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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server 10.3.6サーバーの起動と停止の管理
11g リリース1 (10.3.6)
B60991-07
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6 サーバーの起動と停止: クイック・リファレンス

この章では、WebLogic Server 10.3.6のインスタンスの起動および停止で頻繁に使用される簡単な方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

WebLogic Serverのインスタンスの起動

次の表では、WL_HOMEはWebLogic Serverの最上位のインストール・ディレクトリを表します。たとえば、c:\Oracle\Middleware\wlserver_10.3\などです。

表6-1 サーバー・インスタンスの起動

起動対象 手順

MedRecサーバー

呼出し:

WL_HOME\samples\domains\medrec\bin\startWebLogic.cmd (Windows)

WL_HOME/samples/domains/medrec/bin/startWebLogic.sh (UNIX)

サーバーは、medrecドメインで管理サーバーとして起動します。

Windowsでは、「スタート」メニューからMedical Recordsサーバーを起動できます(WebLogic Server>サンプル>Medical Recordsサーバーの起動)。デフォルトでは、medrecドメインのユーザー名はweblogic、パスワードはwelcome1に設定されています。

MedRecサーバー(Springバージョン)

呼出し:

WL_HOME\samples\domains\medrec-spring\bin\startWebLogic.cmd (Windows)

WL_HOME/samples/domains/medrec-spring/bin/startWebLogic.sh (UNIX)

サーバーは、medrec-springドメインで管理サーバーとして起動します。

Windowsでは、「スタート」メニューからMedical Recordsサーバー(Springバージョン)を起動できます((WebLogic Server>サンプル>Medical Recordsサーバー(Springバージョン)の起動)。デフォルトでは、medrecドメインのユーザー名はweblogic、パスワードはwelcome1に設定されています。

サンプル・サーバー

呼出し:

WL_HOME\samples\domains\wl_server\bin\startWebLogic.cmd (Windows)

WL_HOME/samples/domains/wl_server/bin/startWebLogic.sh (UNIX)

サーバーは、wl_serverドメインで管理サーバーとして起動します。

Windowsでは、「スタート」メニューからサンプル・サーバーを起動できる(WebLogic Server>サンプル>サンプル・サーバーの起動)。デフォルトでは、wl_serverドメインのユーザー名はweblogic、パスワードはwelcome1に設定されます。

作成した管理サーバー

呼出し:

DOMAIN_NAME\bin\startWebLogic.cmd (Windows)

DOMAIN_NAME/bin/startWebLogic.sh (UNIX)

DOMAIN_NAMEは、ドメインを配置したディレクトリの名前です(通常は、MW_HOME\user_projects\domains\DOMAIN_NAME)。

サーバーがユーザー名とパスワードの入力を要求する場合は、サーバーを起動する許可を持つWebLogic Serverユーザーの名前を入力します。詳細は、「サーバーの起動と停止を行うためのユーザー資格証明の指定」を参照してください。

注意: 開発環境では、管理サーバーを起動し、アプリケーションを直接その管理サーバーにデプロイすれば通常は十分です。本番環境では、通常はアプリケーションを実行する管理対象サーバーを作成します。

Windowsでは、構成ウィザードによって、作成した管理サーバーを起動するためのショートカットが「スタート」メニューに作成されます(ユーザーのプロジェクト>「DOMAIN_NAME」>WebLogic Serverのドメイン管理サーバーの起動)。

管理対象サーバー

  1. ドメインの管理サーバーを起動します。

  2. 起動する管理対象サーバーをホストするコンピュータでノード・マネージャを起動します。

    WebLogic Serverのカスタム・インストール・プロセスは、オプションとして、ノード・マネージャをWindowsシステム上のWindowsサービスとしてインストールおよび起動します。

    ノード・マネージャが実行されていない場合は、コマンド・プロンプトまたはスクリプトを使用して手動で起動できます。『Oracle WebLogic Serverノード・マネージャ管理者ガイド』のノード・マネージャの起動を参照してください。

    Windowsでは、「スタート」メニューのショートカットからノード・マネージャを起動できます(「WebLogic Server」>「ツール」>「ノード・マネージャ」)。

    『Oracle WebLogic Serverの紹介』の管理コンソールの起動を参照してください。

  3. ドメインの管理コンソールを起動します。

  4. ノード・マネージャが実行されているマシンに管理対象サーバーを割り当てることで、管理対象サーバーをノード・マネージャに関連付けます。

    Oracle WebLogic Server管理コンソール・ヘルプマシンの作成と構成に関する項およびサーバー・インスタンスのマシンへの割当に関する項を参照してください。

  5. 管理コンソールの左ペインで、「環境」を展開して「サーバー」を選択します。

  6. 右ペインで、「制御」タブを選択します。

  7. サーバー・ステータス表で、起動するサーバーの名前の横にあるチェック・ボックスを選択して、「起動」をクリックします。

  8. 「はい」をクリックして確認します。

管理対象サーバーを起動する他の方法については、第2章「サーバーの起動と停止」を参照してください。

管理対象サーバーのクラスタ

ノード・マネージャを使用してクラスタリングされた管理対象サーバーを起動する場合は、Oracle WebLogic Server管理コンソール・ヘルプクラスタ内の管理対象サーバーの起動に関する項を参照してください。


WebLogic Serverのインスタンスの停止

管理コンソールを使用してWebLogic Serverインスタンスを停止することをお薦めします。

または、WebLogic Serverの停止スクリプトを呼び出してサーバーを停止することもできます。「停止スクリプトによるサーバーの停止」を参照してください。

Windowsでは、「スタート」メニューからMedical Recordsサーバー、Medical Recordsサーバー(Springバージョン)、サンプル・サーバー、および構成ウィザードを使用して作成した管理サーバーを停止できます。