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Oracle® Fusion Middleware構成ウィザードによるドメインの作成
11gリリース1 (10.3.6)
B61005-05
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A コンソール・モードの使用

この付録では、構成ウィザードをコンソール・モードで開始する方法を説明します。また、コンソール・モードでナビゲートする方法、およびリストまたは表から項目を選択するなどの操作を実行する方法も説明します。GUIベースの環境がない場合は、コンソール・モードを使用してドメインを作成または拡張することができます。


注意:

構成ウィザードをGUIモードで実行できない場合は、ドメインを作成または拡張するためにWLSTスクリプトを使用することをお薦めします。詳細は、『Oracle WebLogic Scripting Tool』のドメイン・テンプレートの作成と使用(オフライン)に関する項を参照してください。

この付録は、次の節で構成されています。

開始する前に

構成ウィザードを実行してUNIXまたはLinuxオペレーティング・システム上でドメインを作成する前に、まだ実行していない場合は、CONFIG_JVM_ARGS環境変数を次のように設定します。

-Djava.security.egd=file:/dev/./urandom

これによって、構成ウィザードがドメインを作成または更新するのにかかる時間が短縮されます。

構成ウィザードのコンソール・モードでの起動

コンソール・モードで実行すると、構成ウィザードはテキスト・ベース環境で実行されます。

構成ウィザードをコンソール・モードで開始するには:

  1. 製品がインストールされている対象のシステムにログインします。

  2. MS-DOSコマンド・プロンプト・ウィンドウ(Windows)またはコマンド・シェル(UNIX)を開きます。

  3. 次のディレクトリに移動します。

    Windowsの場合: WLHOME\common\bin

    UNIXの場合: WLHOME/common/bin

    WLHOMEは、WebLogic Serverがインストールされているディレクトリです。

  4. 以下のコマンドを実行します。

    • Windowsの場合: config.cmd -mode=console

    • UNIXの場合: sh config.sh -mode=console

    コマンドと引数を小文字で入力する必要があります。


    注意:

    config.cmdまたはconfig.shコマンドを実行すると、デフォルトのキャッシュ・ディレクトリが無効であることを示す次のエラー・メッセージが表示される場合があります。

    *sys-package-mgr*: パッケージ・キャッシュ・ディレクトリを作成できません。

    コマンド・ラインに-Dpython.cachedir=<valid_directory>オプションを含めることで、キャッシュ・ディレクトリを変更できます。


「ようこそ」テキストが表示されます。

各プロンプトに適切にレスポンスします。コンソール・モードでのプロンプトに対するレスポンス方法の一般的な情報は、次の項を参照してください。

コンソール・モード・プロンプトへのレスポンス

コンソール・モードでは、一連のプロンプト、表およびリストが表示されます。これらを使用して必要に応じてドメインを構成できます。次に、実行できる様々な操作について説明します。

  • 次の共通のキー・エントリは、構成ウィザード全体にわたって使用できます。

    • 現在の選択または構成を受け入れて、次のプロンプトに進むには、next(またはn)を入力します。

    • 構成ウィザードを閉じるには、exit(またはx)を入力します。

    • 前のプロンプトに戻って選択内容を確認または変更するには、previous(またはp)を入力します。

  • ディレクトリ・パスまたはファイル名へのパスの入力を求められる場合は、フルパスを入力します。Windowsシステムでは、パスにドライブ文字を含める必要があります。

  • AcceptまたはDiscardなどのコマンドのリストが表示された場合、完全なコマンドを入力する必要があります。

  • 一部のプロンプトでは、必要なオプションの番号を入力してリストからオプションを選択します。選択したオプションがチェック・マークで示されます。

  • 場合によっては、大カッコ内に表示される番号(11.1または2.1.1など)を入力して、リストから1つ以上の項目を選択する必要があります。カッコ内に表示されているとおりの番号を、1度に1つずつ入力します。選択した各項目の横にチェック・マークが表示されます。カッコ内に表示されている番号を再入力することにより、リストの特定の項目に対するチェック・マークのオン/オフを切り替えることができます。

  • 一部のプロンプトでは、有効な設定のリストが表示されます。使用する設定の番号を入力します。

  • 一部のプロンプトでは、構成設定の番号付きリストが表示されます。変更する設定を選択するには、その設定の番号を入力してから、使用する値を入力します。

  • 表に項目のリスト(スキーマまたはデータ・ソースなどのリスト)が表示された場合、構成する項目の行番号を入力して、その項目を選択します。選択が矢印(->)で示されます。

  • 構成設定のリストが表示された場合:

    • 適切な番号を入力して、変更する設定を選択します。

    • 設定する値を入力します。

    • すべての設定が必要な値に変更されるまで、手順を繰り返します。

    • nを入力して次のプロンプトに進みます。

  • 構成設定の表が表示された場合:

    • 適切な行番号を入力して、変更する設定を選択します。

    • 設定する値を入力します。

    • すべての設定が必要な値に変更されるまで、手順を繰り返します。

    • 設定が正しいことを確認します。

    • Acceptを入力して構成を受け入れます。

    • nを入力して次のプロンプトに進みます。

  • 一部のプロンプトの場合、操作(「追加」「変更」または「削除」など)を選択するため、番号を入力する必要があります。入力した番号によって、次に表示されるプロンプトの順序が決定されます。

  • クラスタまたはマシンに追加するサーバーの選択などのプロンプトの場合、単一の値か連続する値の範囲、またはその両方を入力できます。

    • 1つの項目を選択するには、その項目の番号を入力します。

    • 複数の連続していない項目を選択するには、個々の値をカンマで区切って入力します。たとえば、項目1、3および5を選択するには、「1, 3, 5」と入力します。

    • 連続する項目の範囲を選択するには、その範囲の下限値と上限値をハイフンで区切って入力します。たとえば、項目2、3および4を選択するには、「2-4」と入力します。

    • 単一項目と連続する項目の範囲の両方を選択するには、それぞれの番号をカンマで区切って入力します。たとえば、項目1と項目3-5を選択するには、「1, 3-5」と入力します。