Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・スタート・ガイド 11g リリース1 (10.3.6) B60999-06 |
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この章では、WebLogic Serverインストール・プロセスについて概説し、選択可能な各種インストール・オプションについて説明します。また、この章では、インストールされた製品のディスク領域フットプリントを削減できるインストール方法についても説明します。
この章の内容は次のとおりです。
この章は、インストール・プロセスの特定の機能を選んで要約したものです。包括的な詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』を参照してください。
WebLogic Server用に次の2つの基本製品インストーラが用意されています。
WebLogic ServerおよびOracle Coherence
WebLogic ServerおよびOracle Coherence
各インストーラでは、WebLogic ServerやOracle Coherenceのサブコンポーネントを1つ以上、選択的にインストールすることもできます。これについては、「インストールするWebLogic Serverコンポーネントの選択」で説明しています。
また、使用しているオペレーティング・システム・プラットフォームによっては、そのオペレーティング・システムで使用できるJavaランタイム(たとえば、SunやOracle JRockit JDK)がインストール・プログラムに含まれている場合があります。Oracle JRockit JDKのインストールの詳細は、「Oracle JRockit JDKのインストール」を参照してください。
WebLogic Serverのインストール・プログラムは、WebまたはDVDから入手できます。DVDは、購入した製品メディアに付属しています。
WebLogic Serverインストール・プログラムは、次のいずれかのロケーションから取得できます。サイトからダウンロードする方法および追加ダウンロード・オプションの詳細は、『Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』を参照してください。
Oracleからダウンロードできる数種のWebLogic Serverインストーラについて、以降の節で説明します。
パッケージ・インストーラは、WebLogic Serverのすべての設定コンポーネント・セットを含むダウンロード可能なスタンドアロンのアプリケーションです。
次のパッケージ・インストーラが用意されています。
汎用パッケージ・インストーラ: Javaランタイムは含まれていません。
WebLogic ServerおよびOracle Coherenceを含む汎用パッケージ・インストーラまたはWebLogic ServerおよびOracle Coherenceを含む汎用パッケージ・インストーラを選択できます。
OS固有のパッケージ・インストーラ: WebLogic Serverをサポートするオペレーティング・システム固有のJavaランタイムが含まれています。WindowsおよびLinuxプラットフォーム用のインストーラには、Sun JDKおよびOracle JRockit JDKの両方が含まれています。
WebLogic ServerおよびOracle Coherenceを含む汎用パッケージ・インストーラまたはWebLogic ServerおよびOracle Coherenceを含む汎用パッケージ・インストーラを選択できます。
64ビット・システムにWebLogic Serverをインストールする場合、次のいずれかをダウンロードします。
JDKを含まない汎用パッケージ・インストーラ、または
Oracle JRockit SDKを含むLinux 64ビット・パッケージ・インストーラ。このパッケージは、Linux x86 64ビット・システムにのみインストールできます。
パッケージ・インストーラでも、どの製品コンポーネントをインストールするかを選択できるため、インストール・フットプリントを最小限に抑えることは可能です。ただし、ネット・インストーラと異なり、パッケージ・インストーラでは、ダウンロード時間やインストール・ファイルに必要なディスク領域の容量を減らすことはできません。
サイトで複数のWebLogic Serverのインストールを実行する場合は、パッケージ・インストーラのダウンロードをお薦めします。通常のインストールでは、パッケージ・インストーラを一度だけダウンロードし、製品をインストールする各マシンで使用できるようにします。(インストーラは、ローカル・ネットワーク上で直接各マシンから実行するか、各マシンにコピーしてから実行します。)
アップグレード・インストーラを使用して、既存のWebLogic Serverインストールを現在のポイント・リリースにアップグレードできます。たとえば、WebLogic Server 10.3.0、10.3.1、10.3.2、10.3.3、10.3.4または10.3.5をインストールしている場合は、アップグレード・インストーラを使用してWebLogic Server 10.3.6にアップグレードできます。現在インストールされているWebLogic Serverで利用可能な新しいポイント・リリースが公開されている場合、次のURLにあるMy Oracle Supportからアップグレード・インストーラをダウンロードできます。
https://support.oracle.com/CSP/ui/flash.html
アップグレード・インストーラのダウンロード方法の詳細は、『Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』のアップグレード・インストーラのダウンロードを参照してください。
注意: アップグレード・インストーラをダウンロードするには、アクティブなMy Oracle Supportアカウントが必要です。Workshop for WebLogicを含む既存のWebLogic Server 10.3.0、10.3.1または10.3.2がインストールされている場合、そのインストールをアップグレードするためにインストーラを使用するとき、アップグレード・インストーラを実行する前にWorkshop for WebLogicをアンインストールする必要があります。詳細は、『Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』のソフトウェアのアンインストールに関する項を参照してください。サイレント・モードで、個々のコンポーネントをアンインストールできませんのでご注意ください。 |
利用可能なアップグレード・インストーラ
汎用アップグレード・インストーラ
汎用アップグレード・インストーラにはJavaランタイムが含まれていません。ご使用の環境で適切なJavaランタイムが使用可能な状態になっている必要があります。
OS固有のアップグレード・インストーラ
WebLogic Serverをサポートする各オペレーティング・システム用のJavaランタイムを含むペレーティング・システム固有のアップグレード・インストーラです。
WebLogic Serverでサポートされているハードウェアおよびソフトウェア構成の詳細は、http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.html
の「Oracle Fusion Middleware Supported System Configurations」ページを参照してください。このドキュメントでは、サポート対象のオペレーティング・システム、Webサーバー、ブラウザ、ファイアウォール、データベース構成、およびその他のツールや構成について説明しています。
いずれのインストーラも、インストールする特定のWebLogic Serverサブコンポーネントを選択するオプションがあります。必要に応じてインストールするサブコンポーネントを限定することで、実行時のリソース要件を最小限に抑えられるだけでなく、起動時間を短縮できます。
次の項では、インストールできる各製品コンポーネントについて説明します。
WebLogic Serverインストール・プログラムでは、インストールするソフトウェア・コンポーネントを選択するためのきめ細かなオプションがいくつか用意されています。たとえば、フル機能のJava Enterprise Edition 5 (Java EE 5)準拠の「コア・アプリケーション・サーバー」は、単独でインストールできるコンポーネントとして利用可能であり、迅速なダウンロードが可能でインストール時に最小限のディスク領域を使用する軽量製品オプションを提供します。
インストールするコンポーネントのセットをカスタマイズできるため、経験豊富なユーザーであれば、必要なソフトウェア・コンポーネントだけを柔軟に選択してインストールすることで、ディスク・フットプリントを減らして実行時のパフォーマンスを向上させることができます。たとえば、本番環境やQA環境では、構成および管理タスクを実行するためにWebLogic Scripting Tool (WLST)を使用するのが一般的です。そのような環境では、管理コンソールをインストールしないように選択することで、インストール・フットプリントを削減できます。
表2-1に、インストールするかどうかを個別に選択できるコンポーネントを示します。
表2-1 WebLogic Serverのインストール・オプション
コンポーネント | 説明 |
---|---|
コア・アプリケーション・サーバー |
Java EE 5 (Java Enterprise Edition 5)テクノロジ、Webサービスなど、最新のインターネット標準に準拠したフル機能アプリケーション・サーバーです。信頼性の高いフレームワークを提供し、可用性とスケーラビリティに優れた安全なアプリケーションとサービスの構築を可能にします。WebLogic Serverランタイム本体を構成するすべてのコンポーネントが含まれており、Java EE 5が完全にサポートされます。 このコンポーネントには、管理コンソールなどの管理ツールや、Webサーバー・プラグイン、Beehiveランタイム・フレームワーク、JDBCドライバなどのアドオン・テクノロジは含まれていません。 |
管理コンソール |
WebLogicドメインの構成、管理、モニタリングに使用するWebLogic Server Webアプリケーションです。 管理コンソールをインストールしない場合は、管理サーバーの起動時にコンソールを使用することができません。 詳細は、『Oracle WebLogic Serverの紹介』の管理コンソールに関する項を参照してください。 |
構成ウィザードとアップグレード・フレームワーク |
構成ウィザードは、ターゲット環境にあわせてドメインを作成したり、必要な構成オプションを選択するための手順を示します。アップグレード・フレームワークは、以前のWebLogic Serverリリースから現在のリリースにドメイン構成を変換するためのツールを提供します。 このコンポーネントをインストールしない場合は、新しいドメインを作成したり、バージョン9.0以前のドメインをアップグレードしたりすることはできません(このコンポーネントを除外しても、現在のバージョンのWebLogic Serverで作成された既存のドメインを操作することは可能です)。たとえば、インストールする本番環境に、本番前の別の環境で作成したドメイン構成を後で移行する場合は、このコンポーネントの選択を解除できます。 注意: WebLogic Scripting Tool (WLST)は構成ウィザードに依存します。WLSTは、このコンポーネントをインストール用に選択する場合にのみ使用できます。 構成ウィザードの詳細は、『構成ウィザードによるドメインの作成』を参照してください。アップグレード・ツールの詳細は、『Oracle WebLogic Serverアップグレード・ガイド』を参照してください。 |
Web 2.0 HTTP Pub-Subサーバー |
Webベースのクライアントで、HTTPによる非同期のメッセージの送受信に使用するチャネル・ベースのパブリッシュ/サブスクライブ・メカニズムです。Webクライアントは、HTTPパブリッシュ/サブスクライブ・サーバーを使用することで、チャネルをサブスクライブし、そのチャネルにメッセージをパブリッシュできます(Bayeuxでは宛先をチャネルと表現します)。開発を行う場合は、Serverサンプル製品コンポーネントを選択してpub-subサンプルをインストールすることをお薦めします。 このコンポーネントをインストールしない場合は、Web 2.0 HTTPパブリッシュ/サブスクライブ機能を利用できません。 詳細は、『Oracle WebLogic Server Webアプリケーション、サーブレット、JSPの開発』のHTTPパブリッシュ/サブスクライブ・サーバーの使用に関する項を参照してください。 |
WebLogic SCA |
サービスの公開および参照の起動のためのSCAセマンティクスを使用するJavaアプリケーション用のSpringコンテナです。このコンテナは、WebLogic Serverにオプション・ライブラリとして含まれています。 |
WebLogic JDBCドライバ |
WebLogic Server環境から外部データベースへの接続に使用できるJDBCドライバのWebLogic Server実装です。 このコンポーネントをインストールしない場合は、WebLogic JDBCドライバを使用できません。 このコンポーネントの詳細は、『Oracle WebLogic Server JDBCの構成と管理』を参照してください。 |
サード・パーティJDBCドライバ |
WebLogic Serverに付属する他のJDBCドライバを使用すると、WebLogic Server環境を外部データベースに接続することができます。 このコンポーネントをインストールしない場合は、WebLogic Serverに付属している以下のJDBCドライバおよびファイルを使用できません。
このコンポーネントの詳細は、『Oracle WebLogic Server JDBCの構成と管理』のWebLogic ServerでJDBCの使用に関する項を参照してください。 |
WebLogic Serverクライアント |
WebLogic Serverインスタンスに接続するために必要なシン・クライアントJARです。Webサービス、JMS、ストア・アンド・フォワード、Weblogic RMI、JMS .NET、JMXクライアントのJARが含まれています。 このコンポーネントをインストールしない場合でも、サーバー・ランタイムやデプロイされているアプリケーションには何の影響もありません。ただし、シン・クライアントを使用しており、すべてのWebLogic JARではなく一部のJARのみを配布する必要がある場合は、このインストール・オプションを選択する必要があります。 このコンポーネントの詳細は、『Oracle WebLogic Serverスタンドアロン・クライアントのプログラミング』のスタンドアロン・クライアントの概要に関する項を参照してください。 |
WebLogic Webサーバー・プラグイン |
Apache、Sun One、およびIIS WebサーバーからWebLogic Serverへの接続に使用するWebLogicプラグインです。 このコンポーネントをインストールしない場合でも、サーバー・ランタイムやデプロイされているアプリケーションには何の影響もありません。 このコンポーネントの詳細は、『Oracle WebLogic ServerにおけるWebサーバー・プラグインの使用』を参照してください。 |
UDDIとXqueryのサポート |
WebLogic UDDI (Universal Description, Discovery and Integration)およびUDDIディレクトリ・エクスプローラ・アプリケーション。 UDDIプロジェクトは、企業が互いに迅速、簡潔、動的にトランザクションを検索および実行できるようにするための業界イニシアティブです。UDDIレジストリには、ビジネス、ビジネスが提供するサービス、およびビジネスがトランザクションを実行するために使用する通信規格とインタフェースに関する情報がカタログ化されて格納されます。UDDIはSOAP (Simple Object Access Protocol)データ通信規格に基づいて構築されており、グローバルでプラットフォームに依存しないオープンなアーキテクチャを実現して企業にメリットをもたらします。 このコンポーネントをインストールしない場合は、サーバー実行時にWebLogic UDDIおよびUDDIディレクトリ・エクスプローラ・アプリケーションを使用できません。アプリケーションでUDDIおよびUDDIディレクトリ・エクスプローラ・アプリケーションを使用している場合は、このインストール・オプションを選択する必要があります。 WebLogic UDDIの詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの高度な機能のプログラミング』のUDDIを使用したWebサービスのパブリッシュおよび検索に関する項を参照してください。 このコンポーネントには、WebLogic Xquery実装JARも含まれています。アプリケーション内でWebLogic XQueryライブラリを使用している場合は、このインストール・オプションを選択してください。 |
Serverサンプル |
WebLogic Serverの主要な機能を示すサンプル・アプリケーション。このコンポーネントを選択すると、評価データベースもインストールされます。詳細は、『Oracle WebLogic Serverインフォメーション・ロードマップ』のサンプル・アプリケーションおよびコード例に関する項を参照してください。 注意: Serverサンプルは通常のインストールの一部としてはインストールされないため、お使いのシステムにインストールするにはカスタム・インストールで選択する必要があります。 |
評価データベース |
Serverサンプルで使用されるDerby評価データベースを |
Coherence製品ファイル |
Coherenceは、信頼のおけるスケーラビリティの高いピア・ツー・ピアのクラスタリング・プロトコル上で、複製および配布した(パーティション化した)データの管理とキャッシュ・サービスを行います。Coherenceでは単一点障害がなく、サーバーが正常に動作しなくなったときやネットワークから切断されたときには、クラスタ・データの管理サービスを自動的かつ透過的にフェイルオーバーして再配布します。新しいサーバーが追加されたとき、または障害が発生したサーバーを再起動するときは、クラスタを自動的に接続し、Coherenceがサービスをフェイルバックして、そのクラスタの負荷を透過的に再分配します。Coherenceには、サーバーが自動回復できるよう、ネットワークレベルでのフォルト・トレランス機能と透過的なソフト再起動機能も搭載されています。 Coherenceの詳細は、『Oracle Coherenceスタート・ガイド』を参照してください。 |
Coherenceサンプル |
これらのサンプルは、Coherenceの機能の使用方法をサポートされているすべての言語(Java、.NETおよびC++)で示します。サンプルには、1つまたは複数の機能の使用方法を示すコードが体系的にまとめられており、すべてのサンプルをビルドして実行する1つの共通の方法(言語別)が提供されています。サンプルのソース・コードも含まれています。 |
WebLogic Server 11gリリース1 (10.3.6)には、JDK 1.6.0_29以降をベースとするバージョンのJDKが必須です。新しいWebLogic Serverインストールと共にOracle JRockit JDKを使用する場合、Oracle JRockit 1.6.0_29 JDKはWindowsおよびLinuxプラットフォーム用のWebLogic Serverインストーラに含まれます。
次の項には、Windows XP上でのWebLogic Serverのインストール例を示します。この例では、パッケージ・インストーラを使用して、次のコンポーネントのみがインストールされる軽量な開発環境を構築します。
コア・アプリケーション・サーバー
管理コンソール
構成ウィザードとアップグレード・フレームワーク
Oracle Coherence製品ファイル
WebLogic Serverの軽量な開発環境を構築している場合の実際のコンポーネントの選択は、個々の要件に応じて、この例で示すものとは異なる場合があります。
「インストール・プログラムの入手」で説明したように、WebLogic ServerのOracle製品ダウンロード・ページを表示するには、次のURLをWebブラウザに入力します。
パッケージ・インストーラのダウンロード手順を次に示します。
画面上の指示に従って、WebLogic Serverインストーラの表にアクセスします。
インストーラ表にアクセスした後、ご使用の環境に応じて、汎用パッケージ・インストーラまたはOS固有のパッケージ・インストーラの「File1」リンクをクリックします。たとえば、オペレーティング・システムがLinux x86である場合、Oracle WebLogic Server 11gR1 + Oracle Coherence行のLinux (32-bit JVM)列の「File1」リンクをクリックします。
インストーラ・ファイルを保存するかまたは開くかどうかの確認が表示されたら、「保存」をクリックします。
ダウンロードしたインストーラの実行可能ファイルをダブルクリックし、WebLogic Serverのインストール・プロセスを開始します。「ようこそ」画面が表示されます。
「次へ」をクリックします。
次の画面では、Oracle WebLogicソフトウェアをインストールするマシン上のディレクトリを選択します。このディレクトリは、ミドルウェア・ホーム・ディレクトリと呼ばれます。
Oracle WebLogic製品がインストールされているディレクトリがすでに存在する場合は、そのディレクトリがデフォルトで選択されます。そのディレクトリを使用するか、「新しいミドルウェア・ホームを作成する」をクリックして、インストール用に作成する新しいディレクトリを指定します。ミドルウェア・ホーム・ディレクトリのデフォルト名はOracle/Middlewareです。
「次へ」をクリックします。
注意: インストール・プロセス中に前の画面に戻るには「前へ」ボタンをクリックします。これにより、現在表示されている画面に入力した情報または設定を元に戻せます。 |
WebLogic ServerインストールをMy Oracle Supportに登録するオプションのあるダイアログ・ボックスが表示されます。登録すると、Oracle Supportからのインストール固有のセキュリティ更新を直ちに受信できます。
当該インストールを登録する場合、ユーザーの電子メール・アドレスとMy Oracle Supportパスワードを入力します。登録しない場合、「セキュリティ更新をMy Oracle Supportから受け取ります」チェック・ボックスをオフにして、変更を確定します。
まだMy Oracle Supportに登録していない場合は、https://support.oracle.com/CSP/ui/flash.html
で登録できます。
インストールをMy Oracle Supportへ登録する機能の詳細は、『Oracle Configuration Managerインストレーションおよび管理ガイド』を参照してください。
「次へ」をクリックします。
インストール・プログラムは、標準インストールまたはカスタム・インストールを選択する画面を表示します。デフォルトでは、インストーラはすべてのWebLogic Serverコンポーネント(Serverサンプルを除く)およびCoherence製品ファイル・コンポーネントをインストールします。
利用可能な製品コンポーネントのサブセットのみを含むインストールを行うには、「カスタム」を選択します。
「次へ」をクリックします。
インストーラのプロンプトに従い、ダウンロードおよびインストールする特定の製品およびコンポーネントを選択することでインストールをカスタマイズできます。デフォルトでは、WebLogic Serverのすべての製品およびコンポーネント(サーバー・サンプルを除く)と、Oracle Coherenceの製品。
「製品とコンポーネントの選択」画面上の使用しないコンポーネントの選択を解除することにより、利用可能なコンポーネントのサブセットのみを含むカスタム・インストールを行うことができます。この例では、次の項目を除き、すべてのWebLogic Serverコンポーネントの選択が解除されています。
コア・アプリケーション・サーバー
管理コンソール
構成ウィザードとアップグレード・フレームワーク
Oracle Coherence
インストールを実行する際は、以下の点に注意してください。
コンポーネントをクリックすると、そのコンポーネントの概要が右上に表示されます。
一部の製品コンポーネントには依存関係があります。他のコンポーネントが依存しているコンポーネントの選択を解除すると、それらの依存コンポーネントの選択も自動的に解除されます。たとえば、構成ウィザードとアップグレード・フレームワークの選択を解除すると、Serverサンプル・コンポーネントの選択も自動的に解除されます。このような仕組みにすることで、使用できないコンポーネントがインストールされないようにしています。
右下には、インストール完了後の概算ディスク使用量が表示されます。
Serverサンプルはデフォルトではインストールされません。インストールするには、Serverサンプル・コンポーネントを選択する必要があります。
必要なコンポーネントを選択したら、「次へ」をクリックします。
WebLogic Serverでは、互換性のあるJavaランタイムが必要です。各OS固有のパッケージ・インストーラを使用して個々のオペレーティング・システム用のJavaランタイムをダウンロードできます。WindowsおよびLinux向けOS固有のパッケージ・インストーラおよび汎用パッケージ・インストーラでは、Sun JDKおよびOracle JRockit JDKを選択してダウンロードするオプションが提供されます。
WindowsまたはLinuxプラットフォームでOS固有のパッケージ・インストーラを実行すると、次の画面が表示されます。
すでに適切なJavaランタイムがマシンにインストールされている場合は、両方のJDKの選択を解除し、「参照」をクリックして使用するJavaランタイムを選択できます。WebLogic Serverがサポートされている各オペレーティング・システムで必要とされるJavaランタイムの詳細は、http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.html
の「Oracle Fusion Middleware Supported System Configurations」ページを参照してください。
Javaランタイムを選択したら、「次へ」をクリックします。
ダウンロードの完了後には、製品のインストール・ディレクトリの選択を求めるウィンドウが表示されます。
デフォルトでは、WebLogic Serverは「ステップ3: インストール・ディレクトリを選択する」で選択したミドルウェア・ホーム・ディレクトリにインストールされます。「参照」をクリックして、デフォルト以外の場所を製品のインストール先ディレクトリとして選択することもできます。
「次へ」をクリックします。
Windowsシステムでは、必要に応じてWebLogic Serverノード・マネージャをWindowsサービスとしてインストールできます。
ノード・マネージャは、離れた場所から管理サーバー・インスタンスや管理対象サーバー・インスタンスを起動、停止、および再起動できるWebLogic Server付属のユーティリティです。ノード・マネージャは任意指定の機能ですが、高可用性が要求されるアプリケーションをWebLogic Server環境でホストする場合には使用することをお薦めします。
ノード・マネージャの詳細は、『Oracle WebLogic Serverノード・マネージャ管理者ガイド』を参照してください。Windowsサービスとしてノード・マネージャをインストールする方法の詳細は、『Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』を参照してください。
「次へ」をクリックします。
Windowsシステムでソフトウェアをインストールすると、「スタート」メニューにショートカット・エントリが自動的に作成されます。管理者権限がある場合は、ショートカット・エントリを「All Users」の「スタート メニュー」フォルダに作成するか、ユーザーのローカルな「スタート メニュー」フォルダに作成するかを選択できます。
WebLogic Serverのショートカットは、デフォルトでは「All Users」の「スタート メニュー」に追加されます。ショートカットの場所の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』のWindowsショートカットに関する項を参照してください。
「次へ」をクリックします。
製品ショートカット・ロケーションを選択すると、「インストールの概要」画面が表示されます。この画面には、インストールするように選択したコンポーネントのリストと、それらをインストールするために必要なディスク領域の概算値が表示されます。
個別のコンポーネントをクリックすると、それぞれの概算インストール・サイズを表示できます。
「次へ」をクリックします。
「インストールの概要」画面の「次へ」をクリックすると、インストール・プロセスが開始したことを示すスプラッシュ・スクリーンが表示されます。
インストールが完了すると、次の画面が表示されます。
後で既存のインストールに追加の製品コンポーネントを追加する場合は、インストーラを再実行します。製品ダウンロード・ディレクトリから新しいインストーラを入手する必要はありません。
以前と同じインストール・ディレクトリを選択すると、まだインストールされていないコンポーネントのみを選択できる状態になります。すでにインストールされているコンポーネントはグレー表示されます。次に例を示します。
WebLogic Serverインストール・プログラムには、それぞれのニーズや環境に応じて使用できる以下の追加機能が用意されています。
インストール・モードの選択
このガイドでは、対話型のGUIベースのインストール方法であるグラフィカル・モードのインストールを紹介します。インストーラは、コマンド・ラインから使用する対話型のテキスト・ベースの方法であるコンソール・モードと、スクリプトまたはコマンド・ラインから実行可能な非対話型の方法であるサイレント・モードでも実行できます。
詳細なインストール・ログを作成するためのオプション
アンインストール・プログラム
ミドルウェア・ホーム・ディレクトリには、独立したアンインストール・プログラムが含まれており、WebLogic Serverソフトウェアを削除するためにグラフィック・モード、コンソール・モードまたはサイレント・モードで実行できます。このプログラムは、ユーザーが作成した構成ファイル、アプリケーション・ファイルまたはドメインは削除しません。
各インストール機能の詳細は、『Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』を参照してください。
WebLogic Serverインストールを以前のバージョンからアップグレードする場合は、『Oracle WebLogic Serverアップグレード・ガイド』を参照してください。このドキュメントでは、アプリケーション、それらがデプロイされているWebLogicドメイン、ドメインに関連付けられているすべてのアプリケーション・データを含む、WebLogic Server環境全体をアップグレードする方法について説明しており、データベース・サーバー、ファイアウォール、ロード・バランサ、LDAPサーバーなどの外部リソースを含む可能性もあります。
パッチは次の2つの方法でインストールできます。
1つのパッチをインストールするには、My Oracle Supportからパッチをダウンロードしてから、Smart Updateを使用してパッチを適用します。
Smart Updateの詳細は、『Oracle Smart Updateパッチおよびメンテナンス・パックのインストール』を参照してください。
パッチ・セット・リリースをインストールするには、My Oracle Supportからアップグレード・インストーラをダウンロードし、インストーラを実行して既存のWebLogic Server 10.3.xインストールを利用可能な最新のWebLogic Server 10.3.xバージョンにアップグレードします。たとえば、アップグレード・インストーラを使用してWebLogic Server 10.3.0からWebLogic Server 10.3.6にアップグレードできます。
注意: Workshop for WebLogicを含む既存のWebLogic Server 10.3.0、10.3.1または10.3.2がインストールされている場合、そのインストールをアップグレードするためにインストーラを使用するとき、アップグレード・インストーラを実行する前にWorkshop for WebLogicをアンインストールする必要があります。詳細は、『Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』のソフトウェアのアンインストールに関する項を参照してください。サイレント・モードで、個々のコンポーネントをアンインストールできませんのでご注意ください。WebLogic Server 10.3.4の時点では、Smart Updateを使用してWebLogic Serverパッチ・セット・リリースをダウンロードおよびインストールできません。 |
WebLogic Server環境にインストールされている他のFusion Middleware 11g リリース1製品(SOAまたはWebCenter)のパッチをインストールする必要がある場合、WebLogic ServerパッチのインストールまたはWebLogic Serverインストールの更新を行う前に、『Oracle Fusion Middlewareパッチ適用ガイド』を参照してください。