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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server 10.3.6パフォーマンスおよびチューニング
11gリリース1 (10.3.6)
B61002-08
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8 Exalogic環境のWebLogic Serverのチューニング

この章では、Exalogic環境でのWebLogic Server 10.3.6のチューニングとベスト・プラクティスについて説明します。

この章の内容は次のとおりです。


注意:

この項の属性は、Oracle Exalogic環境のWebLogicドメインを構成する場合のみ有効にする必要があります。

Exalogic最適化の有効化

最適化には、スレッド管理の改善、リクエスト処理、ロック競合の削減などがあります。Exalogic最適化を使用するためにドメインのすべてのサーバーを有効化する手順は次のとおりです。

  1. まだ行っていない場合、管理コンソールのチェンジ・センターで「ロックして編集」をクリックします。Oracle WebLogic Server Administration Consoleヘルプチェンジ・センターの使用に関する項を参照してください。

  2. 管理コンソールの左ペインで、「ドメイン構造」の下にあるドメイン名を選択します。

  3. 「構成」→「一般」を選択して、「Exalogic最適化の有効化」チェック・ボックスを選択します。

  4. 「保存」をクリックし、これらの変更をアクティブ化するには、チェンジ・センターで「変更のアクティブ化」をクリックします。

  5. ドメインで現在実行しているすべてのサーバーを停止して再起動します。Oracle WebLogic Server Administration Consoleヘルプサーバーの起動および停止に関する項を参照してください。

リクエストを保留にするための同時キューの有効化

有効な場合、リクエストがロックを取得せずにスケジュールされるとスループットを増加する同時バッファ・キューが受信リクエストに使用されます。この属性は、「Exalogic最適化の有効化」がドメイン・レベルで有効な場合に自動で有効化されます。「Exalogic最適化の有効化」を参照してください。

この動作をサーバー・レベルで管理する手順は次のとおりです。

  1. まだ行っていない場合、管理コンソールのチェンジ・センターで「ロックして編集」をクリックします。Oracle WebLogic Server Administration Consoleヘルプチェンジ・センターの使用に関する項を参照してください。

  2. コンソールの左ペインの「ドメイン構造」で、「環境」→「サーバー」を選択します。

  3. サーバーを選択します。

  4. 「構成」→「チューニング」を選択します。

  5. 「詳細」をクリックして、「Exalogic最適化の有効化」チェック・ボックスを選択します。

  6. 「保存」をクリックし、これらの変更をアクティブ化するには、チェンジ・センターで「変更のアクティブ化」をクリックします。

  7. サーバーを停止して再起動します。Oracle WebLogic Server Administration Consoleヘルプサーバーの起動および停止に関する項を参照してください。

NIOSharedWorkSocketMuxerの有効化

有効な場合、JMSメッセージ、レプリケーション、RMIなどの多重化から、影響力の強いリクエストのキュー待機時間を短縮します。この属性は、「Exalogic最適化の有効化」がドメイン・レベルで有効な場合に自動で有効化されます。「Exalogic最適化の有効化」を参照してください。

この動作をサーバー・レベルで管理する手順は次のとおりです。

  1. まだ行っていない場合、管理コンソールのチェンジ・センターで「ロックして編集」をクリックします。Oracle WebLogic Server Administration Consoleヘルプチェンジ・センターの使用に関する項を参照してください。

  2. コンソールの左ペインの「ドメイン構造」で、「環境」→「サーバー」を選択します。

  3. サーバーを選択します。

  4. 「構成」→「チューニング」を選択します。

  5. 「詳細」をクリックして、「マキサー・クラス」フィールドに次のいずれかの値を入力します。

    • 有効にするには、weblogic.socket.NIOSharedWorkSocketMuxerを入力します。

    • 無効にするには、weblogic.socket.NIOSocketMuxerを入力します。

    「Exalogic最適化の有効化」チェック・ボックスを選択します。

  6. 「保存」をクリックし、これらの変更をアクティブ化するには、チェンジ・センターで「変更のアクティブ化」をクリックします。

  7. サーバーを停止して再起動します。Oracle WebLogic Server Administration Consoleヘルプサーバーの起動および停止に関する項を参照してください。

ギャザー書込みの有効化

この属性が有効な場合、ネットワーク・スループットの高い環境でI/Oの効率が向上します。この属性は、「Exalogic最適化の有効化」がドメイン・レベルで有効な場合に自動で有効化されます。「Exalogic最適化の有効化」を参照してください。

この動作をサーバー・レベルで管理する手順は次のとおりです。

  1. まだ行っていない場合、管理コンソールのチェンジ・センターで「ロックして編集」をクリックします。Oracle WebLogic Server Administration Consoleヘルプチェンジ・センターの使用に関する項を参照してください。

  2. コンソールの左ペインの「ドメイン構造」で、「環境」→「サーバー」を選択します。

  3. サーバーを選択します。

  4. 「構成」→「チューニング」を選択して、「ギャザー書込みの有効化」チェック・ボックスを選択します。

  5. 「保存」をクリックし、これらの変更をアクティブ化するには、チェンジ・センターで「変更のアクティブ化」をクリックします。

  6. サーバーを停止して再起動します。Oracle WebLogic Server Administration Consoleヘルプサーバーの起動および停止に関する項を参照してください。