Site Studioを使用するには、サーバーの追加コンポーネントをいくつかダウンロードし、インストールする必要があります。

Oracle Content Server 10gR3で次のものをインストールし、有効にする必要があります。

Site Studio Webサイトでネイティブ・ドキュメントの動的変換を使用する予定の場合、Oracle Content ServerでDynamic Converterを構成する必要があります。

SiteStudioコンポーネントがインストールされ、有効にされると、Site Studio Designer 11gR1クライアント・インストーラがコンテンツ・サーバーにチェックインされます。インストーラをOracle Content Serverの構成情報ページからダウンロードして実行すると、クライアント・コンピュータでSite Studio Designer 11gR1がインストールされます。

さらに、次の処理を完了する必要があります。

A.2 コンポーネントのダウンロード

必要なOracleコンポーネントは、Oracle Technology Network (OTN)のOracle WebCenter Content Universal Content Managementセクションから入手できます。

http://otn.oracle.com/

A.3 Site Studio Designer 11gR1の入手

Oracle Content Server 10gR3でSiteStudio 11gR1コンポーネントをインストールすると、Site Studio Designer 11gR1インストーラがコンテンツ・アイテムとしてサーバーにチェックインされます。Oracle Content Serverの「一般的な情報」ページからSite Studio Designeインストーラをダウンロードできます。Designer 11gR1アプリケーションの使用方法の詳細は、『Oracle WebCenter Content Site Studio Designerユーザーズ・ガイド』を参照してください。

A.4 デフォルト・プロジェクト・ドキュメント情報の設定

Site Studioで新規Webサイトを作成すると、新規プロジェクト・ファイルが作成され、コンテンツ・サーバーにチェックインされます。したがって、Webサイトを作成する前に、新規プロジェクト・ファイルに割り当てるメタデータを指定する必要があります。これは、コンテンツ・サーバーの「プロジェクトのデフォルト・ドキュメント情報の設定」ページで行います。

Site Studioプロジェクト・ファイルに使用されるデフォルト・メタデータを設定するには、次のタスクを実行します。

  1. 管理者としてOracle Content Serverにログオンします。

  2. 「管理」ページに移動し、「Site Studioの管理」をクリックします。

    「Site Studioの管理」ページが表示されます。

  3. 「デフォルトのプロジェクト・ドキュメント情報の設定」をクリックします。

    「デフォルトのプロジェクト・ドキュメント情報の設定」ページが表示されます。ここで、Site Studioによって生成される新規プロジェクトのデフォルト・メタデータを割り当てます。

  4. 必要に応じてメタデータを設定し、設定し終えたら、「更新」をクリックします。

    これによって、「Site Studioの管理」ページに戻ります。

A.5 Apache Webサーバーの構成

WebサーバーとしてApache Webサーバーを使用する場合、Site StudioでパスベースのURLを利用できるよう構成ファイルを更新します。ApacheをWebサーバーとして使用しない場合、この項はスキップできます。

Apache Webサーバー構成ファイルを編集するには、次のタスクを実行します。

  1. Apache httpd.conf構成ファイルを開きます。このファイルは、Apacheのインストール場所のconfディレクトリにあります。

  2. 次のようなエントリを検索します。

    LoadModule IdcApacheAuth CS-Dir/shared/os/OS_Name/lib/IdcApacheAuth2.dll
    IdcUserDB myserver CS-Dir/data/users/userdb.txt
    Alias /myserver "CS-Dir/weblayout"
    <Location "/myserver">
            DirectoryIndex portal.htm
            IdcSecurity myserver
    </Location>
    

    注意:

    UNIXでは、LoadModule行はIdcApacheAuth2.soを参照します。

  3. 次の行を追加します。

    <Location "/">
          IdcSecurity myserver
    </Location>
    
  4. UseCanonicalName構成変数を検索し、オフに設定されていることを確認します。

  5. 構成ファイルを保存し、Apache HTTP Serverを再起動します。

注意

A.6 Sun ONE Webサーバーの構成

WebサーバーとしてSun ONE Webサーバーを使用する場合、Site StudioでパスベースのURLを利用できるよう構成ファイルを更新します。Sun ONEをWebサーバーとして使用しない場合、この項はスキップできます。

Sun ONE Webサーバー構成ファイルを編集するには、次のタスクを実行します。

  1. Sun Webサーバー・ソフトウェア・ディレクトリに移動し、https-host_name/configサブディレクトリ(host_nameは、ソフトウェアがインストールされているシステムの名前)を開きます。次に例を示します。

    /https-server7/config
    
  2. テキスト・エディタでobj.confファイルを開きます。

  3. <Object name="default">セクション内でWeb IDをNameTransエントリに追加します。

    NameTrans fn="pfx2dir" from="/Site_ID" dir="Weblayout_Dir"
    

    ここで、Site_IDはWebサイトのWeb IDで、Weblayout_DirはWebで表示可能なファイル・リポジトリのフルパスです。

  4. obj.confファイルで行った変更をWebサーバーの管理ページで適用します。

  5. Webサーバーを停止し、再起動します。

A.7 ゾーン・フィールドの構成

Site Studioコンポーネントをインストールすると、いくつかのメタデータ・フィールドがコンテンツ・サーバーに追加されます。この一部をゾーン・フィールドとして構成し、全文索引付けされるようにします。

コンテンツ・サーバーでDBSearchContainsOpSupportコンポーネントがインストールされ、有効化されていることを確認します。このコンポーネントによって、ゾーン・フィールドが適切に全文索引付けされていることが保証されます。全文索引付けは、Site Studioサイトが適切に機能するために必要です。このコンポーネントのインストールまたは有効化が行われていない場合、インストールし、有効にします。コンポーネントzipファイルは、Oracle Content Server配布パッケージの\packages\allplatformディレクトリにあります。

Site Studioメタデータ・フィールドのゾーン・フィールドとしての構成

Site Studioメタデータ・フィールドをゾーン・フィールドとしての構成するには、次のタスクを実行します。

  1. 管理者としてOracle Content Serverにログインします。

  2. 「管理」ページを開きます。

  3. 「ゾーン・フィールドの構成」をクリックします。

  4. Webサイトと除外リストをゾーン・テキスト・フィールドとして指定します。

これらのフィールドをゾーン・フィールドとして確立した後、検索索引を再作成する必要はありません。

コンテンツ・サーバー構成ファイルへの設定の追加

コンテンツ・サーバー構成ファイルに設定を追加するには、次のタスクを実行します。

  1. 新規ブラウザ・ウィンドウを開き、システム管理者(sysmanagerロールを持つ)としてOracle Content Serverにログインします。

  2. 管理アプレットページに移動し、「管理サーバー」リンクをクリックします。

  3. 「コンテンツ管理サーバー」ページで、適切なコンテンツ・サーバー・インスタンスのボタンをクリックします。

    選択したコンテンツ・サーバー・インスタンスのステータス・ページが表示されます。

  4. サーバー・インスタンスのオプション・リストで、「一般構成」リンクをクリックします。

    「一般構成」ページが表示されます。

  5. ページの下部までスクロール・ダウンし、次の行を「追加の構成変数」ボックスに追加します。

    SSUseUniversalQueryFormat=1
    
  6. オプションで、次の行も追加できます。

    SSEnableDBSearchShortcut=1
    

    これによって、Site Studio DesignerおよびContributorによって実行される問合せのレスポンスを向上させます。

  7. 「保存」をクリックします。

  8. コンテンツ・サーバーを再起動します。

A.8 コンテンツ・サーバーでのJavaServer Pagesの有効化

Site StudioでのJavaServer Pagesの使用を予定している場合、コンテンツ・サーバーでJSPを有効にする必要があります。これによって、コンテンツ・サーバーでコンテンツおよびサービス(パーソナライズ、セキュリティ定義、事前定義済変数など)にアクセスしたり、変更できます。JavaServer Pagesの有効化の詳細は、Content Serverドキュメント・セットに含まれているSoftware Developer's Kit (SDK)スタート・ガイドを参照してください。

Site Studioコンポーネントを有効にした後でJSPグループを有効にする場合、JSPフラグメントが適切に機能するようJSPサポートを構成する必要があります。


重要:

JSPはレガシーSite Studioプロジェクト(10gR4より前のアーキテクチャを使用するプロジェクト)でのみサポートされます。これらは通常10gR4より前のリリースのSite Studioで作成され、Designer 10gR4で開かれたプロジェクトです。

新規JSPグループに対するJSPサポートの構成

コンテンツ・サーバーでSite Studioコンポーネントをインストールし、JSPを有効にするグループのリストにグループを追加する場合、そのグループに対するJSPサポート・ファイルを再デプロイし、Site Studio JSPフラグメントが適切に機能できるようにする必要があります。

JSPサポートを構成するには、次のタスクを実行します。

  1. 管理者としてOracle Content Serverにログインします。

  2. 「管理」で、「Site Studioの管理」をクリックします。

  3. 「フラグメント・ライブラリの管理」をクリックします。

  4. 「JSPサポートの構成」ボタンをクリックします。

JSPサポート・ファイルがコンテンツ・サーバーの必要なディレクトリに抽出されます。