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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server RMIのプログラミング
11gリリース1 (10.3.6)
B61626-06
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1 概要とロードマップ

この章では、このガイド『Oracle WebLogic Server RMIのプログラミング』の内容と構成について説明します。

ドキュメントのスコープと対象読者

このドキュメントは、Remote Method Invocation (RMI)とInternet Inter-ORB Protocol (IIOP)の機能を使用してe- コマース・アプリケーションを構築するアプリケーション開発者を対象としています。Web技術、オブジェクト指向プログラミング技術、およびJavaプログラミング言語について読者が精通していることを前提としています。このドキュメントでは、WebLogic Serverが提供する付加価値の高い機能を紹介し、RMIを用いたアプリケーションを開発する際のWebLogic Server機能の使い方について主要な情報を示します。

このドキュメントの手引き

このマニュアルでは、JavaSoft Remote Method Invocation (RMI)仕様に基づいたOracle WebLogic Server RMI実装について説明します。Oracleの実装をWebLogic RMIと呼びます。

関連ドキュメント

WebLogic RMIに関連するトピックの情報は、以下のドキュメントを参照してください。

  • http://download.oracle.com/javase/6/docs/technotes/guides/rmi/のJava RemoteMethod Invocation (RMI)のセクションに、Remote Method Invocation (RMI)に関する基礎的なチュートリアルへのリンクがあります。

  • 『Oracle WebLogic Serverアプリケーションの開発』。WebLogic Serverアプリケーションの開発ガイドです。

  • 『Oracle WebLogic Server JNDIのプログラミング』。WebLogic Java Naming and Directory Interfaceの使用方法に関するガイドです。

  • 『Oracle WebLogic Serverスタンドアロン・クライアントのプログラミング』。WebLogic Serverと相互運用する共通スタンドアロン・クライアントの開発に関するガイドです。

  • 『Oracle WebLogic Serverパフォーマンスおよびチューニング』。WebLogic Serverアプリケーションのパフォーマンスをモニターして改善するための情報が提供されます。

  • http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/tech/corba-135898.htmlでは、CORBAとJavaプラットフォームの概要が説明されています。

  • http://download.oracle.com/javase/6/docs/technotes/guides/idl/index.htmlには、標準のIDL (Object Management Group Interface Definition Language)とIIOPの使い方に関する情報があります。

  • http://www.omg.org Object Management Groupのホームページです。

  • http://www.omg.org/technology/documents/index.htmCORBA言語マッピング仕様

サンプルとチュートリアル

このドキュメントの他にも、様々なサンプル・コードやチュートリアルが開発者向けに用意されています。それらのサンプルとチュートリアルはWebLogic Serverの動作を例示し、主要な開発タスクを実行する実際的な手順を示します。

独自のアプリケーションを開発する前に、まずRMIサンプルの一部またはすべてを実行することをお薦めします。

Avitek Medical Recordsアプリケーション(MedRec)とチュートリアル

MedRecはWebLogic Serverに付属したエンドツーエンドのサンプルJava Platform, Enterprise Edition (Java EE)アプリケーションであり、一元的で独立した医療記録管理システムをシミュレートします。MedRecアプリケーションには、患者、医師、および管理者に対して、様々なクライアントを使用して患者のデータを管理するフレームワークが用意されています。

MedRecはWebLogic ServerとJava EEの機能を例示し、Oracle推奨のベスト・プラクティスを重要点として示します。MedRecはWebLogic Server配布キットに含まれており、Windowsマシンの「スタート」メニューからアクセスできます。Linuxなどのプラットフォームでは、WL_HOME\samples\domains\medrecディレクトリからMedRecを起動できます。WL_HOMEは、WebLogic Platformの最上位のインストール・ディレクトリです。

MedRecには、Webアプリケーション、Webサービス、ワークフロー・アプリケーション、および将来のクライアント・アプリケーションからのリクエストを連携して処理する複数のエンタープライズJava Bean (EJB)で主に構成されるサービス層があります。このアプリケーションには、メッセージドリブンEJB、ステートレス・セッションEJB、ステートフル・セッションEJB、およびエンティティEJBが含まれます。

WebLogic Server配布キットのサンプル

Weblogic Serverでは、オプションでAPIサンプル・コードをWL_HOME\samples\server\examples\src\examples (WL_HOMEはWebLogic Serverの最上位インストール・ディレクトリです)にインストールできます。WebLogic Serverのスタート・メニューからサンプル・サーバーを起動して、サンプルとその実行手順に関する情報を確認できます。

このリリースでの新機能と変更された機能

このリリースで導入されたWebLogic Serverの新機能の一覧については、『Oracle WebLogic Serverの新機能』を参照してください。