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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenterアプリケーション・アダプタの使用
11g リリース1 (11.1.1)
B72424-04
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2 BPELイメージング・ソリューションの使用

この章では、BPELイメージング・ソリューションの使用方法について説明します。ここでは、ビジネス・アプリケーションからのソリューションの表示、タスク・リストやタスク・ビューアでのタスクの使用、ユーザー、グループおよびアイテムの選択について説明します。

この章の構成は、次のとおりです。

2.1 ビジネス・アプリケーションからのBPELイメージング・ソリューションの表示

Oracle E-Business SuiteやOracle PeopleSoftなどのビジネス・アプリケーションからイメージング・ソリューションを表示するには、次の手順を実行します。


注意:

次のブラウザ設定が構成されていることを確認します。
  • このソリューションで使用されているホスト名に対して、ポップアップ・ブロック機能が無効になっています

  • Cookiesがブロックされていません


  1. イメージング・ソリューションをサポートしているビジネス・アプリケーションのウィンドウで、レコードを表示します。必要であれば、レコードを保存します。たとえば、請求書を作成して保存します。

  2. イメージング・ソリューションを有効にします。構成によって、次のことが可能です。

    • ボタンまたはリンク(たとえば、請求書の処理)をクリックします。

    • 次に示すとおり、ツールバーから「ズーム」アイコン(Oracle E-Business Suiteフォーム・アプリケーションのみ)をクリックし、次に「ズーム」メニューのコマンド(たとえば、請求書の処理)をクリックして、「OK」をクリックします。

      このイメージは、「ズーム」アイコンを示しています。

      ドキュメント・イメージング・ソリューションでは、従業員ドキュメントのスキャン従業員ドキュメントの表示などのコマンドを選択します。


注意:

構成によっては、ソリューションにログインするためにユーザー名とパスワードを入力するように要求される場合があります。

選択したソリューション・コマンドに応じて、イメージング関連のオプションが表示されます。次に例を示します。

  • ワークフロー・イメージング・ソリューションで請求書処理コマンドを選択した場合は、「タスク・リスト」ウィンドウが表示されます。必要に応じて、「プロファイル」フィールドでプロファイルを選択します。タスクはプロファイルに関連付けられており、プロファイルを割り当てられたユーザーはそのプロファイルのすべてのタスクにアクセスできます(他のユーザーが現在選択しているタスクを除きます)。プロファイルを選択すると、タスクのリストが表示されます。第2.2.1項を参照してください。

  • サポートするドキュメント・イメージング・ソリューションで、「従業員ドキュメントのスキャン」コマンドを選択した場合は、デスクトップ・スキャナからスキャンしたり、ビジネス・アプリケーション従業員レコードの電子イメージをアップロードできるOracle Distributed Document Captureというアプリケーションが起動します。

  • サポートするドキュメント・イメージング・ソリューションで従業員ドキュメントの表示コマンドを選択した場合は、選択した従業員レコードに関連付けられているドキュメントのリストが表示され、そのリストからドキュメントを選択して表示できます。

2.2 BPELタスク・リストの使用

この項には次のトピックが含まれます:

2.2.1 タスクの表示および選択

次の手順を実行して使用可能なタスクのリストを表示し、タスクの実行を開始します。

「タスクの表示」をクリックすると、選択したタスクがそのユーザー用に取得され、選択したプロファイルが割り当てられた他のユーザーはそのタスクを使用できなくなります。ブラウザを閉じたり、セッションがタイムアウトになった場合でも、タスクを完了またはリリースするまで、タスクは取得済のままになります。次回タスク・リストを表示したときに、そのタスクはユーザーのタスクの1つとしてリストされます。タスクをリリース(取得解除)するには、第2.2.3項を参照してください。

  1. 第2.1項に説明されているようにイメージング・ソリューションを開始します。

  2. 必要に応じて、「プロファイル」フィールドでプロファイルを選択します。

    タスクはプロファイルに関連付けられており、そのプロファイルが割り当てられたユーザーがそのタスクにアクセスできます。プロファイルを選択すると、そのタスクがリストされます。

  3. タスク・リストからタスクを選択します。

    • タスクを手動で選択しないで実行するには、「自動タスク」をクリックします。このモードでは、タスクは自動的に割り当てられ、「タスク・ビューア」ウィンドウに表示されます。

    • タスクを手動で選択するには、「アクション」列の「タスクの表示」リンクをクリックします。「タスク・ビューア」ウィンドウにタスクが表示されます。

    • その他の実行可能なタスク・リスト・アクションが、サイド・パネルにリストされる場合があります。

2.2.2 タスクの自動選択

「タスク・リスト」ウィンドウからタスクを個別に選択するかわりに、「タスク・ビューア」ウィンドウにタスクが自動的に表示される自動タスク・モードを使用するには、次の手順を実行します。

  1. 「タスク・リスト」ウィンドウを表示します。

  2. 「自動タスク」をクリックします。

    最初のタスクに関する「タスク・ビューア」ウィンドウが表示されます。タスクを完了すると、次のタスクがこのビューアに自動的に表示されます。

  3. 自動タスク・モードを終了するには、サイド・パネルからタスク・リストに戻るためのリンクをクリックします。

2.2.3 タスクのリリース

「タスクの表示」をクリックすると、選択したタスクが完了またはリリースするまで、取得したままになります。タスクを完了しないでブラウザを閉じると、次回タスク・リストを表示したときに、そのタスクがタスク・リストに表示されたままになります。

タスクをリリースして、その関連プロファイルに割り当てられているすべてのユーザーがそのタスクを使用できるようにするには、次の手順を実行します。タスク・リストに戻るアクション・コマンドをクリックすると、選択したタスクもリリースされます。

  1. 「タスク・リスト」ウィンドウを表示します。

  2. リリースするタスクを選択します。

  3. 「リリース」をクリックします。

2.2.4 タスク・リスト表示のカスタマイズ

タスク・リストは次の方法で調整できます。

2.2.4.1 列の表示と非表示の切替え

「タスク・リスト」ウィンドウで列の表示と非表示を切り替えるには、次の手順を実行します。

  1. 「タスク・リスト」ウィンドウを表示します。必要に応じて、「プロファイル」フィールドでプロファイルを選択します。

  2. 「表示」メニューをクリックし、「列」を選択して非表示または表示する列を選択します。

    表示されている列を選択するとその列は非表示となり、非表示の列を選択すると表示されます。表示するように選択されている列の横にはチェック・マークが表示されています。

    すべての列を表示するには、「すべて表示」を選択します。

2.2.4.2 列の順序変更およびサイズ変更

使いやすくなるように、列の表示順序および列の幅を変更できます。列の順序およびサイズを変更するには、次の手順を実行します。

  1. 「タスク・リスト」ウィンドウを表示します。必要に応じて、「プロファイル」フィールドでプロファイルを選択します。

  2. 列のサイズを変更するには、列の見出し上にカーソルを合わせます。二重矢印が表示されたときに、クリックしてドラッグし、列の幅を広げるかまたは狭くします。

  3. 次のいずれかの方法を使用して、列の順序を変更します。

    • 列の見出し行をクリックし、新しい場所にドラッグ・アンド・ドロップします。列の順序が変更されます。

    • 「表示」をクリックして、「列の並替え」をクリックします。表示される列の順序変更ポップアップで、表示する列を選択し、上ボタンおよび下ボタンをクリックして列の順序を変更します。このポップアップで最上位に配置した列がタスク・リスト表の最も左側に表示されます。「OK」をクリックします

2.2.4.3 表示のデタッチ

デタッチされた移動可能なウィンドウにタスク・リストの拡張したビューを表示するには、次の手順を実行します。

  1. 「タスク・リスト」ウィンドウを表示します。必要に応じて、「プロファイル」フィールドでプロファイルを選択します。

  2. 「デタッチ」をクリックします。タスクのリストが、アプリケーション・ウィンドウ内の個別のウィンドウに表示されます。連結解除済・ボタンは押された状態になっています。

  3. タスクのリストをアタッチされた位置に戻す場合は、「デタッチ」を再びクリックします。

2.2.5 タスクのソート

タスク・リストに多数のタスクが含まれる場合、それらのタスクをソートすることは役立つ場合があります。たとえば、仕入先など、ステータスまたはキー識別子別にそれらのタスクをソートできます。タスクのソートに関する次のガイドラインに従ってください。

  • ソートの基準にできる列は1列のみです。

  • 選択するソート順は、タスクを終了して、タスク・リストに戻ってもそのままになります。

  • 自動タスク・モードでは、ソートは適用されません。第2.2.2項を参照してください。

「タスク・リスト」ウィンドウでタスクをソートするには、次の手順を実行します。

  1. 「タスク・リスト」ウィンドウを表示します。必要に応じて、「プロファイル」フィールドでプロファイルを選択します。

  2. ソート対象の列見出しにカーソルを当てます。

    2つの三角形のアイコンが表示されます。1つは昇順ソート用で、もう1つは降順ソート用です。

  3. ソート・オプションをクリックすると、タスク・リストがソートされます。

2.2.6 タスクの検索

タスク・リストで多数のタスクを表示する場合は、キー識別子別に特定のタスクを検索できます。たとえば、その請求書番号別に請求書タスクを検索できます。タスクの検索に関する次のガイドラインに従ってください。

  • タスク番号、タイトル、タスクIDおよびテキスト属性フィールド別に検索できます。自動タスク・モードでは検索できません。

  • 一部の列については、完全な値を入力する必要があります。たとえば、タスク番号別に検索する場合は、正確な番号を入力する必要があります。「タイトル」フィールドや「請求書番号」列などのテキスト属性フィールドなど、他の列の部分的なエントリを指定できます。

  • タスクの検索では、大文字と小文字が区別されません。

「タスク・リスト」ウィンドウでタスクを検索するには、次の手順を実行します。

  1. 「タスク・リスト」ウィンドウを表示します。必要に応じて、「プロファイル」フィールドでプロファイルを選択します。

  2. 「検索」エントリ・フィールドで、検索対象の文字を入力します。

  3. 検索エントリ・フィールドに隣接する「検索」ボタンをクリックします。検索をクリアするには、「リフレッシュ」ボタンをクリックするか、または「プロファイル」フィールドで再びプロファイルを選択します。

2.3 BPELイメージング・タスクの実行

この項には次のトピックが含まれます:

2.3.1 ドキュメント・イメージの表示

イメージング・ビューアで選択したタスクに関連付けられているドキュメントを表示するには、次の手順を実行します。

  1. タスクを選択するか、「タスク・リスト」ウィンドウの「自動タスク」を選択して、「タスク・ビューア」ウィンドウを表示します。

    タスクのドキュメントが「タスク・ビューア」ウィンドウの大きなパネルのImagingビューアに表示されます。


    注意:

    各セッションで最初にビューアにアクセスするときに、イメージングにログインするように要求される場合があります。ユーザー名とパスワードを入力して、「サインイン」.をクリックします。

  2. イメージ・ビューアのツールバー・ボタンを使用して、イメージの回転、ズームイン、ズームアウト、またはドキュメントのページ間の移動などのタスクを実行します。

    詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Content: Imagingの管理を参照してください。

  3. 必要に応じて、基本ビューア・モードと詳細ビューア・モードを切り替えます。注釈を付ける場合は、詳細ビューア・モードを使用する必要があります。

2.3.2 タスク・ビューア表示のカスタマイズ

Imagingイメージ・ビューアに加えて、「タスク・ビューア」ウィンドウには、通常、選択したタスクに関連する「タスク・アクション」、「サマリー」および「コメント」の各サイド・パネルが表示されます。

  • 「イメージング・ビューア」パネルには、ドキュメント・イメージと関連オプションが表示されます。第2.3.1項を参照してください。

  • 「タスク・アクション」パネルには、タスクに関連するアクション・コマンド(ルーティング、更新または完了などのアクション)がリストされます。

  • 「サマリー」パネルには、ドキュメントに割り当てられた主要なメタデータ値が参照用にリストされます。たとえば、請求書処理のシナリオでは、請求書番号と仕入先名がリストされます。

  • 「コメント」パネルには、タスクに対してユーザーが入力したコメントがリストされます。第2.3.5項を参照してください。

  • 動的データ表も表示できます。たとえば、請求書処理のソリューション用のGeneral Ledger行を示す表を表示できます。

タスク・ビューアは次のようにカスタマイズできます。

  • パネルを非表示にするには、マイナス(-)符号のボックスをクリックします。パネルが縮小され、符号がプラス(+)に変わります。パネルを表示するには、プラス(+)符号をクリックします。

  • 基本ビューア・モードまたは詳細ビューア・モードを使用できます。注釈を追加するには、詳細ビューア・モードを使用して、権限で許可されている内容に応じて追加します。


    ヒント:

    デフォルトで表示する基本ビューア・モードまたは詳細ビューア・モードを設定するには、ウィンドウ上部の「プリファレンス」リンクをクリックします。

2.3.3 ユーザーまたはグループの選択

タスクを実行する際には、ユーザーまたはユーザーのグループを識別する場合があります。たとえば、請求書処理のソリューションでは、請求書の承認をリクエストするユーザーを検索します。ユーザーまたはユーザーのグループを検索して選択するには、次の手順を実行しますユーザーを検索するか、グループを検索するかは構成によって異なります。

  1. ユーザー/グループの選択ウィンドウを表示します。

    このウィンドウは、ユーザーまたはグループの選択が必要なアクション・コマンドを選択した場合は常に表示されます。

  2. 「検索」フィールドで、ユーザー名やグループ名などの検索基準を指定します。

  3. 入力フィールドに、検索する値を指定します。

    たとえば、ユーザー名で検索する場合は、ユーザー名の一部またはすべてを入力します。1文字以上の文字を表すワイルドカード文字としてアスタリスク(*)を入力できます。たとえば、Accountingというグループを検索する場合は、Acc*と入力します。

  4. 「検索」をクリックして、検索を実行します。


    注意:

    大規模なシステムでは、検索に若干時間がかかる場合があります。検索基準が詳細になるほど、速く結果が表示されます。

  5. 「使用可能な値」フィールドに表示される検索結果から、1つ以上のユーザーまたはグループを選択し、「移動」をクリックして「選択した値」フィールドに移動します。必要に応じて、「削除」またはすべて削除をクリックして、ユーザーまたはグループを削除します。

  6. 「OK」をクリックします。

2.3.4 アイテムの選択

タスクを実行する場合、選択肢のリストからアイテムを選択できます。たとえば、請求書処理のソリューションでは、複数の選択肢から1つの処理グループを選択する場合があります。アイテムを選択するには、次の手順を実行します。

  1. 「アイテムの選択」ウィンドウを表示します。

    このウィンドウは、アイテムを選択する必要があるアクション・コマンドを選択した場合は常に表示されます。

  2. 選択肢がリストされるフィールドからアイテムを選択し、「OK」をクリックします。選択しないでウィンドウを終了する場合は、「取消」をクリックします。

2.3.5 コメントの表示および入力

「タスク・ビューア」ウィンドウには通常、選択したタスクに関してユーザーによって入力されたコメントの最初の部分をリストしている「コメント」セクションが含まれます。コメント全体を表示したりコメントを追加するには、次の手順を実行します。

  1. 「タスク・ビューア」ウィンドウの「コメント」パネルで、下に示す眼鏡アイコンをクリックしてすべてのコメントを表示します。

    このイメージは、「AutoVueで表示」アイコンを示しています。

    「コメントの表示」ポップアップが表示され、コメントが日付および入力したユーザーとともに、追加された順序でリストされます。「OK」をクリックして、ポップアップを閉じます。

  2. コメントを追加するには、下に示す「コメントの追加」アイコンをクリックします。ポップアップの「コメント・テキスト」フィールドにコメントを入力し、「OK」をクリックします。新しいコメントがコメント・リストの最後に表示されます。

    このイメージは、「コメントの追加」アイコンを示しています。