| Oracle® Fusion Middleware Oracle Web Tierインストレーション・ガイド 11g リリース1 (11.1.1.9.0) B55905-10 | 
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この章では、Oracle Web Tier 11gリリース1 (11.1.1.9.0)コンポーネントのインストールおよび構成の方法について説明します。このプロセスでは、次の製品のインストールおよび構成を選択できます。
Oracle HTTP Server (OHS)
Oracle Web Cache
Oracle Process Manager and Notification Server (OPMN)は、デフォルトでインストールと構成が行われます。
| 注意:この章は、新規ユーザーを対象者としています。既存のOracle Web Tierインストールがある場合は、『パッチ適用ガイド』の最新のOracle Fusion Middlewareパッチ・セットの適用に関する項を参照してください。 | 
この章は次の項で構成されています。
この項では、インストール・タイプとして「インストールと構成」を選択(第2.4項)した場合に実行する必要がある手順について説明します。
インストーラを起動した後、表3-1の手順に従ってOracle Web Tierをインストールおよび構成します。
表3-1 インストールと構成の手順
| 番号 | 画面 | この画面はいつ表示されるか | 説明と必要なアクション | 
|---|---|---|---|
| 1 |  | 常に | 「次へ」をクリックして続行します。 | 
| 2 |  | 常に | My Oracle Supportでソフトウェア更新を検索してダウンロードする場合は、My Oracle Supportアカウントのユーザー名およびパスワードを入力し、「接続のテスト」をクリックします。 ローカル・ディレクトリで更新を検索する場合は、「ローカル・ディレクトリで更新を検索」を選択し、「更新の検索」をクリックします。 ソフトウェア更新をスキップする場合は、「ソフトウェア更新のスキップ」を選択します。 「次へ」をクリックして続行します。 | 
| 3 |  | 常に | 「インストールと構成」を選択します。 「次へ」をクリックして続行します。 | 
| 4 |  | 常に | 「次へ」をクリックして続行します。 | 
| 5 |  | 常に | MiddlewareホームとWeb層Oracleホームのディレクトリを指定します。 
 「次へ」をクリックして続行します。 | 
| 6 |  | 常に | セキュリティ・アップデートをMy Oracle Support経由で受け取る場合は、次のようにします。 
 セキュリティ・アップデートをMy Oracle Support経由で受け取らない場合は、次のようにします。 
 | 
| 7 |  | 常に | 構成するコンポーネントを選択します。 Web Tierを既存のFusion Middleware (EM) Controlに関連付ける場合は、「選択されたコンポーネントとWebLogicドメインの関連付け」を選択します。このオプションを選択する場合は、管理サーバーが稼働していることを確認してください。 Oracle Web Tierをスタンドアロン・モードでインストールする場合は、「選択されたコンポーネントとWebLogicドメインの関連付け」が選択されていないことを確認します。 「次へ」をクリックして続行します。 | 
| 8 |  | 「コンポーネントの構成」画面で「選択されたコンポーネントとWebLogicドメインの関連付け」が選択されている場合 | Fusion Middleware (EM) Controlのホストである既存のWebLogicドメインの接続情報を指定します。 「次へ」をクリックして続行します。 | 
| 9 |  | 常に | Oracleインスタンスの場所とコンポーネントの名前を指定します。 「次へ」をクリックして続行します。 | 
| 10 |  | 常に | Oracleインスタンスの場所とコンポーネントの名前を指定します。 「次へ」をクリックして続行します。 | 
| 11 |  | 常に | ポートの構成を自動または手動で行うかを選択します。 注意 -  詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のポート番号に関する項を参照してください。 「次へ」をクリックして続行します。 | 
| 12 |  | 常に | この画面の情報を確認します。 「インストール」をクリックしてインストールを開始します。 | 
| 13 |  | 常に | 「次へ」をクリックして続行します。 | 
| 14 |  | 常に | 「次へ」をクリックして続行します。 | 
| 15 |  | 常に | 「終了」をクリックしてインストーラを終了します。 | 
インストールと構成が完了した後、トポロジと構成によっては、インストール後の作業を実行する必要があります。この項の内容は、次のとおりです。
デフォルトでは、Oracle HTTP ServerとOracle WebLogic Serverの間のルーティングは構成されません。Oracle HTTP ServerからOracle WebLogic Serverへリクエストをプロキシできるようにするには、プラグインを構成する必要があります。
Oracle BAMでOracle Web Cacheを使用している場合は、『Oracle Web Cache管理者ガイド』のキャッシング・ルールの構成と監視の基本的なタスクに関する項に示されている構成手順を実行する必要があります。
次のOracle BAM設定を使用します。
Expression Type : Regular Expression URL Expression : oracle.bam.web (or Event=viewReport, for the second rule) HTTP Methods : Select all Leave URL and POST Body Parameters empty. POST Body Expression : .* Caching Policy : Don't Cache Leave Comment as it is. Compression : Off Enabled : yes
インストールの成功を検証するには、次のタスクのうちのいくつかを実行します。
Oracleインベントリ・ディレクトリ内のlogsディレクトリにインストール・ログ・ファイルが存在するかを確認します。UNIXシステムで、Oracleインベントリ・ディレクトリの場所がわからない場合は、WebTier_ORACLE_HOME/oraInst.locファイルを参照すればわかります。Windowsシステムのインベントリ・ディレクトリのデフォルトの場所はC:\Program Files\Oracle\Inventory\logsです。
インスタンス・ホーム内のINSTANCE_HOME/binディレクトリ(UNIXの場合)またはINSTANCE_HOME\binディレクトリ(Windowsの場合)からopmnctl statusコマンドを実行します。たとえば、次のとおりです。
> ./opmnctl status Processes in Instance: instance2 ---------------------------------+--------------------+---------+--------- ias-component | process-type | pid | status ---------------------------------+--------------------+---------+--------- webcache1 | WebCache-admin | 24057 | Alive webcache1 | WebCache | 24056 | Alive ohs1 | OHS | 23890 | Alive
この情報には、このインストールで構成されたコンポーネントが示されます。ステータスAliveは、コンポーネントが起動され実行中であることを示します。
インスタンス・ホーム内のINSTANCE_HOME/binディレクトリ(UNIXの場合)またはINSTANCE_HOME\binディレクトリ(Windowsの場合)からopmnctl status -lコマンドを実行して、コンポーネントが使用するポートのリストを取得します。たとえば、次のとおりです。
> ./opmnctl status -l ---------------------------------+--------------------+---------+----------+------------+----------+-----------+------ ias-component | process-type | pid | status | uid | memused | uptime | ports ---------------------------------+--------------------+---------+----------+------------+----------+-----------+------ webcache1 | WebCache-admin | 24057 | Alive | 1067146469 | 43712 | 14:43:29 | http_admin:7799 webcache1 | WebCache | 24056 | Alive | 1067146468 | 64072 | 14:43:29 | http_stat:7800,http_invalidation:7801,https_listen:7802,http_listen:7798 ohs1 | OHS | 23890 | Alive | 1067146467 | 50260 | 14:43:39 | https:9999,https:4447,http:7777
この表示のポート番号を使用して、ブラウザで適切なページを開きます。次の形式を使用します。
http://system_name:port_number
前述の情報に基づき、表3-2のURLを使用して、この構成から様々なページにアクセスします。