Oracle WebCenter Content ServerをOracle Documents Cloud Serverと統合する場合、2つのサーバー間でコンテンツを共有できます。この章では、クラウド・サーバーにコンテンツをアップロードする方法と、クラウド・サーバーに対してコンテンツをコピーする方法について説明します。さらに、クラウド・ユーザー・インタフェースを使用して、特定のOracle Documentsユーザーまたは外部ユーザーとクラウド・フォルダやアイテムを共有する方法についても説明します。
次の項目が含まれます。
Documents Cloud Serviceは、Oracleのクラウドベースのコンテンツ管理製品です。Oracle WebCenter Content ServerをOracle Documents Cloud Serverと統合する場合、クラウド・サーバーへのコンテンツのアップロードやコピーが可能になり、出先でクラウド・ユーザー・インタフェースからコンテンツに対して安全かつ簡単にアクセスできます。
Oracle Documents Cloud Serviceを使用して、クラウド内にすべての作業を保持できます。
Oracle Documents Cloud Serverへのコンテンツのアップロード手順:
クラウド・フォルダに移動します。
フォルダのサムネイル・イメージまたはフォルダ・タイトルをクリックして、内蔵クラウド・ユーザー・インタフェースでクラウド・フォルダを開きます。
内蔵クラウド・ユーザー・インタフェースで「アップロード」ボタンをクリックして、アップロードするアイテム(複数可)を物理ドライブから選択します。
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注意: クラウド・フォルダの表示画面では、次のユーザー・インタフェース要素は無効または非表示になります。
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この項では、WebCenter Content ServerとDocuments Cloud Serverとの間でドキュメントをコピーする方法について説明します。
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重要: 次のアイテムはWebCenter Content ServerからDocuments Cloud Serverにコピーできません。
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通常フォルダまたはアイテムをOracle WebCenter Content Serverから最上位クラウド・フォルダにコピーする手順:
コピーするフォルダまたはアイテムを選択して、「コピー」アイコン
をクリックします。
「コピー」ウィンドウでターゲット・フォルダを選択します。最上位クラウド・フォルダを選択した場合、「コピー」ウィンドウの「次」ボタンは無効になります。
「終了」をクリックして、コピー操作を完了します。
アイテムをターゲット・フォルダにコピーすると、正常に完了したことを示すメッセージに、Oracle WebCenter Content Server内の最上位クラウド・フォルダへのリンクが表示されます。
通常フォルダまたはアイテムをOracle WebCenter Content Serverから最上位クラウド・フォルダの子孫にコピーする手順:
コピーするフォルダまたはアイテムを選択して、「コピー」アイコン
をクリックします。
目的の最上位クラウド・フォルダをクリックして、その子孫を表示します。
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注意: ここで表示される「コピー」ウィンドウは、Oracle Documents Cloud Serviceのコンテキストから生じたものになります。 |
子クラウド・フォルダを選択し、「OK」をクリックして、コピー操作を完了します。
アイテムをターゲット・フォルダにコピーすると、正常に完了したことを示すメッセージに、ターゲットの名前が表示されます。Oracle WebCenter Content Serverのコンテキスト外からのものになるため、ターゲット・フォルダへのリンクは表示されません。
最上位クラウド・フォルダをOracle Documents Cloud ServerからOracle WebCenter Content Serverにコピーできます。最上位クラウド・フォルダとその子孫は、通常フォルダとしてOracle WebCenter Content Serverにコピーされます。
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注意: クラウド・フォルダを含む通常フォルダをOracle WebCenter Content Server内の別の通常フォルダにコピーする場合、コピー先には、クラウド・フォルダの子孫ごとにコンテンツが重複して新しいクラウド・フォルダが作成されます。 |
クラウド・フォルダまたはその子孫を、特定のOracle Documentsユーザーまたは外部ユーザーと共有できます。クラウドのコンテンツを共有するには、クラウド・フォルダの表示画面の内蔵クラウド・ユーザー・インタフェースで「共有」ボタン
をクリックして(図16-1を参照)クラウド・フォルダ全体を共有するか、メニュー・バー、またはクラウド・フォルダのコンテンツ・アイテムの右クリック・メニューから「共有」を選択してアイテムを共有します。「共有」ダイアログには、次のタブがあります。
メンバー: このタブでは、「メンバーの追加」ボタンをクリックし、Oracle Documentsユーザーを追加して各メンバーにロールを割り当てます。
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重要: 特定のクラウド・フォルダまたはアイテムのメンバーのリストに追加されたOracle Documents Cloud Serviceアカウントのみが、クラウド・ユーザー・インタフェースから、そのクラウド・フォルダまたはアイテムにアクセスできます。 |
パブリック・リンク: このタブでは、「リンクの作成」ボタンをクリックして、クラウド・フォルダまたはアイテムへのパブリック・リンクを作成します。パブリック・リンク(オプション)にアクセスして外部ユーザーとリンクを共有するために、リンク名、リンク作成権限、リンク有効期限(オプション)およびコードを割り当てます。
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注意: 「パブリック・リンク」機能は、クラウド・ユーザー・インタフェースでOracle Documents Cloud Server管理者が有効または無効にすることができます。 |
共有の詳細は、『Oracle Cloud Oracle Documents Cloud Serviceの使用』のフォルダにメンバーを追加するにはどのようにしますか。に関する項およびファイルやフォルダをリンクで共有するにはどのようにしますか。に関する項を参照してください。